18バンタムMGLにAvailマイクロキャストスプールを入れて、さらにそれをマグネットブレーキ化したものを『スタッガーワイド』のバックスライドセッティングで使ってみました。
結果メチャ快適に使えるようになったので、使用感など書いてみたいと思います。
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18バンタムMGLのベイトフィネス化
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカです。
シマノ18バンタムMGLに浅溝スプールを入れるとベイトフィネス機に近いフィーリングになるのか試してみました。
結果はそこまでベイトフィネスっぽくはならないですが、かなり軽いものを快適にキャストできる事が判明。
もともと自分の『18バンタムMGL』には『Availマイクロキャストスプール』を入れて使ってたのですが、さらに『マグネットブレーキシステム』を追加してみたんです。
決してベイトフィネス専用機ではない『18バンタムMGL』ですが、ベイトリールは”ベイトフィネス機寄りにすると使いやすくなる”というのが自分の考えでして。
つまり快適にキャストするためにはベイトフィネステイストを取り入れてやると良いと思ってるんですよ。
「あくまでも自分の今の環境において」という前提ではありますけどね。
その前提とは、レンタルボート&エレキスタイルで、軽めのルアーをショートキャストしていくようなスタイルです。
ただ軽いルアーをより遠くへ投げたいならベイトフィネスリールをカスタムすれば良いのですが、今回あえて『18バンタムMGL』でどのぐらい軽いルアーを快適に使えるのかを体感してみました。
スタッガーワイドのバックスライドで実験
これから本格的な夏になると楽しくなるのがギル系ワームのバックスライドリグです。好きなんですよねこの釣り。
色々あるギル系ワームの中で自分が好んで使うのは『スタッガーワイド』シリーズ。理由は単純で、いつでも手に入るから。
亀山ダムではもはやエサと言われている『depsブルフラット』シリーズですが、入手困難過ぎて使う気にならないんですよね。しかもNBCの試合で使えるFeco認定品ともなると売ってるところを見た事がない。
最近ではOSPの『ドライブSSギル』も安定供給されるようになってきましたね。これでサイズ展開が充実してくればもっと出番が増えるかもしれません。
その点『スタッガーワイド』なら豊富なサイズ展開に加え、ネットでも実店舗でもまず買えない事はないですから。
そんな『スタッガーワイド』を使った《バックスライドリグ》で『18バンタムMGL』を使ってみた感想を紹介します。
いきなり釣れたぞ!
去年2018年の夏の三島湖で開眼(?)したバックスライドセッティングの『スタッガーワイド』ですが、今回は亀山ダムでいきなり釣れました。
房総チャプターの前週プラ的な釣行だったのですが、珍しく折木沢方面を釣っていて、滝が絡む岩盤に向かってロングピッチでサーチ的に使っていた時にラインが走り。
この時のタックルですが、
ロッド:エクスプライド169H
リール:18バンタムMGL HG(アベイルマイクロキャストスプール×マグネットブレーキシステム)
ライン:PEライン2号(デュエルHARDCORE X4)リーダーにフロロ14ポンドを約1m
ワーム:HIDEUPスタッガーワイド4インチ(ソリッドブラック)
フック:ICHIKAWA T-3 #5/0
シンカー:アクティブミサイルシンカー1/16oz
ちょっと補足説明しますが、なぜ『エクスプライド169H』という硬いロッドを使うのかというと、フッキングが上手くいかないんですよね、スタッガーワイドのバックスライドセッティングって。
やってみるとわかるんですが、フックをナローにして小さくした方が良い動きをするんです。でもワームのボリュームがありすぎてフックが上手く刺さらないんですよ。
なので思い切って硬くて強いロッドで試してみたんです。これは中々良い感触でした。
それとシンカーは1/16ozより重くても良いと思いますが、それより軽いと『スタッガーワイド』4インチはテールがピロピロしません。微妙に動いてはいるんでしょうけどね。
PEラインを使う理由は大きく2つ、スプール重量を軽くする事でキャスト時の立ち上がりが良くなりブレーキも良く効く事、もう一つはバックスライドセッティングでルアーの自由度が上がる事。
上記タックルでキャストは全く問題ないのですが、逆にこれなら別にマイクロキャストスプールにマグネットブレーキシステムじゃなくても良い訳で(笑。
まあ朝のボーナスタイムに釣れてくれたバスだと思って、ここからバックスライドを煮詰めていく作業に移る訳です。
18バンタムMGLでどこまでサイズダウンさせられるのか
『スタッガーワイド』の4インチは普通のベイトタックルでも十分キャストできるボリューム感なので、それ以下のサイズではどうなのか試してみました。
繰り返しますが、これをわざわざ18バンタムMGLでやる必要はないのですが、個人的にやってみたかったんですよね(笑。
まずはワンサイズ落とした3.3インチ。ロッドやラインはそのままで、フックとシンカーをサイズに合わせて変えてやります。
参考までに、フックを『ICHIKAWA T-3 』の#3/0に、ネイルシンカーを『アクティブミサイルシンカー』の1/20にしました。
今回はロッドが『エクスプライド169H』という硬いロッドなので、そもそもオーバーヘッドやサイドキャストはちょっと無理がありました。でもピッチングでなら問題なく使えるレベルでしたね。
『スタッガーワイド』にはこの下に2.7インチがあるのですが、それに関しても1/20ozのネイルシンカーをセットすればピッチングで十分に飛距離は出ました。
さすがにその下の2インチ以下は18バンタムMGLで使う必要もないと思いパスしましたが(笑。でも投げようと思えば投げられると思います。
なぜ18バンタムMGLで軽量ルアーを投げる必要があるのか
ここまでで不思議に思ったかもしれませんが、なぜわざわざ18バンタムMGLでこんなに軽いリグを投げる必要があるのか。
軽いルアーを投げるならベイトフィネス専用タックルを使えば良いし、そもそもスピニングタックルでやれば良いだけですよね(笑。
これは自分の感覚なんですが、バックスライドセッティングをカバーで手返し良く使いたいんですよね。
そのために強めのフックを使いたいし、それなりに強引なファイトになる事を想定して、ヘビーめのタックルを試しておきたかったんです。
もともとハリアー80改にPEラインでやってたのですが、やはりカバーから距離を取ってアプローチする必要があると最近実感してまして。
近年の亀山ダムは青々とした葉が水中まで入り込んでるゴージャスカバーが全く無くなり、大型のバスが以前ほどカバーに依存してないように感じるんですよね。
自分の得意とする超接近戦がイマイチ機能しにくい状況が続いてるので、カバーから距離を取ってフィネスなリグを入れなければ食ってこない状況が確実に増えてると感じていて。
なので今回のように18バンタムMGLにヘビーロッドでのフィネスアプローチに食指を伸ばしてると言ったところです。
超接近戦が完全に終わった訳では決してないですけど、自分的に手駒を増やす事に必死なんだと思ってください。
18バンタムMGL1台で幅広く使える
18バンタムMGLにAvailマイクロキャストスプール&マグネットブレーキシステムを搭載する事で、思った以上に軽いリグを扱えるようになる事がわかりました。
ただし『18バンタムMGL』は元々ベイトフィネスをやるためのリールではないので、「カバーの中にフィネスなリグを入れて強引なやり取りをする」などのある意味特殊な状況で使う事を前提としています。
もちろん使いみちは個人の自由なので、単に18バンタムMGLというリールが好きで、色んな釣りをこのリールでやりたい人なら無条件にカスタムスプールはオススメです。
あとはオカッパリの方でタックルの本数が制限されてしまう人が18バンタムMGLを使う場合、替えスプールとしてPEラインを巻いたマイクロキャストスプールを持って行くのは超オススメですよ。
状況に応じてビッグベイトから『スタッガーワイド2.7』のバックスライドセッティングまでを1台のリールで出来てしまいますからね。
そういう意味ではオカッパリの人こそ18バンタムMGLを選んでもらう意味があるのかもしれません。
さいごに
剛性感が売りの『18バンタムMGL』をベイトフィネスとして使うという、ちょっとキワモノっぽい使い方でしたが、どうでしたでしょうか。
現在Availからは18バンタムMGL用のマイクロキャストスプールは2種類発売されていて、今回使った浅溝の他に中溝(?)のスプールもラインナップされてます。
幅広く色んなタイプのルアーを使うならそっちの方が良いと思いますが、PEラインを使ってベイトフィネス寄りに使うなら浅溝スプールが面白いと思いました。
それにしても18バンタムMGLをベイトフィネスとして使う事は無意味だと思われるでしょうか。個人的な感想ですが、18バンタムMGLって巻き上げトルクが高い分安心感があるんですよね。
ちなみにハンドルを長いものに替えてるのですが、バスを掛けた時に軽い力で巻いて寄せられるように感じてます。これはベイトフィネスリールには無い特性ですよね。
エクスプライド169Hのような硬いロッドに18バンタムMGLを組み合わせてフィネスな釣りをするという、一見キワモノ的な使い方ですが、それが活きる状況が確実に存在するんですよね。
あくまでもリールやタックルの可能性を広げるという意味で試してみましたが、どなたかの参考になれば幸いです。
では。
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