細いラインはカバーにおいて攻めの気持ちを去勢するという話をしました。
ナイロンの30ポンドラインを使う事で攻めの気持ちを持つ事が大事なんですよ。
でも、実際その強さ(太さ)のラインで本当に魚が釣れるの?という疑問もあるでしょう。
ではその部分についても考えてみましょう。
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いきなり太くした
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukass)です。
自分の場合、今のラインの前はフロロの12ポンドを使ってました。

それ以上太いラインは使った事がなかったですね(笑。
雑誌の記事などで有名人が「ヘビーカバーにはフロロの20ポンドが…」みたいな事を書いてますよね?
昔の自分的には、「絶対うそでしょ」という感覚でした(笑。
そんな太いラインを使って魚に気づかれないはずがない、という思いでしたね。
でも、亀山湖の凄腕の攻めを目の前で見て考えを改めました。
で、物事なんでも「うまい人をパクれ」が鉄則です(笑。
なのでいきなりその時店で買える一番太いラインを買って巻きましたね。
たしかデュエルのX-TEX コブラ25ポンドだったと記憶してます。もう10年以上前の事ですね。
ロープか!?
買ってはみたものの、パッケージから出してみた時に笑いましたね。
まるで紐かロープか、くらいの感覚でした。

当時使っていたスコーピオン1001に巻くと40mくらいしか巻けません(笑。
今の浅溝スプールだと10mくらいかもしれませんね。
それでも実際にフィールドで使ってみましたが、全く使えません。
当時は亀山湖でほとんどテキサスリグをやらなかったんですよ。
ハリアー80はすでに持ってたので、それにそのラインを組んで使ったのですが。
最初はどうにもなりませんでした。
重量のあるノーシンカーやラバージグを投げたのですがまったく飛ばないし。
このロープみたいなラインで本当に釣れるのか?と思いましたが。
でも実際に釣ってる人がいるのでそこは我慢して使い続けましたね。
シンカーが軽かった
これだけのタックルでやるからにはそれなりのヘビーカバーを攻めないと意味がありません。

当時自分が霞ヶ浦などで使っていたのは5gクラスのシンカーだったんです。
これでは30ポンドのラインに対して軽すぎたんですね
カバーでの操作性の他に、もっとキャストしやすい重さのシンカーでないとダメだ、と。
それからどんどん重くなって、今ではデフォルトで5/16オンスになりました。
1/4オンスではちょっと軽いかな?という感じですね。
時に1/2オンスも使いました。でも練習してるうちに、より軽いシンカーでもカバーに入れられるようになりました。
練習といってもキャストの精度とかルアーの操作うんぬんではなく。
確実に入れ込める距離を見つけただけです(笑。
つまり超接近戦。
そしてフリッピングロッドとの最強コンボへと生まれ変わります。
テキサス=ズル引き?
霞ヶ浦の浚渫や岩盤をテキサスのズル引きで釣ってました。
昔、自分の中ではそれがテキサスリグでしたね。
なのでシンカーが重いと吸い込みが悪くてバイトが小さくなったりしました。
いまならジカリグとかヘビダンがあるのでもう少し効率よくできそうですが。
当時のテキサスはズル引きが一番釣れるやり方でしたね。
でも亀山湖ではその釣りをする状況はまずないんですよ。

まずそんなかたいフラットがないです。
それに水がクリアなので、ライトリグ中心の釣りになってしまってました。
でも、やはり当時のローカルの別の凄腕の人が見せてくれたんですよ。
トップの使い手が教えてくれた
トップウォーターの使い手がいたんです。
まあまあオジサンだったんですが、ローカルトーナメントですごい勝率を誇ってた人で。
その人の武器が羽根もののトップウォーターだったんです。

それがシャローだけでなく、むしろ水深がある岩盤やカバー周りでデカイのを釣るんですよ。
これを何年も近くで見て、ようやく気づくんです。
「水深は関係ない」。

ある大物バスプロの言葉で、「リザーバーのバスはプレッシャーがなければトップが最強」 と。
典型的なリザーバーである亀山湖のバスは常に水面を意識していたんです。
クリアな水質も手伝って少々深いところにいても水面まで出てきてバイトするんですよ。
中層を攻めるための武器
そうは言っても、自分にはトップウォーターはうまく使えませんでした。(トライはしましたが)
とりあえずマネしてみますが、やはり好きなスタイルというものがあるんですよね。
そこで自分なりにアレンジしたのがカバーテキサスの原形です。
昔、手漕ぎボートでロッドをカバーに突っ込んで釣っていた釣り。
当時は6フィートくらいのショートロッド(スピニング)でした。
いまなら自分の手にはハリアー80が握られている。そして30ポンドラインを巻いたリールが付いている。
それなら、と。
まあまあ離れた位置からロッドの先にぶら下げたテキサスをブッシュの中に突っ込みます

そしてクラッチを切って少し落としこみました。
それが釣れたんですよ。
その時気づいたのは、水深が深くても食ってるのは浅いところだな、と。
だんだんクラッチを切らずに垂らしたライン分だけで釣るようになっていきました。
現在のフリッピングになるまで時間はかかりませんでしたね。
超ロングディスタンス
今現在、カバーに対してかなり接近して撃ってるように見えると思います。
でも、自分としてはかなり離れてやってる感覚なんです。
実際にはもっともっと近づいても釣れるはず。

でもプレッシャーを考えて離れたところから撃ってるんですよ。
仮にバスが水面近くにいても近づき方を工夫すればロッドの先から垂らしてるテキサスで食わせられます。
船がブッシュに突っ込んでしまったらダメですけど。
その前にアプローチを完了すれば食わせられますね。
フリッピングロッドと30ポンドラインならそれが可能なんです。
さて、この話は終わりがないんですよ(笑。
という訳でさらに続きます。
次回は具体的なワームやリグの作り方も交えて書いてみますね。
チェックカバーのバスを釣りたいならナイロン30ポンドを使え チェック続続・カバーのバスを釣りたいならナイロンの30ポンドを使え
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