SHIMANO(シマノ)14スコーピオン クラッチの位置は高いなぁ

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今日は午前中にHEDGEHOG STUDIOに行ってきました。

 

最近新規デザインの仕事が無かったので

あまり打ち合わせをしていなかったのですが、

久々に新型クラッチのデザインをやります。

(*^-゚)vィェィ♪

 

今回はSHIMANO14スコーピオンです。

 

画像のものは若干カスタムパーツが付いているものの

これでボディやハンドルはノーマルです。

 

なんというか、剛性高そう。

 

今ビッグバスハンターの間では

同じSHIMANOのアンタレスに変わり

この14スコーピオンが主流になりつつあるようです。

 

ローギヤでスプールはかなり深溝

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まあ、今更商品レビューをしてもしょうがないので

クラッチとの関係性について考えていこうと思います。

 

自分がクラッチをデザインする時に重視するのは

当然スプールとの相性です。

 

ただしこれは百人十色というか、

人によって価値観はちがいますよね。

 

13メタニウムのような万能型の機種だと

結構方向性を決めるのは悩むんですが、

この14スコーピオンのように趣旨がハッキリしている

モデルはやりやすいですね。

 

堅牢なボディやハンドル、深溝スプール、

そして6.3対1のローギヤとくれば。

 

太い号数のラインを沢山巻いて

ビッグベイトや重量のあるルアーをロングキャスト

でモンスタークラスを狙っていく、

というスタイルに絞って考えていけば良いという。

 

比較専用グリップでフィッティング

 

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リールのフィッティングはいつも同じロッド、

というか、グリップで検証しています。

 

狭い事務所の中ではどんなに短いロッドでも

つっかえちゃいますんで。

 

で、画像にあるのは往年のTDバトラーシリーズ、

バトラーリミテッド・ハリアー80のグリップです、ドーン!

 

ってグリップが外れるロッドがこれしか無いだけ

なんですけどね。オイオイ・・ (;´д`)ノ

 

でもこのロッドグリップ、今時のロッドと比べても

かなりローダウンされていて、

年数が経った今でも使いやすいんですよ。

 

で、セットしてみると…

14スコーピオンってクラッチに位置高いんすね。

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なんでこんなに高い位置に設定されているんでしょうか?

 

しかも指を置く面がフラットに近い。

 

まあリール自体がかなりロープロなんで

特別クラッチが切りにくいというほどではないですが、

もっと低い位置で、親指に対して角度が付いていた方が

切りやすいと思うな、うん。

 

ここは自分の好みがかなり関係してくるんですが、

自分はサミングの時結構親指の先端の感覚を

大事にしたいので、

クラッチの位置は低い方がすきですね。

 

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最初に手がけたSHIMANO製リールのクラッチは

12アルデバランBFSのものでした。

 

これが今のところ人生最高傑作で、

完成度めちゃ高し!(当社比 なんのこっちゃ)

 

でも冗談抜きで、このクラッチ気もち良いんです。

質感、角度、R面のしっくりさ加減。

 

約2年前にデザインしたのですが、

中々これを大きく超えるものが出来ないと

思うくらい完成度が高い。

 

まあ偶然の産物なので(言っちゃったよ 汗)、

狙うとうまくいかないんですよ…

( ̄へ ̄|||) ウーム

 

今のクラッチを作る上でこのBFS用クラッチ

他の同系機種にも互換性有

が自分の中での基準となってます。

 

やはりローダウンか

ビッグベイトや重量のあるルアー(1オンス以上)

を前提として考えると、

やはりそれなりに太いラインをロングキャストする

方向性になりますよね。

 

過去に14カルカッタコンクエストのクラッチ

手がけたのですが、

同じような方向性になると思ってます。

 

リンクしたHEDGEHOG STUDIOのホームページに

自分の考えを説明してますので

よかったら一読して頂きたいと思います。

 

とりあえず久々の新規デザインだし!

 

ガンバンベっ!!((o(゙ε゙)o))ウズウズ888

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