超絶苦手だった3月の亀山ダムでミドストフィッシュを釣る事に成功…、なのですが、敏腕ガイドのおかげで釣らせてもらった魚です。
でも専用タックルとガイドレクチャーで何となく感覚が掴めてきたような気がします。
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フェンウィックのミドストスペシャルを購入した経緯
こんにちは、ほぼフリッパーのかけづかです。
ここ1年ほど新品ロッドをほとんど買ってなかったのですが、久しぶりに買ってしまった【fenwick ACES 64SULJ】。通称『ミドストスペシャル』
買ってもうた(^.^)
頑張って稼がないと pic.twitter.com/35vK8aKOwX
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最近では古いロッドをリビルドして自分の好みに仕上げる事が趣味だったので、新品のロッドにあまり興味が沸かなかったのですが、ミドストに関してだけは全くロッドのイメージが思い浮かばなかったんですよね。
これまで手持ちのスピニングロッドでミドストっぽい事をやってみたりしたんですが、まだ一本も釣れた事がなく(汗。
しかも苦手な早春のリザーバーではミドストはもはや必須テクニックという事で、ここは奮発して専用ロッドを買ってしまおうと決意した訳です。
なぜフェンウィックのミドストロッドにしたのか
今や市場には各ロッドメーカーから沢山のミドスト専用を謳うロッドがリリースされてますが、その中でなぜフェンウィックを選んだのか。
これは性能云々よりもある人物の影響が大きかったんですよね。
そう、亀山ダムのスーパーロコとして過去にこのブログに何回も登場しているあの男。イタヤマンこと板山雅樹氏がティムコプロスタッフなので、ここはヤツと同じロッドを使ってみようと。
毎年3月下旬に開催される過去の房総チャプター開幕戦でも、ミドストを駆使して上位入賞してる上に、亀山ダムでガイドもしていて、さらに大手釣具チェーン店のカリスマ店員でもあるという。
店の名前は伏せておきますが、板山氏が勤務する某上州屋東陽町店までわざわざ買いに行ってきましたよ。
まあ仕事の邪魔をしにいったようなもんでしたが(笑。
ミドスト専用ロッドを引っさげていざ早春の亀山ダムにGO!
そんな訳でミドスト専用ロッドを持って3月前半の亀山ダムに行ってきたのですが、結果を先に言うと見事にミドストフィッシュをゲットして無事におろしたてのロッドに入魂できました。
ミドストフィッシュいただきますたー(^o^)
ミドストスペシャル入魂‼️#イタヤマンガイド#ウープス3インチ pic.twitter.com/4ageR1hf96
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ただ、今回はプロガイドでもあるイタヤマンのレクチャーあっての魚でしたけどね。
まだ一回使っただけなのでミドストを偉そうに語れないですが、タックルの性能よりも場所選びやルアーを通すレンジの方が重要なのは言うまでもありません。
具体的な場所や狙い方については、ガイドを受けた立場としてブログに公開することはお許しください。
じつはこの日のガイドは板山氏にとって3日連続の3日目で、前日前々日も同じ釣り方でお客さんに釣ってもらってたそうです。
魚の反応は前日に比べてあまり良くなかったとの事ですが、自分にとっては久しぶりの3月フィッシュとなりました。
ミドスト専用ロッドは何が違うのか
今回購入して早速入魂に成功したフェンウィックのミドスト専用ロッド【ACES 64SULJ】ですが、他のロッドと何がそんなに違うのか。
カタログスペックを語るのは簡単なのですが、ここは個人ブログらしく主観タップリに感想を書いてみたいと思います。
でも一応カタログ表記のデータをザックリと(笑。
全長:6’4フィート
ライン:2.5-6lb
ルアーウエイト:1.8-5g
平均重量:91g
アクション:MS(ミディアムスロー)
パワー:UL
税別価格:55,000円
ラインテンションの緩急でルアーをロールさせ、ラインスラッグを巻き取る事で一定レンジをスイミングさせるミッドストローリングは、リズミカルにティップを刻む適切な振り幅と、ラインの「弛み」を生み出す柔軟なフィーリングがとても重要です。
また、ロッド操作中にバイトを取るこの釣りには、カウンターバイトに追従するしなやかさ、確実にフッキングする為のバットパワー、更についばむ様なバイトに俊敏に対応する感度も重要なファクターになってきます。
一見、相反するこれらのパラメーターを、アラミドヴェール&ナノレジン補強した最新のローテーパーブランクでバランスさせ、高次元でまとめ上げました。
ミドストを得意とする山岡計文氏の経験に基づき、専用設定されたガイドセッティングが、ミドストで多用される軽量ウェイトルアーを扱った際に効果的なラインの弛みを生み出すと同時に、ロッドティップに現れ難いスイミング中の微かな違和感を感じ取る「巻き感度」の向上を実現しています。
実際に使用した感想ですが、一言で言うと”特殊”。これまでソリッドティップのショートロッドを好んで使ってきた自分には中々取っつき難い感じ(笑。
あえて狙って出したという『ダルさ』が、慣れないうちは扱い辛く感じるんですよね。
エイシス(Aces)のミドストスペシャルは他にもう2本あって、そのうちの一本【ACES64SXULJ】と迷いました。パワー的にUL(ウルトラライト)よりさらに柔らかい”XUL(エクストラウルトラライト(?))”。
軽いジグヘッドでロッドを振りやすいのはXULの方だと思ったのですが、ルアーウエイトの幅が広くて最初の一本ならこっちだと言う事で、今回はガイドを受ける板山氏のアドバイスもあり、ACES 64SULJの方を購入。
カタログ表記ではルアーウエイトが1/16~となってますが、亀山ダムではACES 64SULJで1.3gジグヘッドにハイドアップのウープス3インチを使って釣れました。
このあたりがバス釣りの面白いところで、同じ重さのジグヘッドでも使うワームによってトータル重量は変わってきます。
この日使ったウープスは結構ボリュームがあるので、1.3gよりもっと軽いジグヘッドでもACES 64SULJが最適との事。
実際ガイドを受けた時に、板山氏も同じロッドでさらに軽い”0.9g”のジグヘッドをウープスに使ってました。
なのでもっと軽いワームを1/16oz以下のジグヘッドにセットする時はACES64SXULJの方が向いてるのかもしれません。
そのあたりの判断に迷ったら、上州屋東陽町店のカリスマスタッフに聞いてみてください(笑。
主観タップリfenwick ACES 64SULJインプレ
さて、ここからは自分が一日ACES 64SULJを使ってみて感じた素直な使用感や感想を書きます。
参考までにこの日のセッティングを書いておきます。
ロッド:fenwick ACES 64SULJ
リール:SHIMANO18ステラC2500SHG
ライン:フロロマイスター3ポンド
ルアーハイドアップ・ウープス3インチ(05パールアユ)
ジグヘッド:ケイテック1.3g/1.6g
リールは軽い方が良いと聞いてたので、理想はSHIMANOならバンキッシュとの事ですが、今持ってないので手持ちで1番良いリールのステラをセット。いや、自分にはこれ以上ないほど最高のリールです。
ラインはフロロ3ポンドで1.3gジグヘッドという、いたって普通のセッティング。ミドスト専用というロッド以外は。
肝心の使用感ですが、最初はロッドを全然振れなくてまったくミドストになって無かったと思います(苦笑。
じつはこれまで離れたところからイタヤマンがミドストしてるのを見ていて
と思ってたんです。
板山氏がティムコのプロスタッフなのは知ってたので、フェンウィックのロッドはさぞかし柔らかいんだろうなと思ってたんですよね。
ところがどっこい、慣れないと全然ロッドを振れないんですよ。思ってたより全然堅い(汗。
この日はガイドとして板山氏に同じ釣りを横で見せてもらってたのですが、自分より軽いジグヘッドを使ってるのに、ロッドが凄く振れてるんです。これには驚きました。
その後手首の使い方を教わり、リールを巻く速さがわかってきて、少しロッドの揺すり方がわかってきます。
ラインにテンションを掛けてはダメな釣りなので、そこも最初苦労しました。
でも段々とロッドの特性がわかってきて、軽いルアーでもロッドを大きく振れる事が少しずつわかってきたんですよ。
ロッドは大きく振るけど、ラインにはテンションが掛かってない状態を意図的に作ってやるための設計なんだなと。
自分の感覚としては、こんなに振って大丈夫なのかと心配になるほど振ってやるとロッドの特性を感じると思います。
ミドストスペシャルの感度
ロッドの振り方が少しわかってきたところで待望のバイトが出てくれました。おろしたてのロッドで早速の入魂。
この時バイトはハッキリわかりました。ACES 64SULJは結構”胴調子”のロッドなので、小さなバイトをちゃんと感じるのか心配でしたが、食った瞬間は手元にバッチリ伝わってきて逆にビックリしました(笑。
ミドストはラインテンションを抜いてロッドを大きく振る感じでやってたにも関わらず、バイトもしっかりと取れる感度が備わってますね。
この日は午前中にもう一本ミドストで釣ってるのですが、その時もバイトはハッキリ手元に感じました。
自分にとって初めてのミドスト専用ロッドなので、他のロッドがどうなのか全然わかりませんが、少なくともACES 64SULJはちゃんとバイトの瞬間を感じる事ができましたよ。
ガイド釣行の恩恵
ここでガイドを受けた感想を少し書いておきます。今回のミドストのレクチャーは素直に最初にガイドを受けて良かったなと。
これまで他の人の釣りを見たり、話しを聞いたりしてもイマイチイメージが掴めなかったに、同じ船の上で横で釣りを見ながら教えてもらえるのはものすごく効率が良いですね。
ミドストはロッドの振り方が大事なのですが、ロッドの位置や手首の使い方は離れた所から見ただけでは自分には良くわかりませんでした。
それが同じ船で真横で見てると、キャストの距離からロッドの立て方、リーリングの速さやラインのたるませ方まで丸見えです。
すぐに同じ事ができる訳ではないですが、正解の釣り方をすぐ横でやってもらえるのはイメージを作りやすいですよね。ロッドも全く同じなので、アクションのさせ方の違いがわかりやすかったですね。
その上、自分の悪い部分を教えてもらえるんですから、メチャ有意義な時間ですよ。1人でやってたら相当時間が掛かるだろうし、しかもそれで出来るようになるとは限らない。いや、多分出来ないだろうな(汗。
そして通い慣れたホームレイクで敢えてガイドを受けた訳ですが、なんとなく場所や地形はわかってるだけに、ボートポジションやキャスト距離がイチイチ参考になるんですよ。
その日ガイドしてもらったエリアの多くはこれまでルアーを通した事が無い場所でした。そりゃこれまで釣れない訳だよなと(苦笑。
今回のガイドで教えてもらった事で、1人で出た時の練習課題を明確に見つけられた気がしてます。
早春のバスは動きが早く、教えてもらったエリアや釣り方をただそのままやっても同じように釣れるとは限らない。ここから先は自分で考えてガイドしてもらって事をどれだけ活かせるかだなと。
カケヅカ的まとめ
ミドスト専用ロッド【fenwick ACES 64SULJ】を使ってみた主観的なインプレを書いてみました。
使用感をまとめると、
- 使いはじめは思ったより結構硬く感じた
- 慣れるとロッドをかなり振ってもラインテンションを緩められた
- 感度は良く小さなバイトが手元に伝わってきた
- 質量のあるワームなら軽めのジグヘッドでも操作性が良い
- 同じロッドを使ってるイタヤマンに色々聞ける(笑。
と言ったところでしょうか。
自分の場合は普段Twitterで情報収集をしてるのですが、ティムコのロッドやルアーについて関東のレンタルボートフィールドを主戦場に発信してる人がいますよね。
板山氏も頻繁にブログやSNSで発信してますし、ティムコの中の人であるうなぎいぬさんのTwitterや動画はいつも参考にさせてもらってます。
ミドストは自分の中でイマイチわからない世界だったので、一度ちゃんと教えてもらいたいと思ってました。
中でもミドストロッドは専用と言われるものが良いんだろうし、そうなると身近にいるミドストの専門家といえばイタヤマンですから、フェンウィックで迷いはなかったですね。
大手釣具店店員でありながらトーナメントでプロガイドという人は自分が知る限り他にいないので、頼りになります。
日々大量の釣り道具を扱うので、色んなメーカーの商品を良くしってるし、トーナメントで毎年安定して上位に入るレベルの釣りをプロのガイドとして他の人にフィードバックするという希少な人材ですからね。
まあイタヤマンを褒めるのはこのぐらいにして、でも自分のようにリザーバーでのミドストがイメージ沸かないという方はfenwick ACES 64SULJを使ってみるのも良いのではないでしょうか。
では