シャロークランクを片手でキャストする時にロッドのグリップが太くてメチャ疲れたので、思い切って指の形に合わせて削ってみました。
それがフィット感ハンパないのでぜひ見て欲しいという話。
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ショートグリップのグラスロッド
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカです。
2018年の後半から完全趣味ではじめたロッドのリビルド。その中の一本でfenwick FVR-CS 60CML Jという6フィートのグラスロッドをリビリドしました。
亀山ダムでシャロークランク(RTO1.5)を投げてきたのですが、キャストフィールはすこぶる快適でリトリーブも無理なく良い感じ、ただ。
グリップの太さが自分の手に合わず、キャストする時に手に力が入ってしまって握力を無駄に消費してしまうんですよね。
ダブルハンドのグリップなら良かったんですが、オーバーハングの下などにピンポイントキャストを決めたくて、あえてショートグリップにしたんです。
グリップの長さ的にはシングルハンドでキャストしやすいのですが、握力がもたない。という事で帰ったらグリップを削ろうと心に決めてました(笑。
どう削ったらフィット感でるのか
ところでどう削ったら手にフィットするのか。無駄に削ってしまったらフィット感どころか逆に握りにくくなってしまいます。
自分が考えるには、キャスト時に小指の位置が超重要ではないかと思うんですよね。
だって釣り終わりに小指がダルダルだったから(笑。
まあ手持ちの他のロッドを見ても小指の部分は細くなってますし、やっぱり短い指に合わせた径の太さというのがあるんですよね。
ではただ小指が乗る部分を細くしてやれば良いのかというと、それではおもしろくない(笑。
どうせなら小指がズッポリ埋まってしまう感じにしたら超フィット感が出るんじゃないかと悪い考えが頭をよぎってしまいました。
小指が踏ん張れるように
ベイトロッドのグリップにテーパーが付いてるのは小指の踏ん張りが効くようになってるのだと思います。
まあストレート形状のものもありますが、あれは握力オバケさんが使うものだと思いますね。自分のように弱手首人間が使うと釣り後に利き手が死にます。
そこでグリップを削るのですが、上にも書いた通りただ細くするのは面白くないし、だいいち一周削るのは単純に大変です、キレイに削れる自信もないですし(汗。
なので小指の位置だけ削り取ってやれば良いと思ったんですよね。そして踏ん張りを考えると野球のバットのように小指が止まる形が良いのではないかと。
削るのは簡単
削るのは簡単で、目の粗い丸いヤスリがあればゴリゴリいけます。
気をつける事は指の位置をちゃんとマーキングする事。ここを丁寧にやらないと余計なところを削って小指のちからが逃げちゃうし、何よりかっこ悪くなりそう(笑。
自分の場合は鉛筆で握った指の形をなぞって、そこを慎重に丸ヤスリで削っていった。削るのはわりと簡単で、むしろ削り過ぎに注意が必要。
指を当てながら少しずつ少しずつ削っていきます。あまり深く削りすぎるとブランクが露出しちゃうので注意です(笑。
途中粗目のペーパーを適当な太さの筒状のものに巻き付けたもので擦ってやります。自分の場合は太めのマジックに巻き付けました。
仕上げは焦らない
大まかに削ったあとは段々細かいサンドペーパーにして仕上げていきます。自分の指より少しだけ太い筒状のもので磨いてやると良い感じになります。
自分もそうなんですが、一気にたくさん削って仕上げてしまわない方が良いですね。少し削っては使ってみて、また削って…、という具合の方が間違いないですし、よりフィットする形になっていくと思います。
グリップを削るデメリット
そんなグリップのフィッティングですが、大きなデメリットとして反対の手で持った時にメチャメチャ違和感あります(笑。
なので右利き右ハンドルの人は絶対やめた方が良いです。
あとトリガーにかける指を変えるとやはり違和感バリバリですね。自分は中指をトリガーにかけてキャストするのですが、これを人差し指に変えると全然感覚が変わってしまいます。
それとどのリールでも同じように合うとは限りません。
あくまでもキャストをする時に握る方の手の形にするので、自分以外の人が握ったら全然合わない可能性もあります。
そのリスクを取れるならやってみる価値は大いにあると思うんですけどね。
ただしダブルハンドルで使う前提なら意味なしですが(笑。
さいごに
最初は思い切ったつもりで削ったグリップですが、一度手をかけてしまうとタガが外れてドンドン削りたくなってしまいます(笑。
それにしても、どうせ捨てようと思ってたロッドだったのに、今では超お気に入りの一本に生まれ変わってしまいました。
これが新品で買ったロッドだったらグリップを削ろうなんて思わなかったでしょうね。
2019年も楽しいロッドカスタムの年になりそうです。
では