軽いルアーには軽いリール、重いルアーには重いリールがバランス良いように感じてます。
同じロッドでもセットするリールによって投げやすさって変わりますよね。
あえて重いリールを載せるメリットと古いリールをカスタムするというお話。
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コンパクトリールの重量
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
「本格的な冬が近づいてくるとシャッドの出番」、という声を良く聞きますが、自分は巻物が苦手です(笑。
まずキャストが下手なので、軽いプラグを上手くキャスト出来ないんですよ。
なんとか道具の力を借りてアドバンテージを得ようともがいてるのですが、巻物はリールとロッドの組み合わせでも投げやすさって変わりますよね。
今シャッドを投げるとしたら、やはりベイトタックルになるのですが(商売的にもw)、シャッドと一口に言っても沢山の種類があります。
この場合ミノー類やジャークベイトも合わせて考えますが、そのアクションだけじゃなく、大きさや重量なども相当に幅がある訳ですが、それらを投げるロッドも合わせるリールによって結構フィーリングが変わるんです。
そこで、これまで自分が感じてきたセッティングを書き出していきたいと思います。
ちなみに自分は巻き偏差値が「2」しかありませんので、戯言レベルでお考えくださいね(笑。
無駄に軽いリール
SHIMANOのリールが好きな自分なので、シマノリールを中心に書いていく事をお許しください(笑。
おおよそ三年前からバス釣りを再開した自分ですが、それからの三年間はリールパーツのデザイン・製造の仕事をさせてもらってる関係で、リールは自分の好きな機種を使える環境にあります。
その中で思う事なんですが、最近のリールはやたらと軽いんですよね。これはもう、ムダに軽いと言っても良いレベル(笑。
特にグラス素材のロッドに乗せてみると、軽すぎてバランスが悪いと感じてしまうほどなんです。
グラスロッドには重いリール
自分は現在SHIMANO製のグラスロッドを2本持ってるのですが、一本が17EXPRIDE163ML-Gと、もう一本がゾディアス166ML-Gです。
ゾディアスが純粋なグラスなのに対して、エクスプライドの方はコンポジットという事でカーボンとグラスのハイブリッドですね。なのでエクスプライドの方が軽いんです(長さも短いので当然ですが)。
で、そこに乗せるリールなんですが、ゾディアスには軽いリールはバランスが悪いです。決して重いロッドではないですが、グラスのブランクスは先端にいくほど重みが増すので、手元にはそれなりに重量があった方がバランスが良いように感じました。
これはたとえ5gのシャッドを投げる時でも、軽いリールを合わせるとキャストはやりにくかった。やはりフルグラスのロッドには今時のロープロの(超軽量)ベイトフィネスリールは合わないですね。
過去に試した中では、やはりSHIMANO17カルカッタコンクエストBFS HGがキャストフィール・タックルバランスで最高に投げやすかったですが…。
グラスコンポジットのショートロッド
ゾディアスに軽いリールは合わないと感じた自分ですが、17EXPRIDE163ML-Gの方は必ずしも重量のあるリールが良いとは言えないと考えてます。
17EXPRIDE163ML-Gは軽量リールをセットする事で、非力な自分でも片手で無理なくキャストできるんですよね。
ただ、それは軽量ルアーをキャストする場合の話であって、これが10gを超えるようなルアーの場合はどうしてもダブルハンドルでキャストした方が楽。
つまり投げるルアーの重量によって乗せるリールのマッチングが変わるように感じる訳です。いや、確実に変わる。
しかし市場には重量のあるロープロの小径スプールを搭載したベイトフィネス専用機は存在しないんですよね。
そこで過去機種のカスタムモデルが頭に浮かぶんです。
それが自分の場合、かつての愛機・SHIMANOスコーピオン1001という訳です。
スコーピオン1001
自分が昔から使ってきたSHIMANOスコーピオン1001というリールがあるのですが、かなりのコンパクトさで使いやすいんですよ。
古い機種なので、ノーマルで使うとスプールの回転が今時のリールに比べて良くないです。でもカスタムスプールの祖でもあるAvailさんからスコーピオン1001用のフィネススプールがリリースされてたんですよね。
サポートして頂いてるので、そのスプールを使わせてもらってるのですが、もう同じリールとは思えないフィーリングです(現在は在庫切れとか)。
年代もののリールなので重量はそれなりにあるのですが、それが逆にグラスロッドとのバランスを取る時に良いんですよ。
軽くてロープロでローギヤなリールはありますが、そこまでロープロ過ぎない、程ほどに重量のあるローギヤのリールって今無いじゃないですか?
そう言う意味では古いリールをカスタムして使うのはアリだと思いますね。ベイトフィネスのような小径スプールで重量のあるリールって少ないですから。
SHIMANO17カルカッタコンクエストBFS HGが最高峰だと思いますが、お値段も最高峰ですしね(苦笑。
それなら中古で小径スプールの機種を探して、カスタムスプールに載せ換えてしまった方が断然安上がりです。
17EXPRIDE163ML-Gで軽いシャッドを投げる時はSHIMANOアルデバランMg7を乗せてるのですが、これがもう少し重量のあるルアーを投げる時はスコーピオン1001の方がバランスが良いと思ってます。
カケヅカ的まとめ
ここまでの自分的結論を言うと、片手でキャストできるルアーの場合は軽いリール、ダブルハンドが投げやすいルアーの場合は重量のあるリールがバランス良いという事。
まあ当たり前なんですが、ある程度重量のあるルアーは片手ではキャストしにくいですから、ロッド自体の重量はあまり問題ではないという事ですよね。
というか、ロッドが適度に重い方がキャストも安定するように感じます。
昔はロッドは軽ければ軽い方が正義だと思ってました(リールもね)。それはフィールドがスレてきて、ライトリグやスモールプラグの釣りが進化した事と関係してるんでしょうね。
でも、時代は巡るもので、みんながみんなライトリグやスモールプラグをやりだすと、今度は普通サイズのルアーで普通の釣りをすれば釣れるという事になってくるんです。
もちろんどんな釣りにも奥の奥があって、突き詰めると人に釣れない魚を触れるようになるんでしょうけど。
簡単に釣れない時にどの方向に走るのかは人それぞれです。でもグラスロッドに重いリールという、一見時代遅れに見えるやり方も見直してみると理に適ってるんですよね。
カスタムパーツが充実してる現代だからこそ、ロッドに搭載するリールは無限の選択肢があるように思います。
中古で古いリールを調達してスプールを入れ替えるだけでも、あなたのお気に入りのルアーを投げる専用リールとして活躍してくれるかもしれませんよ(笑。
というリールカスタムの楽しさについて巻き偏差値2のオッサンがほざいてみました。
ではでは