パワーフィネスと言えばカバーネコリグかスモラバというイメージでしょうか。
自分の場合「スモラバはベイトフィネスでやるもの」というイメージなのでパワーフィネスではネコリグに力を入れていこうかと。
そのパワーフィネスとネコリグの相性の良さについて、現時点で感じた事を書いてみたいと思います。
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亀山ダム×ネコリグ×パワーフィネス
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
2018年は自身のスピニングタックル見直し元年にするべく色々と試しております。
その一つ、これまで食わず嫌いで手をつけなかったパワーフィネスですが、今年は真面目にやるべく専用ロッド「スペルバウンドコアSCS-661/2ML-ST」を購入してトライしてるのですが、これが釣れますね(笑。
本当に今さらですが、パワーフィネス×ネコリグというゴールデンコンボがなぜ良いのか少しだけわかったように感じておりまする。
上にも書きましたが、パワーフィネスと言えばスモラバと考える人も多いかと思います。
スモラバもちろん釣れますし、自分もレパートリーにしっかり入っております、ただ。
やっぱりネコリグは亀山ダムにおいて避けては通れない道な気がするんですよね、個人的にですが。
スペルバウンドコアSCS-661/2ML-ST入魂
3月の房総チャプター2018開幕戦のために仕入れてあったスペルバウンドコアのパワーフィネス用ロッドですが、まんまと惨敗してまったく活かせなかったのは記憶に新しいところ(脳が記憶を削除したがってるが…)。
それから一ヶ月以上経った房総チャプター第2戦の前日プラでやっと入魂が完了するという(笑。
この時は岩盤×薄ゴミが良く、一旦岩盤に当ててから落とす「壁ドン」が好調で、短時間で複数匹をキャッチできたんですよ。
ワームは安定のOSPドライブクローラー4.5(fecoモデル)に1/32ozネイルシンカーを挿入したもの。
カラーはみみずぅ(ミミズ色)。あとソリッドブラックでも何本か釣りました。
魚が反応したのはワームの威力もあったと思いますが、ネコリグをきっちりピッチングで飛ばせるのはロッドの特性も大いに関係してたように感じてます。
スペルバウンドコアSCS1/2ML-ST、正直持ち重りするのですが、そのバランスで軽いリグを飛ばしやすいという事もあるのかと。
ドライブクローラー4.5にネイルシンカーを入れたものは結構重量がある割に空気抵抗が大きいので、通常のM~MHクラスのロッドだとティップが強すぎる感じがするんです。
今回使ったスペルバウンドコアだと ソリッドティップという事で、ティップがけっこうマイルドというか柔らかめなのでリグの重さを感じやすく、ピッチングで飛ばしやすいんですよね。
そのおかげもあって、房総チャプター第2戦の前日プラでは良い感じで釣れてくれました。
数的には5~6本でしたが、これは結構短時間の間に釣れたものです。自分的には中々の釣果(笑。
ネコリグとスモラバの違い
ところでパワーフィネスにおいてネコリグとスモラバはどう使い分けるのが良いのか。
上でも書きましたが、自分の場合はスモラバにはベイトフィネスで対応してます。
理由はキャスト精度と手返しで、スモラバはネコリグに比べてスリ抜けも良いので、ゴミの隙間ッチョを狙ったりするにはキャスト精度が必要です。
そしてスモラバの場合一投から回収までの時間がネコリグに比べて短いですから、手数を増やす意味でもベイトタックルの方が手返しが良いと考えてます。
もちろんそれは人によって攻め方が違うので、あくまでも自分の場合の話ですが。例えば極端に軽いスモラバの場合、どんなに高性能なベイトフィネスリールでも対応できない事もありますし。
そこは自分の感覚で使い分ければ良いのではないでしょうか。
カバーネコの揉みほぐし
亀山ダムに良く見られる、アオコなのか何なのかわかりませんが、薄いゴミがフローティングマット状のカバーを形成してるスポットが多くみられるんですよ。
カバーネコ(リグ)でパワーフィネスをやる時に、その薄ゴミの下に落としてやる動作の事を「揉みほぐし」と言うらしいです。
これは一度薄ゴミの上にネコリグを乗せて、一点でモジョモジョと揺すってやると、そのうちシンカーの重さで薄ゴミを貫通して落ちていきます。
この時マットの上でモジョモジョしてるワームをバスは見てるんですよね。
そして貫通と同時に食ってくるという。フロッグゲームに通じるところがある感じでしょうか(フロッグ未体験ですが…)。
ここでも「揉みほぐし」にもティップの柔らかいスペルバウンドコアが良いと思いました。
ティップの硬いロッドだとワームが大きく動きすぎてしまうので、一点シェイクが出来ないんですよ。
おそらくそれも想定して作られたロッドなんじゃないかと想像してます。すごくやりやすかったです。
折れやすいロッドかもしれないけど
自分的にメチャ気に入ったスペルバウンドコアSCS-661/2ML-STですが、正直扱いは簡単では無いかもしれません。
ティップ部分がソリッド素材になってるのですが、ここが全体の比率的に短いんですよね。
それでしか出せないアクションがあるのだと言う事は納得なのですが、ロッドを立て過ぎると折れそうで怖い(笑。
このソリッドティップのおかげでリグが暴れすぎるのを抑えてるように思いますが、魚を掛けた後の曲げ方には注意したいところ。
まあどのロッドにも同じ事が言えるんですけどね…。
カケヅカ的まとめ
そんな訳でスペルバウンドコアのパワーフィネスロッドを数回(都合7日ほど)使ってみた印象を書いてみました。
全国的に使用頻度が高いと思われるネコリグですが、同じパワーフィネスでもスモラバとネコリグは全然違うメソッドだし、ネコリグだけでもご当地によって仕様が全然違うと思います。
今回手にしたロッドは亀山ダムのスーパーロコの一角、羽生和人さん監修という事で、亀山ダムでのカバーネコには最適。
これまでほとんど釣れた経験がなかったカバーネコでしたが、専用ロッドでこんなに使用感が違うのかと感動しております。
自分の主力メソッドであるナイロン30ポンドを使ったフリッピングのバックアップとして、そして時にメインパターンとして活躍してくれそうな予感しかしません(笑。
正直これまでパワーフィネス苦手でしたが、一周回ってまたスピニングタックルがおもしろくなって来たというお話でした。
では。