型落ちリールはカスタムパーツが豊富なので入れ替え時が難しいという話

2020年に発売された20メタニウムが凄く良いのですが、まだカスタムパーツが充実してないので16メタニウムMGLとの使い分けが難しいというお話です。

 

【かけづかのツイッターアカウントをフォローしてもらえると最新記事をお届けします】

 

20メタニウムが凄く良い

 

こんにちは、ほぼフリッパーややクランカーのかけづかです。

 

2019~2020年にかけて発売されたリールの中で、もっとも話題性の高いバス用ベイトリールと言えば20メタニウムです(KDW調べ)。

 

KDW questionnaire results

ある日のアンケート結果。603人中206人が20メタニウムを選んでました。2位がアルファスAIRで77人、3位がカルコンDC100/101で64人。以下画像の通り。

 

Twitterの独自アンケートでも2020年一番気になるリールでダントツ一位でしたし、自分も実際に購入して使ってるのですが、たしかに良いです。何がそんなに良いのかと言えば、一言で言うとバランスでしょうか。

 

撃ってよし巻いてよし、コンパクトで高剛性、お値段的にもハイエンドモデルと比べてそこまで高額ではないコストパフォーマンス。自分の周りでも複数台購入して早くも一軍としてガンガン使ってる方をみかけます。

 

自分はエクストラハイギヤモデルのXG(左ハンドル)をエクスプライド169Hに組み合わせて主にラバージグ用として使ってます。コンパクトなのでパーミングが凄くやりやすい。あまり手が大きくない自分でも、スッポリと手の中に収まってロッドワークがやりやすいんですよね。

 

SHIMANO20MetaniumMGL

ノーマルの完成度は過去最高レベルと思われる20メタニウム。ただノーマルスプールの溝が深すぎるのが…。

【20メタニウムMGL】釣りフェスティバル2020で見た感想をカスタムパーツ屋の目線で書いてみる

2020年1月19日

 

13メタニウム以来のフルモデルチェンジという事で、この機会に主力リールを一気に20メタニウムに入れ替える人も多いんじゃないでしょうか。

 

そんな20メタニウムですが、一つだけ旧モデルに及ばない事があります。それがカスタムパーツの豊富さ。まあ新しいモデルなので当たり前なんですけどね(笑。

 

軽いリグを扱うならまだ16メタニウムMGLに軍配

 

20メタニウム登場前までは自分の撃ちもののメインリールは16メタニウムMGLと13メタニウムでした。ちなみにいま現在もバリバリ現役ですし、凄く調子が良いです。

 

SHIMANO16Metanium-XG

2016年に購入して以来メインリールとして使ってきた16メタニウムMGL。浅溝のカスタムスプールに交換する事でかなり軽いルアーを快適に扱える。

宝の持ち腐れだった SHIMANO16メタニウムMGL XGが絶賛活躍中!

2019年10月2日

 

仕事柄新しい機種が登場するとできるだけ購入してパーツの適合を確認したりするのですが、気に入ったモデルは普段の釣りに投入します。逆に最新の機種でも自分がイマイチ気に入らないと例えハイエンドモデルでもお蔵入りという感じですね。

 

そのなかで20メタニウムは間違いなく一軍リールとして常にスタメン的な位置にいるのですが、16メタニウムMGLの方が優先度が高い釣りがあるんですよね。

 

それは軽めのルアーやリグを扱う場合です。

 

SHIMANO16Metanium-XG-2

1.8gのネイルシンカーを埋め込んだOSPドライブクローラー4.5が快適に扱える16メタニウムMGLカスタム。スプールはAvail製、ベアリングはHEDGEHOG STUDIOのセラミックに交換済み。

【ベイトフィネスロッド】ベイトフィネスリールをセットすればどんなロッドでもベイトフィネスができちゃう

2019年10月31日

 

カスタムでリールの味付けを一番変えるパーツと言えばスプールです。性能的な部分はスプールがかなりの割合を占めてると言ってさしつかえないでしょう。

 

20メタニウムに関しては発売から年数が経ってないので専用のカスタムパーツがまだ充実してないんですよね。

 

そうなると成熟しきった16メタニウムMGLの方がカスタムで味付けを変えやすいという訳なんです。

 

具体的には5g以下のルアーやリグに関しては、ノーマルの20メタニウムよりフルカスタムの16メタニウムMGLの方が快適に扱えますね。

 

最近お気に入りのDAIWAパワーフィネスジグ3.5gにスタッガーワイド3.3の組み合わせ(トータル10gほど)などはノーマル20メタニウムより16メタニウムMGLカスタムの方が低弾道でピッチングしやすいし、最後の伸びが違います。

 

SHIMANO20MetaniumXG

トレーラー込み 10gほどのジグを快適にピッチングできるノーマルの20メタニウム。この状態でも十分な性能だけど、出来ればカスタムスプールを入れてさらに快適に使いたい。

20メタニウムXGレフトハンドルのクラッチが硬い問題の原因のひとつを解明したので対策してみた

2020年5月30日

 

そしてマグネットブレーキシステムに変更してるので、浅溝スプールにSVSユニットが無い分、さらに軽いルアーも快適に扱えるんですよね。

 

SHIMANO16Metanium-XG-CASTOM

フロロカーボン14ポンドが40mほど巻けるAvailマイクロキャストスプールをセットした16メタニウムMGL。余分な下糸が無いので立ち上がりが超早い。

Avail製【16メタニウムMGLマイクロキャストスプールプロト】着弾

2017年1月31日

 

まあノーマルリールとフルカスタムのリールを比べるのもどうかと思いますが(笑。

 

カスタム20メタニウムの実力

 

では20メタニウムをカスタムしたらどうなの? と思いますよね。先日釣り仲間でもありブログ仲間でもあるKazさんと亀山ダムでご一緒した時に、KTFのバーサタイルフィネススプールの入った20メタニウムを使わせてもらいました。

 

これがぶっちゃけ素晴らしかったんですよね。

この日はKazさんにワイルドサイドの気になる機種をお借りして使わせてもらってたのですが、そこにセットされてたのがKTFスプールがインストールされた20メタニウムだったんです。

 

その時のロッドはWSC63MHというショートロッドで、3.5gのジグにスタッガーワイド3.3のコンボをピッチングで使ったのですが、狙ったスポットにビシビシ決まるんですよね。

 

ロッドの方も非常に使いやすくて気に入ったのですが、カスタムスプール仕様の20メタニウムはかなりヤバいと感じました。なんせそれまで自分のノーマル20メタニウムを使っていて、普通に同じジグを使って釣ってましたので。

 

じつは最初にお借りした時に、「ロッドが短くなったのにやけに伸びるなー」と独り言を言ってて(笑。「いやこのロッドとこのジグはメチャメチャ相性良いっすねー」と言ったら、Kazさん申し訳なさそうに、「じつはその20メタニウム、KTFのスプール入ってます…」と(爆。

 

まあKazさんと言えばレジットデザインの回し者(褒めてます)な訳で、そのままロッドの良さだけをアピールしておけば良かったとも思うのですが、そこは正直な人間性を隠しきれなくなってしまったようです(笑。

[blogcard url=”https://fmstaygold.com/2019/01/28/legitdesign/”]

 

たしかにお借りしたロッドは本当に素晴らしくて(この数日後購入しましたw)、レンタルボート&エレキスタイルで軽めのジグを撃っていくのに快適すぎました。ただ。

 

もはやノーマルの完成度が高すぎて、味付けを変えるぐらいしか性能的なカスタムをする余地が無いと思っていた20メタニウムが、スプールでこんなに変わる事に驚いたんですよね。

 

SHIMANO20MetaniumMGL (1)

2020年の釣りフェスティバルで初めて見た20メタニウム。思ってた以上にボディーがコンパクトで、しかもコアソリッドボディーという事でかなりの高剛性との事。

 

使ってたのはフロロカーボン16ポンドだったのに、本当に快適にピッチングが決まるのは凄い事です。自分はAvailさんからサポートを受けてるので、あまり同業他社さんの製品を褒めちぎるのは気が引けるのですが、事実としてお伝えしておきます。

 

20メタニウム用のAvail製スプールが出るまでは

 

大人の事情でKTFスプールを公に使えないのでw、今現在はAvail製20メタニウム用スプールが出るまでは16メタニウムMGLの方が軽いルアーへの対応力は上という事になります。あくまでも自分の手持ちのリールの中での話ですが。

 

SHIMANO20MetaniumMGL-XG

軽くてコンパクトな上に高剛性という事でジグに最高の20メタニウム。パーミングも手の中にスッポリ収まる感じが個人的に◯。

ベイトリールのカスタムスプールを何種類か持ってるとリールをたくさん持ってるより快適になると思った話

2019年3月22日

 

しかしながら、ノーマルの20メタニウムに対して型落ちの16メタニウムMGLの方が場合によっては使いやすいというのがあるんですよねー。

 

もちろんノーマル同士なら最新機種である20メタニウムの方が全てにおいて上だと思います。ただその差は本当に大きくは無いと感じまして。長く使っていくうちに差を感じてくるのかもしれませんが。

 

2016年に購入してほぼ全ての釣行に持っていって、メインリールとして使ってきた16メタニウムMGL。自分はそこまで釣行日数が多い方ではないですが、ベイトタックルの撃ちものがメインスタイルなので、それなりに使い込んできました。

 

Avail&HEDGEHOG STUDIOから色々なパーツをサポートして頂き、おそらくこれ以上ないぐらいカスタムされている16メタニウムMGL。ぶっちゃけどんなハイエンド機種でもノーマルでコレを超えるリールは現状存在しないんじゃないかとすら思ってます(笑。もちろん自分の使い方の範囲内でという意味ですが。

 

なので20メタニウムはAvail製スプールがでるまでは自分の中では二番手リールですね。いやこのリールが二番手って、なんつー贅沢(笑。

 

SHIMANO20MetaniumMGL&SHIMANO16Metanium-XG

SHIMANOのフラッグシップであるメタニウムシリーズ。モデルチェンジの度に驚かされる。さすがに20メタニウムより上は無いと思うけど、どうせ裏切られると思う(笑。

 

さいごに

 

そんな訳でノーマルの20メタニウムよりフルカスタムの16メタニウムMGLの方が軽いルアーは扱いやすいというお話をしました。

 

でもまあ、おそらく近いうちに出ると思われるAvail製20メタニウム用スプールですが、それが出たら16メタニウムMGLはもう使わないのかというと、それは想像できないですね。

 

なんせ使い慣れてるし、自分の癖みたいなのが染み付いてますからね。

 

この先も毎年各社から色んな機種が新しくリリースされていくんでしょうけど、今のメイン機種をどのタイミングで入れ替えるのかは悩みどころです。

 

性格的に一つのものを長く使いたいので、できれば新しい機種は出て欲しくないですね(笑。出ると使わざるをえないし、それが使いやすければ使っちゃいますからね(謎。

 

まあ自分は手持ちのリール、というか釣り道具は手放さない主義なので、自分が使いたいと思ううちは使い続けると思います。

 

16メタニウムMGL良いリールですから、まだまだ現役で頑張ってもらおう。

 

では。