自分的ベイトロッドのグリップ接着手順を備忘録的に紹介

 

ロッドビルドやリビルドでグリップを構築するのって結構楽しい工程なんですよね。

 

ガイドセッティングやコーティングに比べて比較的簡単な作業でもあるグリップとリールシートの取り付け手順を備忘録的に記事にしておきます。

 

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自分の手に合ったリールシートを選べる

 

みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのかけづかです。

 

ロッドリビルドのメリットは自分の好きなパーツを組み合わせて自分だけのロッドにできる事ですよね。

 

bass Rod grip

Fuji工業などから市販されているロッドパーツ。敷居が高そうに見えるロッドビルドですが、ブランクスさえあれば自分でもやってやれない事はないんです。

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その中でグリップは特に好みが分かれる部分ではないでしょうか。

 

市販のロッドは凄く考えられてて良く出来てる上に価格も安いものが多いですが、不特定多数の人が使いやすいように作られてると思うんですよ。

 

メーカーによっては凄く自分に合ってると思えるグリップもあるのですが、イマイチ合わないと思うものもあったり。決してロッドの良い悪いを言ってるのではなく、好みの問題ですので誤解のないように(汗。

 

対してリビルドロッドは自分の気に入ったグリップを選んでセットするのが楽しいんです。

 

bass Rod grip-2

真新しいロッドパーツ。中古の古いロッドもグリップを変えるとまるで新品のように見えます。

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リールシートやグリップの交換作業は結構大変なのですが、それは既存のパーツを外す工程なんですよ。。

 

裸のブランクスにしてしまえば好きなリールシートやグリップを取り付ける楽しい作業です。作業自体もそこまで難しくないのです。

 

実際にやるかどうかは別として、意外とロッドリビルドって興味のある人がいるみたいなので、素人細工ではありますが、自分の作業内容を書き記しておきます。

 

ロッドグリップ交換で用意するもの

 

まずはザックリとグリップ交換に必要なものを書き出してみました。本当に最低限ですが。

 

  • リールシート
  • カーボンパイプ
  • グリップ(コルクorEVA)
  • テサテープ
  • エポキシ接着剤(2液性)

最低限上に書いたモノがあれば何とかなるかと。これにコスメリングなど拘りはじめると沼にハマります(ズブズブ。

 

では順に説明していきますね。

 

まずお好きなリールシートを選びます。自分の場合はロッドパーツ専門店でWEB SHOPでの買い物が便利なサバロさんを利用させてもらってます。

 

テープや接着剤はAmazonとかも使いますが、欲しいパーツを探すのが大変すぎるので、時間短縮と送料の節約でロッドパーツに関してはサバロさん一軒で全て済ませてしまいますね。

 

これまで全くロッドをイジった事が無い人は最初に何を選んで良いかわからないと思うので、自分のオススメセットを紹介させてもらうと以下のようになります。

 

リールシート:Fuji工業ACS(16-13.0) 972円

カーボンパイプ:ジャストエース製(内径13mm 外形15mm) 1512円

グリップ:Fuji工業C-TGP-R180-25 1944円

テサテープ:tesa(テサ) クレープマスキングテープ 4341 19mmx50m 4341-19MM 449円

エポキシ接着剤:コニシ ボンドクイック30 615円

 

合計で5492円也…(汗。

 

これはあくまでも今回自分が手持ちのロッドに合わせてチョイスしたものなので、ロッドによって細かい寸法は変わりますのでご注意を。

 

テープと接着剤は一回で使い切れる量ではないので計算に入れるか微妙ですが、まあ値段が安いので良いかなと。

 

やはりメインパーツはリールシートカーボンパイプグリップですね。

 

それぞれのパーツを簡単に説明します。

 

リールシート

 

読んで時の如くですが、リールをセットするためのシートです。これが意外と重要で、様々な種類がある中から自分に合ったものを選ぶのは中々に大変。

 

bass Rod grip-3

ブランクスの径に合わせて選んだリールシート。結構色々な種類があるので自分の手に合ったものや好みのものを選ぶのが楽しい。

 

しかもWEB SHOPで購入するとなるとほとんど手探りに近いです(笑。

 

いくつか購入してみて気に入ったものが今回の『Fuji工業製 ACS』というヤツでした。

 

自分は中指を掛けてキャストするのですが、このシートだと深く握れるので指をそのままでリーリングやアクションさせるのが楽なんですよね。

 

じつは今このリールシートを使ってリビルドロッドを作ってるところです。

 

気に入ったので今後ベイトロッドを作る時はこのシートにしたいと思ってます。

 

カーボンパイプ

 

リールシートの内径に合わせたカーボンパイプを用意します。規格みたいなものがあって、それぞれのリールシートの内径に丁度よいカーボンパイプがあるんですよ。

 

Carbon pipe for bass Rod

ブランクスの外径に合わせてチョイスしたカーボンパイプ。今回はつや消しを選んだ。コーティングしてあるツルツルのものなど、サイズや好みで選べる。

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今回紹介してるのは大きめサイズなので後で調整しやすいです。これを適当な長さにカットして使います。

 

ちなみにセパレートグリップにする場合はグリップエンドまで通しで使う事になりますが、今回はストレートグリップなので必要な分だけカットして節約(笑。

 

グリップ

 

今回はコルクのグリップをチョイスしてますが、EVAのものもありますので、まあお好きなヤツを選んでもらえれば良いです。

 

Cork grip for bass Rod

コルクのリヤグリップ。自分は基本的にコルクの質感が好き。EVA製に比べると多少割高。

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もしかしたらEVAの方がカットするのは楽かもしれないですね。そこはお好みで好きな方を。

 

グリップも規格(のようなもの)があって、カーボンパイプの外径に近い寸法のグリップがあるのですが、注意点としてはリールシートの外径に合うものをチョイスする事です。

 

このあたりが間違えやすさがリビルドを敬遠する人が多い理由かもしれないですね。

 

じつは自分も最初数回間違えて未だに余ったリールシートやグリップを持ってたりします(笑。

 

テサテープ

 

パイプの外径を調整するのに使うテサテープ。使い方は簡単で、ただカーボンパイプやブランクスに巻くだけ。

 

 

TESA tape for bass Rod

カーボンパイプとコルクグリップの径(太さ)を調整するために使うテープ。元々バスロッド専用ではないが、ロッドビルドには良く使われるらしい。

TESA tape for bass Rod-2

テサテープを適当な位置に巻く。多めに巻いておいてキツい場合は少しずつテープをカットしていく。

TESA tape for bass Rod-3

テサテープを均等に巻いたところ。接着剤が入りやすい位置に巻く。広く空いた所は接着剤の逃げになる。

 

 

 

エポキシ接着剤

 

 

ボンドクイック30

30分硬化型接着剤『ボンドクイック30』。固まるまで時間があるので慌てず作業できる。自分はこれをグリップ周りに使用。

Bass Rod coloring

リールシートとグリップの間に入れるカラーリング。使用感には関係ないが見た目が少し華やかに。今回はレッドのリングを挟む。

Bond Quick 30 for bass Rod

ボンドクイック30のA液とB液を同量出す。これを念入りに混ぜてやる。

Bond Quick 30 for bass Rod-2

ボンドクイック30の2液を混ぜ合わせる。足りなくなる事が無いよう余るぐらいの量を作っておく。

Bond Quick 30 for bass Rod-4

まずはテサテープの間に接着剤を塗り込む。隙間に入った接着剤が硬化する時に強固に一体化するように。

Bond Quick 30 for bass Rod-5

接着剤を塗ったブランクにグリップを差し込む。径をピッタリにしてあるので接着剤は押し出されるが、テサテープの間には必要な量が残る仕組み。

Bond Quick 30 for bass Rod-6

最後に接着剤がはみ出たところ。

JUST ACEエポキシ用うすめ液

JUST ACEエポキシ用うすめ液。これを布に染み込ませて、はみ出した接着剤を拭き取る。

JUST ACEエポキシ用うすめ液

接着剤が固まらないうちに拭き取ってやる。

 

グリップと一緒にやってしまいたい作業

 

ロッドのグリップ部分て自分の目線からも近いので見た目にもこだわりたいと思ってしまいます。

 

市販のロッドをバラすのは大変ですが、ブランクスだけの状態にしてしまえば出来合いのパーツを組むだけで結構自分好みのロッドにできるんですよね。

 

ちなみに接着剤を多めに作ってるので、硬化する前なら有効利用として別のパーツも接着してしまいます(笑。

 

bass Rod rear grip

リヤグリップにゴム製のグリップエンドキャップを接着。これもボンドクイック30で。

Top guide for bass Rod

トップガイドもボンドクイック30で接着。硬化まで時間があると色々な作業をやれる。

 

何度も言いますが、自分のレベルで作るなら絶対に市販のものを買った方が安いし綺麗で間違いないです(爆。

 

プロのビルダーさんとか経験値の高い人は違いますが、自分の場合はあくまでも趣味の延長というか完全に趣味みたいなものですね。

 

でも自分で作ってみたいんですよね。単純にリビルドが楽しくてやってます。

 

そして何本か作ってるとロッドの事がだんだんとわかってきます。

 

さいごに

 

リールのラインを巻きかえる時に便利なグリップを紹介します。いやいや、それそうだっけ?というツッコミは要りません(笑。

 

いやすみません、実はロッドリビリドの副産物で出来てしまった愛竿ハリアー80のグリップ部分なんです(笑。

 

ハリアー80のグリップ部分で遊んでて思い付きで作ったグリップでしたが、いまではリールの糸巻き専用機と化してます(笑。

 

Line rewinding machine

遊びで作ったグリップが今ではリールのライン巻きかえ専用機に(笑。

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これなんですが、ロッドパーツを単体で購入して組んだもので、ちゃんとパーミングできるので楽な上に、糸巻き量を測れるデプスチェッカーをセットできるんです。

 

場所を取らないので狭いスペースでもライン交換ができるすぐれもの…。

 

これが凄く快適なので、ロッドリビルドの入門編として作ってみてはどうかと思ったりしたのですが、ちょっと計算したら軽く4~5千円かかってしまう事が判明(爆。

 

それならお店で中古ロッドを買ってきてぶった切ってしまった方が安くて早いですね。

 

何度も言いますが、自分のレベルで作るなら絶対に市販のものを買った方が安いし綺麗で間違いないです(爆。

 

プロのビルダーさんとか経験値の高い人は違いますが、自分の場合はあくまでも趣味の延長というか完全に趣味みたいなものですね。

 

でも自分で作ってみたいんですよね。単純にリビルドが楽しくてやってます。

 

そして何本か作ってるとロッドの事がだんだんとわかってきます。