三月後半の房総チャプター2018開幕戦に向けて、試合当日を含めて4日間の日程で亀山ダムに浮いてきました。
結果的に魚を手にする事ができなかった花粉症フリッパーの奮闘を書き記しておきます。
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1人亀山合宿
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
過去三年連続で開幕戦ノーフィッシュの自分としては、四年目の今期(2018年)は何としてもポイントをゲットして、年間ランキング争いに夢を見たいと強く思ってました。
そこで去年の最終戦が終わってから、密かに次年度の開幕戦前に1人合宿を張る事を心の中で決意してたんです。
ただし、子持ちのお父さんならわかると思いますが、三月後半というのは子供の進級進学を控え、タイミングによっては卒業シーズンとも重なってしまうので、安易に口に出しても実行できるかわからないんですよね。
加えて三月はフィッシングショーも一段落して、リールカスタムパーツメーカーがもっとも忙しくなる時期でもあります。
そのタイミングでの4日間は色んな意味で無謀だと言わざるを得ない訳です(笑。
それでも自分の中に強い思いはあったし、仲良くさせてもらってる釣りブロガー(DeeeP STREAM)のKenDさんがアメリカに渡ってコアングラーとしてバスマスターの試合に参戦するという事件(?)に勇気をもらったりして。
国内で4日間の1人合宿くらい、アメリカに比べたら小さい小さい!、と自分を奮い立たせて(笑。
正直ほかの仕事に支障をきたしてますがw、やらずに後悔しても仕方がないので、先にボートと宿の手配をしてしまうという暴挙に打ってでました。
やると決めてからは話は単純で、その日程に合わせて家族を説得し、仕事先にも行く事を前提にもろもろ調整してもらうという我侭を通させてもらいました。
各取引先の皆様、このたびは自分の勝手を許して(?)頂き、本当にありがとうございました。
フィールドでしかできない事
さて、今回合計4日間の日程の中で、初日はボートのセッティングに多くの時間を割きました。
これは想定の範囲内で、これまでレンタルボートにセットするエレキやバウデッキ・ハイデッキなどは、人からのもらいものや自作した木製のものだったのですが、どれもイマイチ使い難いと言った感じでした(作ってくれた方々ごめんなさい)。
バウデッキはアホほど重くてデカかったし、ハイデッキは亀山ダムの12フィート専用のものじゃなかったので、よくずれたりして、落水の危機が何度もありました(苦笑。
2018年からそれらを一新。 こちらは別記事で書きますが、今年から遊心T-style製のバウデッキとハイデッキ(ツライチ)で亀山ダムに浮く事になります。
そしてもうひとつ、ライブウェルも遊心製のものにしたのですが、こちらはちょっと訳ありというか、部材を提供して頂き、配線や部材の組み込みは自分でやる事にしたんですよね。
その際のボートのバランスや、配線の取り回しなど、フィールドで実際の船の上でないと出来ない事があるんです。
これまでちゃんとやった事がなかったのですが、今回はしっかり時間をかけて船のセッティングをやろうと決めてました。
それが実際のロッドを振る時間を減らした事になりますが、ある意味釣りをするより大事な時間であったと思ってます。
一度はちゃんとやらなくてはいけなかった事ですから、時間をかけて納得のいくセッティングができました。
釣りをするハード面は過去最高レベルに整ったので、後は思いっきり釣るだけ…、だったのですが(笑。
春は速い
今回の4日間は天候の変化など全くなく、ほぼ4日間ともに穏やかな晴れの日が続きました。
バスフィッシングをする上で、試合直前の数日間が安定してる事は概ね望ましい事で、特に長期練習をしてる選手にとっては吉と言って差し支えないでしょう。
春以外であれば。
自分が入った三月終盤の4日間、それはそれは目まぐるしくフィールドが変化したように感じました。
ブラックバスの春と言えばスポーニングですが、その行動パターンは教科書どおりには決していかず、どんなにキャリアが長い人でも読むのが難しい状況ではないでしょうか。
それが自分の場合は早春からスポーニングまでが苦手で、「春のリザーバーにパターン無し」という格言があるくらいですから、何をやっても釣れるし、また何をやっても釣れないのが春と言えるのかもしれません。
他の季節なら天候が安定して数日釣り込めば、フィールドや魚の状況は把握できると思います。それが春だけは逆とも言えるんですよね。
天候が安定して暖かかったので、フィールドの他の生き物の行動パターンまで影響を与えてしまったと言うか…。
まず自分がフィールド入りした25日、宿に隣接するキャンプ場の桜は2~3分咲きでした。
それが試合前日には8分咲き、試合当時にはド満開に近い状態までなったのですから、一気に春が進んでしまったようです(その数日前には一日雪の日があった)。
詳しい事は別記事で説明しますが、初日から試合当時までの4日間で安定したパターンなどは無かったらしく、釣り終わりに桟橋で人から聞いた釣り方は、翌日には消滅してたりと、とにかく目まぐるしいかったですね。
二日目から始まった鯉のはたきにはお手上げでした(試合当日はシャロー全域でバシャバシャw)。
自分の引き出しの少なさと相まって、後手後手に回って結局魚を手にする事が出来ませんでした。
自分的には「まさに亀山ダムの春」と言う釣りを展開したつもりだったのですが、そのどれもが後追いで、数日間で一気に加速する春に追いつく事が出来ないまま終わってしまったという感じです。
さいごに
そんな訳で都合4日間、長年通い馴れた湖を1人で釣り込んだのですが、結果的に一匹の魚も触る事が出来ませんでした。
バス釣りにおける最も熱いシーズン、最もビッグフィッシュが期待できるシーズン。
色んな意味で人も魚も盛り上がるシーズンに、バス釣りキャリア30年のオッサンが本気の本気で挑んで、4日間完デコという大惨事(笑。
でもまあ、これがリアルです。バス釣りは何が起こるかわからない。
月並みな言葉になりますが、この経験が回り回って未来の自分にヒントをくれると信じたいです。
ただ、ひとつだけ言える事があるとすれば、こんな4日間でしたが、最高に集中したし、最高に楽しかったという事(笑。
こんな苦し楽しい遊びがバス釣りという事なんでしょう。
これを糧に、いつか春爆というヤツをハメてみたいものです。
さいごに、無理な日程にもかかわらず亀山ダム合宿に行かせてくれた家族に「ありがとう」を言わせてください。
いつも帰りが遅くなるのに、寝ないで待っててくれる長男。いつか優勝の盾をプレゼントしてあげたいな。
取り急ぎ乱文失礼しました。