20メタニウム用オフセットクラッチがボディーに干渉する問題について

KDW製20メタニウム用オフセットクラッチがボディーに干渉するという報告がありますので、その事について検証してみました。

 

【かけづかのツイッターアカウントをフォローしてもらえると最新記事をお届けします】

 

20メタニウム用オフセットクラッチは設計ミスだったのか!?

 

こんにちは、ほぼフリッパーややクランカーのかけづかです。

 

20メタニウム用オフセットクラッチを発売後すぐに、ボディーの一部にクラッチが干渉して傷が付くという報告を頂きました。

 

その事について自分の手持ちの20メタニウムで検証してみた結果、確かに干渉のおそれがある事が確認できております。

 

SHIMANO20MetaniumMGL

自分の手持ちの20メタニウム。ハンドルの反対側、クラッチのエッジが干渉して擦り傷があるのがわかりますでしょうか。

SHIMANO20MetaniumMGL-2

クラッチを切った状態にしないと露出しない部分なので全く気づかなかったのですが、押し方によっては干渉の可能性があります。

 

20メタニウム用クラッチがボディーと干渉する原因

今回の20メタニウム用クラッチは、スプールとのクリアランスをギリギリまで近づけた事で、強く押し付けながらクラッチを切るとボディーに干渉する可能性があります。

 

SHIMANO20MetaniumMGL-Offset clutch-0

クラッチを戻した状態。この時点では干渉の可能性は無いです。

SHIMANO20MetaniumMGL-Offset clutch-1

クラッチを切った状態でもクリアランスは十分です。

 

クラッチをON/OFFした状態では干渉しないのですが、その途中、オンオフ動作の中間地点(?)でクラッチがボディーに近づくポイントがありました。そこで微妙に干渉してるようです。

 

SHIMANO20MetaniumMGL-Offset clutch-2

クラッチを切る途中、ニュートラルになった状態の時に強く押し付けると干渉するようです。

 

18バンタムMGLは問題なし19アンタレスは…

 

20メタニウム用オフセットクラッチは18バンタムMGL/19アンタレスにも兼用なのですが、そのリールには干渉しないか検証してみたところ…。

 

18BantamMGL

手持ちの18バンタムMGL。クリアランス的にも干渉の可能性は無いと思われます。

18BantamMGL-Offset clutch

20メタニウムよりスプール幅が広い18バンタムMGL。十分なクリアランスが確保されてます。

今回の20メタニウム用オフセットクラッチは、元々18バンタムMGL用クラッチをベースにして作ったので、まったく問題はありません。

 

では19アンタレスはどうでしょうか。これまでまったく気にした事がなかったのですが、手持ちの19アンタレスには20メタニウムと同じような擦り傷がありました(汗。

 

19ANTARES

19アンタレスにも20メタニウムと同様の箇所にスリ傷が…

19ANTARES-Offset clutch

やはり20メタニウムと同じMGLⅢスプールという事で幅が狭い19アンタレスにも同じような傷がありました。

ただし、自分が検証した限りでは、今回の20メタニウム用オフセットクラッチの製品版で付いた傷では無いように思ってます。自分のいつもの切り方では何度ON-OFFしても傷が入る感じでは無かったんですよね。

プロトタイプでのフィッティング時に付いた付いた傷なのではないかと思われます。今後テスターさんに渡したプロトで再検証してみます。

 

この件について、プロトタイプでテストをお願いしていたみかんさんが検証してくれてます。

 

同じくプロトタイプでテストに協力して頂いたツリラクさんのブログでもその件に触れてくれてます。

[blogcard url=”https://tsuriluck.com/2020/12/10/shimano-offset-clutch-20-metanium/”]

 

さいごに

 

今回のクラッチをセットした事によって大事なリールに傷が入ってしまった方には申し訳ない気持ちですが、カスタムパーツというのは多少のリスクを伴うという事をご理解いただきたいというのも本音です。

 

言い訳になってしまいますが、個人メーカーとしては多くのテスターを雇って長期テストをしてからリリースするというのは無理な話で、どうしても自分を含めた数名でのテストによって製品を作っていきます。

 

しかし道具の使い方は100人いれば100通りあると思いますし、それを完全に検証して製品化する事は難しいというのが現実です。

 

一応『使用には問題ない』レベルまで詰めて作ったつもりですが、それでも今回のような事は起こってしまいます。

 

自分としては使用感に拘り、できる限りスプールに近づけてサミングのフィーリングを向上させようとした結果ですので、どうかご理解頂けたらと存じます。

 

今後も使いやすさを第一に考えたパーツを開発していきますので、応援して頂けると幸いです。