【2019年11月リライト】
パワーフィネスやベイトフィネスでPEラインを使う時にリーダーをつける理由について説明します。
PEライン直結とリーダーの使いわけや結び方について
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PEラインにリーダーなぜ付ける?
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのかけづかです。
今回は自分自身経験値が乏しいここ数年取り組んでいるPEラインのリーダーに付いて考えてみたいと思います。
そもそも「PEラインになぜリーダーを付ける必要があるのか?」という素朴な疑問ですが、自分が見たり聞いたりした事をなんとなく書き出してみます。
ちなみに、その際には道糸より太いラインをリーダーにする場合と細いラインをリーダーにする場合があるんです。
それぞれの用途で分けてみますと、
道糸より細い(弱い)ラインをリーダーにする場合
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根がかりした時にラインが切れないから
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太いラインが魚に見切られやすいから
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トリプルフックにPEラインが絡みやすいから
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PEラインが透明じゃないのが気になるから
という具合でしょうか。
対して太い(強い)ラインをリーダーにする場合
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魚の歯などでラインブレイクの危険があるから
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フッキング時のショックを緩和するため(ショックリーダー)
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PEラインの直結だと結束強度が足りない
という感じ。
上に書いた中にはソルトでは常識な事もあるようですが、自分はソルトのルアーフィッシングはほぼ未経験。シーバスの乗り合い船に一回乗った事があるくらいです。
なのでバス釣りで必要とされるPEライン×リーダーの用途に限ったお話とさせてください。
PEラインとベイトフィネス
自分が亀山ダムでカバーにアプローチする時はナイロン30ポンドを使ったフリッピングがメインですが、ここ数年バックアップとしてベイトフィネスを導入してきました。
これまでPEラインを自分なりに研究した結果、それでないと釣れない魚もいると思ってます。
ベイトフィネスの場合はPEラインの1.5~2号をスモラバに直結で使ってましたが、最近ではほとんどの場合リーダーを組むようになりました。
ただし上に書いた「PEラインは結束強度が出しにくい」、というデメリットは個人的には感じた事がありません。
ラインが透明かどうかについても、カバーに入れる釣りと言う事で、まったく気にならないですね。
ロッドが多少マイルドで、しかもショート目のロッドを使ってるのも関係してるのか、アワセ切れもまったく心配ないです。
PEライン直結の方が釣れるパターン
ラインの強度以外の要因でPEラインを直結で使う場合もあって、その理由はルアーの自由度を出すためです。
例えばカバーにネコリグを入れた時にフォール一発でバイトが出る場合はフロロカーボンのリーダーを付けます。
これは飲まれてしまう事が多く、バスの口でラインが擦れてブレイクする危険性が高いから。
それに対してカバーに入れてから時間をかけてシェイクで誘う場合は直結にします。その方が軽いリグがラインの抵抗を受けずに細かく動いてくれるんですよね。
ただしそれらはあくまでもザックリした使い分けで、状況によって逆の使い方をする事もしばしば。
目安として参考にしてもらえたらと思います。
パワーフィネスとPEライン
房総チャプターが開催される亀山ダムでは、多くの選手がスピニングタックルによるカバー撃ちを取り入れてます。
実際にそれで上位入賞した人も沢山見てきましたしね。
亀山ダム発祥とも言われるパワーフィネスですが、やはりほとんどの選手がPEラインを採用してると思われます。
でもリーダーシステムを採用してる人がどのくらいいるのかは何とも言えないですね。
自分的な感覚だと、リーダーを付けるかどうかで意見はバックリ分かれるように思います。
想像するに、カバーの中だけを集中的に狙うならリーダーは必要無い、カバー周りをスイミングなどで狙う場合はリーダーを付けるという感じなのかな、と。
あとは極端に軽いリグを使う場合は糸絡み防止的な意味合いでリーダーをセットするのかもしれません。
パワーフィネスは自分としても今後の課題なので、じっくり検証していきたいと思ってます。
PEラインでの巻きシャッド
PEライン×フロロリーダーのメリットを最大限活かすためのメソッドとして、巻きシャッドがあると思います。
これについても経験値は少ないのですが、実際にスピニングタックルに細糸PEラインを巻いて使ってみたのですが、非常にメリットを感じました。
まず飛距離が凄く出せるし、ラインに伸びが無いせいかルアーがキビキビ動くんです。その分巻き感が手にも良く伝わってきますしね。
その巻きシャッドですが、PEライン直結だと、とにかく風に弱かった。風向きによってはワンキャストごとにフックにラインが絡み付いて釣りにならないんです。
これまでPEラインの釣りで感じた事が無かったのですが、「なるほど、これはリーダーを付けないとキツいわw」と実感しましたね(笑。
PEラインを使う上での初歩の初歩なんでしょうけど、これは初めて実感しましたね。まだまだバス釣りを知らないと思いました(笑。
スピニングPEライン
スピニングタックルでPEラインを使う場合、亀山ダムの場合は大きく二つに分けられます。
一つはパワーフィネスで一つは巻き物ロングキャスト。巻きものの中にはシャッド以外にも夏場のボイル撃ちなども含まれます。
そこで使うPEラインはまったく別もので、パワーフィネスに必要なのは強度としなやかさがあり、できれば比重が重い方が沈みが早く、キャスト時にもラインの重さで精度を出しやすいのではないかと。
対して巻きものロングキャストでは、なによりも飛距離を優先するので、ライン細いものを使います。
0.6号くらいは普通で、過去に房総チャプターで優勝した人は0.1号を使ったと言ってましたね(汗っ。
まあ0.1号までなるとロッドやリールとのマッチングがシビア過ぎるので、自分にはまだ無理なレベルですね。まずは0.6号から段々下げていこうと思ってます。
ちなみに夏場のボイル撃ちに関してはトップゲームに近いので、ラインの比重は軽い方が良いのかもしれません。
いや、そこも経験値が浅いので、何か気づいたらまたブログで報告しますね。
PEラインを直結する場合はハングマンズノット
PEラインをフックに直結する時に、自分は100%”ハングマンズノット”を採用してます。これまでノットが原因でラインブレイクしたと感じた事は一度もありません。
ハングマンズノットについて書いた記事がありますので、まずはそちらを参考にしてもらえればと思います。
元々フリップ用に愛用しているナイロン30ポンドの結束強度が出せなくて、色々調べてるうちにハングマンズノットに辿り着きました。
それが偶然にも、PEラインにも非常に相性が良い事がわかったんです。
結び方が簡単で早いだけでなく、太いラインやPEラインでの結束強度も非常に高いので、ぜひ試してもらえたらと思います。
さらにPEラインを結束する際には余り糸の端部をライターで焼いて玉っコロを作ってやると尚良いですよ。
最後に
PEラインにリーダーを付けるかどうかは釣りの種類で分けて考えるのが良いという事にしました。
ソルトの釣りではありえ無いのかもしれませんが、バス釣りではリーダー無しという選択も普通にアリですしね。
ただしここ最近ではPEラインを使う時にリーダーは必須となってます。やはりバスの口(歯)に擦れてラインブレイクする危険性は絶対ありますから。
そこでのリーダーの強さや長さなど、今も絶賛研究中です。今後また自分自信が進化したら追記していきたいと思います。
では。
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