釣り道具を好きなだけ買えるから、という理由で今の仕事をしてます。
なので新作リールはもちろん購入しますが、でも使わなくなった型落ちリールはどうするの?というお話。
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2020釣りフェス直前に思うこと
こんにちは、ほぼフリッパーのかけづかです。
今週末はいよいよ釣りフェスティバル 2020ですね。自分は金曜日の午前中からパシフィコ横浜にいく予定です。
KDWはまだまだ弱小メーカーですから、釣りフェスに出展なんて夢のまた夢な訳ですが、一応釣りに関わるものを作って生計を立てられてるので、業者枠として色々見させて頂こうと思ってます。
さて、釣りフェス直前の深夜にSHIMANOが2020年の新製品を発表しました。
自分はリールカスタムパーツの製造を生業としてますので、やはり気になるのは新作リール。
中でもSHIMANOフラッグシップ機のフルモデルチェンジである【20メタニウムMGL】には度肝を抜かれましたね。間違いなく2020年の目玉リールだと思います。
リールの詳細は黒田プロのブログをご覧になってもらうとして、とにかく自分はこのリールを絶対に買うと決めてますし、実際の釣りでもメイン機になる予感しかしません(笑。
その他にも未発表のリールがあると思われますが、仕事の都合もあり、メーカー問わず主要なリールは購入する事になります。
でもそうなると型落ちのリールはどうするのか。これが一般の釣り人なら使わなくなったリールやロッドは次の釣り道具を買う資金にするために売却するかもしれません。
売却に対して特に思う事はないです。自分も若い頃はよく釣り道具を売ってたので気持ちはわかるつもりです。最初からちょっと使っただけで売るつもりの人とは価値観合わないけど(笑。
ただ、もし資金が潤沢にあったとしたらどうでしょうか。宝くじにでも当たって、広い釣り部屋があって、型落ちリールを売らなくても良いなら、歴戦を共にしたリールはわざわざ売りたくないと思いませんか。
いや、すみません。思いっきり主観でものを言ってしまいました。
自分だったら新しいリールを買っても、それまで使ってたリールは売りたくないと思ってしまいます。
そしてリールがどんどん増えていく状況が堪らなく幸せなんですよね。
そんな環境が欲しくて今の仕事をしてると言っても過言ではないんです。
毎年性能が上書きされる新型リール
それにしても毎年毎年、良くこれだけ前年を上回る性能のリールが登場するなと(苦笑。
手持ちのリールだけで十分釣りになるのに、でも新しい機種には目を奪われてしまう。
道具の性能っていうのはトレードオフの関係で、何かを特化させたらその分何かを切り捨ててくれないと困る訳ですよ。それがなんですか。
今度の20メタニウムは全部乗せだって言うじゃないですか。困るなー(笑。
[blogcard url=”https://nanabunnoni.net/20metanium-release/”]
これまで使ってた16メタニウムMGLだって凄く良いリールだし、なんなら13メタニウムだって全然現役一軍で使ってるんです。
それが20メタニウムに全部入ってるとなると、リールをすべて20メタニウムにしたくなっちゃうじゃないか。
だって16メタニウムMGLにあって20メタニウムに無いものが見当たらないんだもん。
ただね、実際には最新の高性能リールが出たからと言って、手持ちのリールを全部入れ替えるようにはならないですよ。
だって今持ってるリール達は使い慣れてるんだから。
自分はバスプロではないし、年間釣行回数が100日を超えるようなエキスパートアングラーでも無い、ただのオッサンです。
なので愛用してるリール達は全然傷んでない(笑。
なによりリールのカスタムパーツ製造業なので、手持ちのリールはすべて自分専用にフルカスタムしてるんですよ。
なので例えば2019年は19アンタレスより18バンタムMGLの方が使用頻度が高かった。
基本性能は間違いなく19アンタレスの方が高いのに、自分にとって使いやすいのは18バンタムカスタムだったんですよ。
釣り道具ってそういうところあるよね。
20メタニウムやべー。バンタムどうすんだよ。でも大丈夫。きっと来年も再来年も予想を裏切る凄いリールが発表されて今持ってるリールどうするってなるから。
だから今自分が持ってるリールを安心して使い続ければ良いし、必要でもそうじゃなくてもこの先意味なく釣り道具を買い続けるんだからさ。— かけづか:KDW代表 (@kakedukaSS) January 14, 2020
さいごに
毎年発表される新型リールに興味の無い人は少ないですよね。自分も毎年この時期は各社のリールを見るのが楽しみです。
そして最新型のリールは何種類か必ず購入するのですが、旧タイプのリールと並べて比べてみるのが好きですね。進化の過程を見てるようで。
ただし、どんなに優秀なリールでも人によって合う合わないがあります。
カスタムパーツ屋としては、人によって好みが分かれる部分に、選択肢を付け加える事が仕事だと思ってます。
例えばクラッチレバーがそうだし、スプールやハンドルもそうでしょう。自分はスプールやハンドルは作れませんが。
リールは釣り道具なので、自分は魚を釣るための道具としてリールを見ますが、そこに所有欲みたいなものを付け加えるとより愛着が湧くんですよね。
愛着があるリールは大事にするし、大事にしてる道具は釣れる道具だと考えます。
直接的に釣果に関係する訳ではないですが、リールに愛着が湧くようなパーツを作るために、毎年新作リールを楽しみに確認したいと思ってます。
それでは。
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