2020年に発売された20メタニウムが凄く良いのですが、まだカスタムパーツが充実してないので16メタニウムMGLとの使い分けが難しいというお話です。
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20メタニウムが凄く良い
こんにちは、ほぼフリッパーややクランカーのかけづかです。
2019~2020年にかけて発売されたリールの中で、もっとも話題性の高いバス用ベイトリールと言えば20メタニウムです(KDW調べ)。
Twitterの独自アンケートでも2020年一番気になるリールでダントツ一位でしたし、自分も実際に購入して使ってるのですが、たしかに良いです。何がそんなに良いのかと言えば、一言で言うとバランスでしょうか。
撃ってよし巻いてよし、コンパクトで高剛性、お値段的にもハイエンドモデルと比べてそこまで高額ではないコストパフォーマンス。自分の周りでも複数台購入して早くも一軍としてガンガン使ってる方をみかけます。
自分はエクストラハイギヤモデルのXG(左ハンドル)をエクスプライド169Hに組み合わせて主にラバージグ用として使ってます。コンパクトなのでパーミングが凄くやりやすい。あまり手が大きくない自分でも、スッポリと手の中に収まってロッドワークがやりやすいんですよね。
13メタニウム以来のフルモデルチェンジという事で、この機会に主力リールを一気に20メタニウムに入れ替える人も多いんじゃないでしょうか。
そんな20メタニウムですが、一つだけ旧モデルに及ばない事があります。それがカスタムパーツの豊富さ。まあ新しいモデルなので当たり前なんですけどね(笑。
軽いリグを扱うならまだ16メタニウムMGLに軍配
20メタニウム登場前までは自分の撃ちもののメインリールは16メタニウムMGLと13メタニウムでした。ちなみにいま現在もバリバリ現役ですし、凄く調子が良いです。
仕事柄新しい機種が登場するとできるだけ購入してパーツの適合を確認したりするのですが、気に入ったモデルは普段の釣りに投入します。逆に最新の機種でも自分がイマイチ気に入らないと例えハイエンドモデルでもお蔵入りという感じですね。
そのなかで20メタニウムは間違いなく一軍リールとして常にスタメン的な位置にいるのですが、16メタニウムMGLの方が優先度が高い釣りがあるんですよね。
それは軽めのルアーやリグを扱う場合です。
カスタムでリールの味付けを一番変えるパーツと言えばスプールです。性能的な部分はスプールがかなりの割合を占めてると言ってさしつかえないでしょう。
20メタニウムに関しては発売から年数が経ってないので専用のカスタムパーツがまだ充実してないんですよね。
そうなると成熟しきった16メタニウムMGLの方がカスタムで味付けを変えやすいという訳なんです。
具体的には5g以下のルアーやリグに関しては、ノーマルの20メタニウムよりフルカスタムの16メタニウムMGLの方が快適に扱えますね。
最近お気に入りのDAIWAパワーフィネスジグ3.5gにスタッガーワイド3.3の組み合わせ(トータル10gほど)などはノーマル20メタニウムより16メタニウムMGLカスタムの方が低弾道でピッチングしやすいし、最後の伸びが違います。
そしてマグネットブレーキシステムに変更してるので、浅溝スプールにSVSユニットが無い分、さらに軽いルアーも快適に扱えるんですよね。
まあノーマルリールとフルカスタムのリールを比べるのもどうかと思いますが(笑。
カスタム20メタニウムの実力
では20メタニウムをカスタムしたらどうなの? と思いますよね。先日釣り仲間でもありブログ仲間でもあるKazさんと亀山ダムでご一緒した時に、KTFのバーサタイルフィネススプールの入った20メタニウムを使わせてもらいました。
今日はこの方と亀山‼️
なんと初同船(^.^)
釣れるかな。
ready?#亀山ダム#つばきもとボート pic.twitter.com/TV4ZrxdtSA— かけづか:クラッチ屋KDW代表 (@kakedukaSS) September 3, 2020
これがぶっちゃけ素晴らしかったんですよね。
昨日の亀山でKazさんのKTFスプールがセットされた20メタニウム使わせてもらったけど凄く良い(語彙力)。フロロの16ポンドで3.5gジグ&スタッガーワイド3.3が本当に気持ち良くピッチングできた。これはヤバい… pic.twitter.com/C0S5GvsfIc
— かけづか:クラッチ屋KDW代表 (@kakedukaSS) September 4, 2020
この日はKazさんにワイルドサイドの気になる機種をお借りして使わせてもらってたのですが、そこにセットされてたのがKTFスプールがインストールされた20メタニウムだったんです。
その時のロッドはWSC63MHというショートロッドで、3.5gのジグにスタッガーワイド3.3のコンボをピッチングで使ったのですが、狙ったスポットにビシビシ決まるんですよね。
ロッドの方も非常に使いやすくて気に入ったのですが、カスタムスプール仕様の20メタニウムはかなりヤバいと感じました。なんせそれまで自分のノーマル20メタニウムを使っていて、普通に同じジグを使って釣ってましたので。
じつは最初にお借りした時に、「ロッドが短くなったのにやけに伸びるなー」と独り言を言ってて(笑。「いやこのロッドとこのジグはメチャメチャ相性良いっすねー」と言ったら、Kazさん申し訳なさそうに、「じつはその20メタニウム、KTFのスプール入ってます…」と(爆。
まあKazさんと言えばレジットデザインの回し者(褒めてます)な訳で、そのままロッドの良さだけをアピールしておけば良かったとも思うのですが、そこは正直な人間性を隠しきれなくなってしまったようです(笑。
[blogcard url=”https://fmstaygold.com/2019/01/28/legitdesign/”]
たしかにお借りしたロッドは本当に素晴らしくて(この数日後購入しましたw)、レンタルボート&エレキスタイルで軽めのジグを撃っていくのに快適すぎました。ただ。
もはやノーマルの完成度が高すぎて、味付けを変えるぐらいしか性能的なカスタムをする余地が無いと思っていた20メタニウムが、スプールでこんなに変わる事に驚いたんですよね。
使ってたのはフロロカーボン16ポンドだったのに、本当に快適にピッチングが決まるのは凄い事です。自分はAvailさんからサポートを受けてるので、あまり同業他社さんの製品を褒めちぎるのは気が引けるのですが、事実としてお伝えしておきます。
20メタニウム用のAvail製スプールが出るまでは
大人の事情でKTFスプールを公に使えないのでw、今現在はAvail製20メタニウム用スプールが出るまでは16メタニウムMGLの方が軽いルアーへの対応力は上という事になります。あくまでも自分の手持ちのリールの中での話ですが。
しかしながら、ノーマルの20メタニウムに対して型落ちの16メタニウムMGLの方が場合によっては使いやすいというのがあるんですよねー。
もちろんノーマル同士なら最新機種である20メタニウムの方が全てにおいて上だと思います。ただその差は本当に大きくは無いと感じまして。長く使っていくうちに差を感じてくるのかもしれませんが。
2016年に購入してほぼ全ての釣行に持っていって、メインリールとして使ってきた16メタニウムMGL。自分はそこまで釣行日数が多い方ではないですが、ベイトタックルの撃ちものがメインスタイルなので、それなりに使い込んできました。
Avail&HEDGEHOG STUDIOから色々なパーツをサポートして頂き、おそらくこれ以上ないぐらいカスタムされている16メタニウムMGL。ぶっちゃけどんなハイエンド機種でもノーマルでコレを超えるリールは現状存在しないんじゃないかとすら思ってます(笑。もちろん自分の使い方の範囲内でという意味ですが。
なので20メタニウムはAvail製スプールがでるまでは自分の中では二番手リールですね。いやこのリールが二番手って、なんつー贅沢(笑。
さいごに
そんな訳でノーマルの20メタニウムよりフルカスタムの16メタニウムMGLの方が軽いルアーは扱いやすいというお話をしました。
でもまあ、おそらく近いうちに出ると思われるAvail製20メタニウム用スプールですが、それが出たら16メタニウムMGLはもう使わないのかというと、それは想像できないですね。
なんせ使い慣れてるし、自分の癖みたいなのが染み付いてますからね。
この先も毎年各社から色んな機種が新しくリリースされていくんでしょうけど、今のメイン機種をどのタイミングで入れ替えるのかは悩みどころです。
性格的に一つのものを長く使いたいので、できれば新しい機種は出て欲しくないですね(笑。出ると使わざるをえないし、それが使いやすければ使っちゃいますからね(謎。
まあ自分は手持ちのリール、というか釣り道具は手放さない主義なので、自分が使いたいと思ううちは使い続けると思います。
16メタニウムMGL良いリールですから、まだまだ現役で頑張ってもらおう。
では。