【今回はカメラ艇だぞ】房総チャプター2019第4戦参戦レポート

カメラの前で思いっきり恥を晒してきましたが、でも久しぶりに自分自身集中して釣りができました。

 

やっぱりカメラが回ってるって緊張しますね(笑。

 

今回は写真少なめです。

 

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年間ランキング争いに関係ないオッチャンに白羽の矢

 

みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカです。

 

今回の房総チャプター第4戦では、カメラマンを乗せて自分の釣りや試合の様子を撮影してもらいました。

 

先月房総チャプター会長の椎谷さんよりメールを頂き、NBCの動画撮影に協力して欲しいとの依頼がありまして。めったに無い事なので「自分のようなものでよろしければ」と快諾。

 

このブログの事も考慮してくれたようで、房総チャプターやNBCの動画の拡散にお役に立てればと考えました。

 

それにしても「もっと有望選手に乗った方が良い動画になるのでは?」と自分も含めて誰もが思ったでしょうけど、そこは色々事情があったようで。

 

まあぶっちゃけ年間ランキング争いをしてる強豪選手には無理に乗せられないし、ここは「タイトル争いに関係ないオッチャンが適任だろう」という判断だったのではないかと勝手に推測(笑。

 

レンタルボート戦では船の大きさや人1人と機材の重量はかなりのハンデになりますからね。

 

それでも自分の試合中の釣りを動画に撮ってもらえるというのは中々ないですから、良い思い出になればとお受けした訳です。

 

前日プラはどうだった

 

ざっくり前日プラクティスの様子をお伝えしたいと思います。今回カメラ同船という事で、いつもより大きめの14フィート艇で出る事にしました。

 

亀山ダム14フィート船

房総チャプターで初めて乗った14フィート船。魚探の振動子ポールは付かなかったけど安定感抜群で乗りやすかった。試合で二人乗りならこれ一択だと思いました。

 

しかしここでハプニング‼️ なんと魚探の振動子ポールがセットできません(汗。

 

バウデッキが12フィート船の形に合わせてあるので、14フィート艇だと長さが合わないんですね。いや、そこ全然気にしてなかった(汗。

 

仕方ないのでボート屋さんでシャコ万をかりてハイデッキに固定したのですが、なんとも不安定。これでは全開走行は危なくてできません(いつも全開にはしませんが)。

 

一日プラをしてみて、試合当日は移動のストレスと天秤にかけ、魚探なしで挑む判断をしました。

 

まあいつものように全然見えてないプラなので、なんとなく水の色とスタート地点からの距離で医院下筋のカバーに目星を付けてました。「なんなら魚探いらねーし」ぐらい思ってたので、本当に無しでいったりましたー(笑。

 

ザックリ振り返ると、まず本湖方面は水がイマイチ良くないように見えたので、ロングランするほどの価値は無いと判断。

 

試合当日に14フィートカメラ同船なので、移動に関しては無理は効かないと思ってた方が良いですからね。

 

それからこの時期の風物詩的な表層フィーディングがほとんど見られない。もっともフィーディングあったとしても手駒もってないですけどね…。

 

試合当時のザックリプランとしては、《医院下のカバーを行ったり来たりする》、これ(爆。

 

試合当日朝

 

今回カメラを回してくれるのは『有限会社サクシード・ジョイ』の八巻さん。試合当日の朝に初めてお会いした方でした。

 

レンタルボート戦に配慮して頂いたのか重い機材は無く、4Kのハンディーカメラと一脚のみという軽装での乗船。

 

ちょっとバタバタしましたが、最初からエレキのスピード勝負では勝てないのでまずまず余裕のスタートとなりました(笑。

 

サクシード・ジョイ

後ろに人を乗せて釣りの試合に出るのは初めての経験。朝から妙な緊張感がありました。

 

朝イチは予定通り医院下のカバーに向かいます。

 

 

ちなみにこの日の撮影では当然ながらバックシートのカメラマンさんは選手の手助けになるような事をするのはご法度。

 

ランディングを手伝うのは当たり前にダメで、応援するような声掛けでさえもダメなんだそうです。

 

例えば選手が釣れた時に「ナイスフィッシュ」とか言ったらダメだし、「頑張ってください」もダメ。

 

もちろんアドバイス的な事も言えないし、残り時間を教えたりするのもアウトらしいです。

 

軽い世間話的な感じはギリギリセーフとしても、余計な情報を選手の耳に入れたりするのはダメなんだそうで。

 

かと言って不正防止のために乗ってる訳でもないので、基本的に選手の行動には一切口を出さないとの事。

 

それが例えルール違反になるような事でも、その場では何も言えないのだそうです。

 

ただ一部始終をカメラに収めるだけ。べつにカメラ関係なく不正など考えてませんが、無意識にタブーを口にしてしまいそうで、嫌でもバックシートを意識してしまいますね(汗。

 

ルールに抵触しないですが、ミスした時に舌打ちしたり汚い言葉を口にしたりはしてしまいそう(笑。

 

そんな事を考えながらファーストエリアにバウを向けるのでした。

 

医院下のカバーからスタートフィッシング

 

当初のプラン通り医院下のカバーから釣りはじめます。

 

結果から申し上げますが、この日はアベレージサイズ一本で終了しました。ただし本当に色々とミスをやらかし、良い経験をさせてもらったと感謝です。

 

じつはこの日の医院下は結果的にウイニングエリアになるのですが、自分もそのタイミングでそこに居たという事になった訳で。

 

この日のウイナーであるOSP大塚高志さんが撃っていた場所を自分も触っていたんですね。まあ大塚さんとは見ていた景色が違ってたとは思いますが。

 

痛いミスといえば朝イチで、先週から手ごたえを掴んでいたドラクロ4.5カバーネコ×16RevoBF8アベイルマイクロキャストスプールが好調で、(自分的に)かなり離れた距離から沖に張り出している竹の枝越しにビシビシキャストが決まってました。

ノーマルで使ってたAbu16Revo LTX-BF8にAvailマイクロキャストスプールを入れたらまるで違うリールになってビビった‼️

2019年6月28日

 

そこでまずまず良いサイズと思われる魚をフッキングミス。魚の重みを感じてからフルフッキングしてしまい、フックが伸びてバラすという失態(汗。カメラが回ってる事を意識してしまったのかもしれません。

 

カメラの前でミスを連発

 

この日は医院下のカバーが好調でした。それと自分の集中力もマックスまで高まってたと思います。

 

沖まで張り出したレイダウン系カバーの隙間隙間にビシビシキャストが決まるし、岸際の薄ゴミのわずかな隙間にもおもしろいようにカバーネコが落ちてくれました。

 

そしてまずまずバイトが出せて、自分がいるエリアが熱いんだと確信できたのですが、とにかく魚が獲れない。

 

坂畑橋の手前のカバーから始めて奥までは張り出したカバーやブッシュのアウトサイドをカバーネコで撃っていき、折返してからはブッシュの奥や岸際にある濃いカバーをテキサスのフリップで撃っていきます。

 

水面が見えないブッシュカバーの中にテキサスをネジ込んでシェイクしてると「ググッ」と重くなるバイト。経験上デカいバスのバイトでしたが、フルフッキングをかますとドラグが「ズル」っと。

 

先週から使っている『DaiwaスティーズATW』に新品の『GT-Rウルトラ30ポンド』を巻いた時にドラグを緩めて保管してたのを締め忘れ。

 

フッキング後に枝化けし、どうしても外せなくてラインをまっすぐ引っ張った時に気づくという(汗。

 

自分でも気づかないうちにフワフワして足が地についてなかったのかもしれません。

 

ミスの連鎖

 

とにかくここ数年で一番というぐらい集中してました。やはりカメラが回ってるという緊張感でキャスト精度がやたら高まってたのでバイトもポツポツでましたし。

 

最近カバーで釣れないのは「単に集中してなかったから精度が落ちてただけだったんじゃないか」と思えるほど魚に近づいてたと思います。

 

しかし集中力とは裏腹に自分の気持ちは空回りで、ミスに次ぐミスの連続。中にはちょっと無いぐらいミラクルなバラしもやらかし、心が折れかけました。

 

でも逆にカメラが回ってる事で集中力を持続でき、「落ち込んだり反省してる暇は無い」と自分に言い聞かせる事ができてましたね。

 

タックルのおかげもありましたが、キャスト精度は最後まで落ちず、自分にしては攻めきった良い釣りだったと思います。ただ魚が釣れなかっただけで…。

 

ちなみにこの日釣った唯一キーパーは、カメラマンさんに断ってオーバーハングの中に突っ込んでチョイ投げしたカバーネコに食ってくれたヤツでした。

 

じつはこれも危なくて、木の割れ目にラインが挟まりPEラインが「ギュリギュリ」音を立ててまったくリールが巻けない状態だったんですよね(笑。

 

それを船を近づけてラインを丁寧に外し、やっと引っ張りだしてネットに収めたという。

 

下手したら余裕のノーフィッシュだったかもしれません(苦笑。

 

無念のストップフィッシング

 

途中一回本湖まで出たのですが、水が良くないのとめぼしいカバーでまったくバイトがなかったので、少しやってすぐに引き返しました。

 

その時点で残り時間が2時間以上あったので、絶対に揃えられると確信してたんですけどね。

 

医院下に戻って朝と同じカバーを舐めるように撃っていき、やはりバイトがポツポツありましたが結局一本も獲れず。

 

そしていつもの感じで医院下中流から15分前に帰着に向かうも、14フィート二人乗りという事を意識していたにも関わらず帰着ギリギリ。最後まで何か噛み合わない一日でした。

 

房総チャプター第4戦

結局アベレージサイズ一本のみで試合終了。なんともしょっぱい一日でした(笑。

 

 

試合結果/今回の偉い人達

 

試合結果の詳細はNBCのホームページで確認してもらう方が間違いないので割愛させて頂きます。

 

房総チャプター2019ノリーズカップ

今回の偉い人達。ウイナーの大塚さん含めこの中の3人とエリアがカブっていた自分。もしかして紙一重だったんじゃないかと妄想したり(無い無い)。

 

優勝はOSP大塚高志選手で、上でも書きましたがウイニングエリアの一つは医院下中流のカバーだったそうです。

 

4位の大江選手と5位の馬場選手のエリアも医院下という事で、たまたまとは言えエリアは間違って無かったようでした。ただ上位選手が獲った魚が自分には見えて無かったという事ですね。

 

試合全体で見ると中々タフだったようで、試合途中ですれ違った大塚選手もリミットが揃ってないと言ってました。ただし試合終了前のキッカーを獲るシーンは視界に入ってしまいましたが。

 

リミットメイク率が65.5%で一本平均561gという事なので、タラレバですが三本揃えてれば違う景色が見れたのではないかと思いました。

 

さいごに

 

いつものように釣れない試合でしたが、今回カメラマンさんに同船してもらい、思いもよらない集中力を出す事ができたのは大きな収穫だったと思います。

 

聞いた話ですが、この日のカメラマンさんが乗った選手は過去高い確率でお立ち台に上がるか優勝してるそうです。

 

自分の直前に乗ったのがあの五十嵐誠さんらしく、野尻湖では見事に20g差で優勝されたとか。

 

その話を試合前に聞いてたのですが、試合後に妙に納得してしまいました。程よい緊張感、サボれないと思うので無駄な事を極力しなくなる、そしてやはりカメラの前で釣ってやろうと張り切りますからね(笑。

 

たしかにレンタルボート戦では人ひとり分の重量は大きなハンデになります。でも見られてるという緊張感が良い方に転べば集中力に繋がる事もある訳です。この日の自分のように。

 

結果的に釣れませんでしたが、何も起こらずに終わった訳ではないので、自分的には楽しい試合となりました。

 

変な自信も付きましたし、確実に次回以降の釣りに良い影響があったと思います。

 

最後になりますが、房総チャプター会長をはじめスタッフ役員の方々、会場になったつばきもとボート様、そして同船して動画を撮影してくださったサクシード・ジョイ様、きありがとうございました。

 

今回の経験を活かして次の試合も集中して望みたいと思います。

 

では。