自分が以前フロロカーボンの12ポンドクラスでカバーを撃ってた時。まったくバスが釣れませんでした。
使うルアーもタックルも今とは違ってましたが、そういう問題ではないですね。
今またフロロの12ポンドでカバーを撃ってもやはり釣れない自信があります(笑。
その理由を説明しましょう。
【ページへのいいねかツイッターフォローしてもらえると最新記事をお届けできます】
卵が先か鶏が先か
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。

ナイロンの30ポンド。
いろんな理由があってこの強さのナイロンを使ってますが、気持ちの問題が一番の理由です。

この強さのラインを使うから思い切ってカバーに入れ込めると考えてます。

もしもフロロの12ポンドでいつものようにカバーを前にしたらきっと厳しいところに撃てないでしょう。
そもそもバスがかかったら絶対に切れない強さのラインでないと獲れない。
という事も言える訳ですが、それは卵と鶏…の件と一緒ですよね。
強いラインだから釣れるのか、釣るために強いラインを使うのか。
どちらにしても食わせる前に「獲れるか獲れないか」で考えないとダメなんですよ。
ルアーの動きとラインの強さ
細いラインを使う理由としてルアーの動きを良くしたい、という意識があります。
これはライトリグで特に重視しますよね。

あとはディープをやる時はなるべく細い方が水の抵抗がなくなりルアーの操作をしやすくなります。
ボトムも取りやすく結果釣れると思います。ルアーの動きを良くするのは魚を騙しやすくするためですよね。
でもそれは主にオープンウォーターが前提になります。

ではカバーに関してはどうでしょうか?ラインが細い事のメリットって何かありますかね?無いですね。
カバーにおいてラインが細いのはデメリットしかありません。
バスがかかったら絶対に切れますから。
釣れてしまう不幸
もしも細いラインを使って万が一バスが釣れてしまったらその人は不幸ですね。
普通サイズのバスを細いラインで何とか釣り上げたとして。
ラインが細くてもバスが釣れると勘違いしてしてしまいます。
で、そのまま細いラインでデカバスがかかったら100パーセント切れます。
その時「ツいてない」と考えるのは間違ってますよ(笑。
それまで細いラインでバスが釣れてしまっていた事がツいてないんです。
そして不幸はさらに続きます。
もう、「細いラインでないとバスが口を使わない」と脳にスリ込まれてしまってます。
これを改善するには時間がかかりますよ。自分のように(笑。
目の前で見る事
そうなんです、細いラインでカバーを撃ってデカバスをバラしてたのは昔の自分です。
ライトリグばかりやっていたのでフロロの12ポンドでも自分的には太かったんですよ。
JBプロ時代のトーナメントでは0.5ポンドが大きな差でしたしね。

転機は亀山湖のローカルトーナメントに出るようになってからでした。
当時のローカルの凄腕の一人が普通にナイロンの25ポンドを使ってたんです。
そして目の前でカバーからガンガン釣ってたんですよ。
結構ショートロッドで、キャストがすごくうまくて。衝撃的でしたね。
バスがカバーの中で暴れてても、ラインが切れなければ高い確率でそのバスを獲れるんです。
それを目の前で見せられて、考え方が180度変わりました。
「カバーの釣りはまずラインから」。
「ルアーが入りさえすればあとはどうとでもなる」。

そして何より、ラインの太さとバイトの出方は関係ないらしい、という事。まったく関係ない事はないですが(笑。
それよりもカバーの中にルアーが入らなくては始まらない、という事を自分の目で確かめられた事。
どんなメディアや有名人の言葉より説得力がありましたね。
気持ちの問題を解決してから
もしも30ポンドのラインを使う事に抵抗があるとしたら、まずはその気持ちの問題からクリアしなくてはカバーでは釣れません。
経験した自分が言うのですから間違いないです。
カバーの奥の奥までルアーを入れ込む事、まずはその気持ちから育てましょう。細いラインは悪です。
ヘタしたらバスがかかってないのにラインが切れるかもしれませんよ?
細いラインを使ってるとちょっとしたキズが致命傷になります。
渾身のフッキングでバスの重みを感じる前にラインブレイクします。
それがバイトだったのかどうかも確信がもてません。
そうなると鬼アワセができなくなり、ヘナチョコフッキングで本当のバイトもミスってしまいます。
細いラインはカバーにおいて、攻めの気持ちを去勢してしまいます。
そのカバーごと引っこ抜くような渾身の鬼アワセをしたいですよね?
ナイロン30ポンドを巻いてください!
[…] […]