完全にひとつのジャンルとして確立されたベイトフィネス。
確かに良く釣れるし、楽しいのですが、専用タックルじゃないやりにくいのがネックですよね。
ここ数年で自分が感じているベイトフィネスのタックルについて考えてみました。
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ベイトフィネスの起源はリールカスタム?
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
ベイトフィネスって元々はリールカスタムから始まったように思うんですが、合ってますでしょうか?
自分の知る限り、世界で始めてバスフィッシング用のベイトリールのスプールを自作して軽量ルアーを投げられるようにしたのはAvailの社長だと聞いてます。
元々渓流ルアーマンだったAvailの社長が、手持ちのAbu2500Cで軽量ルアーを投げたくて自作したのが今の仕事に繋がってるとの事。
まあ、もしかしたら全国で同時多発的にリールカスタムが流行ったという事かもしれませんが、現在これだけ広がりを見せてるという事は多くの方に受け入れられてるという事ですよね。
バス釣りとベイトフィネス
ベイトフィネスと言うとバスフィッシングだけのものだと思ってる方もいるかもしれませんが、トラウトの世界でもベイトフィネスは確立されてるようです。
というか、むしろトラウトの方が進んでるのかもしれませんね。
自分は仕事柄リールメンテナンスのプロの人と話しをする機会があるのですが、バス釣りで使うベイトフィネスは結構大雑把のようですよ(笑。
ブレーキセッティングや各部のクリアランスなど、トラウトマンはかなりシビアにセッティングを出してるみたいです。
まあ、バス釣りとトラウトは同じ釣りと言っても全然違う競技ですからね。
自分も何回かエリアトラウトを体験した事がありますが、野球とサッカーくらい違いますね(笑。
なので仕様も全然違うのは当たり前ですけどね。
ベイトフィネスタックルは代用が効かない?
さて、そんなベイトフィネスですが、ここから先はバス釣りをテーマにして書いてみようと思います。
まあトラウトの事は書きたくても知識がないので書けないですけどね(苦笑。
「ではバス釣り用のベイトフィネスなら知識がお有りになるのですか?」、と聞かれるとそこまで自信はないですが。
でもまあ、そこはわかる範囲で、と言う事にしておいてください。
自分が体感して感じた事なんですが、ベイトフィネスって他のタックルでは代用できないですよね。
ベイトフィネス専用と言われるリールは結構ありますが、それらをカバー撃ちに使うジグロッドやテキサスロッドに付けても、メリットは全く感じないです。
まずリールが軽すぎるので、長さと重さがあるロングロッドにはバランスがメチャメチャ悪いですよね。
ベイトフィネスの巻き
では巻物にはどうかと言うと、これはロッドによっては中々相性が悪くないかも知れません。
ただ、ベイトフィネスリールは基本的にギヤ比が高いので、巻き抵抗を考えると使いやすくないですよね。
自分の場合、SHIMANOゾディアスの166ML-Gというグラスロッドに合わせて使ってみましたが、ロッドにある程度重さがあるので、手元のリールが軽すぎるのはバランスが良くないと感じました。
まあ、リールによっては巻物を想定したモデルもありますが、小型ハードルアーのピンポイントキャストは良いですが、ロングキャストには向いてないので、やはり巻きに使うにしても使う場面は限定されてしまいますかね。
今のところ自分が知る限り、リールにちゃんと重さがある良いリールとなると、SHIMANO17カルカッタコンクエストBFS HGくらいしか無いのではないでしょうか。
そしてこのリールは正真正銘SHIMANOの最高峰モデルですから、お値段も最高峰です(苦笑。
使用感は最高ですが、実際に買うのは中々勇気がいるかもしれませんね
ベイトフィネスに合うメソッド
いまさらですが、ベイトフィネスに合うメソッドと言うか、ベイトフィネスでないと出来ない釣りかたってあるんでしょうか?
これはあくまでも自分の見解ですが、ベイトフィネスじゃなければいけない場面は無いと思ってます(爆。
亀山ダムで釣りをしてると、ベイトタックルよりもスピニングタックルを使ってる人の方が多いように見えますが、その中の多くの人はパワーフィネスタックルを組んでるのでは無いでしょうか。
猫リグやスモラバなどの超軽量リグに関してはスピニングタックルの方が扱いやすいですからね。
キャスト精度はベイトフィネスの方が出しやすいですが、キャスト後のラインスラックの処理などはどうしてもスピニングに分があります。
それでも自分はスピニングタックルのパワーフィネスは使ってきませんでしたけどね。
だってベイトタックルで釣れた方がカッコ良いと思うからw(超主観的)。
ベイトフィネスとパワーフィネス
ベイトフィネスに関して多くを語れるほどやり込んでる訳ではないですが、意味無くカッコ良いと思ってます(笑。
でも実用性は絶対にあって、適度にウエイトのあるスモラバや込み入った茂みの中に入ってロッドを振るようなシチュエーションではベイトタックルがやりやすいですからね。
ロッドを持った手でスタードラグを操作する事で、片手でキャストから回収まで出来るのはベイトタックルの絶対的なメリットですから。
あとオカッパリでヤブコギするような時もトラブルが少ないベイトフィネスが良いと思います。最近オカッパリほとんどしませんが(笑。
このように、単にルアーの操作性やラインスラックの処理だけでは語れないベイトフィネスの良さはあると思います。
ベイトフィネスとパワーフィネス、両方高い次元でできるのが理想ですが、中々そこまで使いこなすのは難しいですよね(汗っ。
最後に
結論として、ベイトフィネスの釣りは専用タックルでないと威力を発揮できないと言う事になります。
まあベイトフィネスと言ってもいろんなやり方があるので、ずばりコレ!、という組み合わせは難しいですが、大事なのはリールだと言うのが持論ですね。
正直ロッドは状況によっていろんなタイプを使い分ける必要があるかと思いますが、リールはザックリ巻きが撃ちの二択で良いでしょう。
エクストラハイギヤの撃ち用でネコリグやスモラバ、ノーマルギヤで巻きという具合でしょうか。
ロッドはその時々で長さや硬さ、テーパーやアクションなど好みのものを使えば良いと思います。
「じゃあロッドは何でも良いんじゃないか」、とも言い切れず、やっぱりリールとのバランスは大事ですからね。
専用という定義がややこしいですが、使いたいルアーや状況に合わせて最適なものを選ぶという意味では専用タックルが必要と言えるでしょう。
そんな訳で、ベイトフィネスにはルアーに合ったリールとロッドが必要だというお話でした。
それってバス釣りはすべてそうなんですが、ベイトフィネスの場合はバーサタイルという枠には入らないという事で。
それでは。