【リールメンテナンス】ベアリングにオイルを差す時に注意したい事

【2018年3月加筆】

 

リールカスタムの基本と言えばベアリングへの注油ですよね。

 

でもその際にただ注油するよりも効果的な方法があるので紹介しますね。

 

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ベアリングへの注油

 

みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。

 

各地でバスフィッシングシーズンが本格的にスタートしましたね(2017年4月現在)。

 

自分のホームレイクである亀山湖でも景気の良い釣課が報告されてます。

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みさなんは冬の間にリールのメンテナンスなどはしっかりされた事と思いますが、ベアリングへの注油ってどうしてますか?

 

もしかしてそのまま差すだけって感じでしょうか?

 

注油の目的はベアリングの磨耗を最小限に抑えるためにも大事な部分ですよね。

 

でも、そのままベアリングに注油しただけだとしたら、ちょっともったいないやり方ですよ。

 

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ベアリングの脱脂

 

スプールの回転に関係する部分のベアリングはオイルを差す前に完全脱脂をする事をおすすめします。

 

リールのベアリングは継続して回転し続けるものではないので、常に初動と停止を繰り返します。

 

なので停止からの初動が大事な訳ですが、それにはベアリングに入り込んだ微細な磨耗カスやゴミチリ等を除去してやるのが効果的なんですよ。

 

フィールドで使用してるうちに磨耗した微細なカスとかチリやカス等がベアリング内部に溜まるんですよね。

 

それをそのまま上からオイルを差しても、その効果は最大限発揮されないんです。

 

特にリールカスタムメーカーでリリースしている特殊なオイルの場合はなおさらですね。

 

オイルの混合を避ける

 

リールのベアリングに差すオイルですが、カスタムパーツメーカー各社から様々なタイプのものがリリースされてますよね。

 

その中のどれが良い、みたいな話は正直自分にはわかりません(笑。

 

ただ、色んなメーカーのオイルをチャンポン(混合)して使うのは避けた方が良いという事は言えると思います。

 

オイルを差す時はもちろんですが、一度差して一定期間そのまま使ったリールに、今度は別のオイルを差すと効果が薄れるんです。

 

単に防錆の効果のみを期待するなら良いですが、だったらカスタムパーツメーカーの専用オイルを使う意味は無いですよね(笑。

 

ではどうすれば良いのでしょうか。

 

HEDGEHOG STUDIOの場合

 

自分の場合は仕事の関係もあり、当然HEDGEHOG STUDIO製のオイルを使ってます。

 

ちょっとだけ宣伝しておきますが、HEDGEHOG STUDIOのパーツをご注文いただく際に、アルケミーオイルを一緒に買うとすべての商品が送料無料になるんですよね。

 

なのでちょっとした一個のパーツを試しに買ってみようとお考えの方は、このオイルを買ってもらうとお得かもしれませんね(笑。

 

で、このようなリールベアリング専用に開発された特殊なオイルの場合、他のオイルやグリスと混ぜない方が効果を発揮するんですよ。

 

それは配合の関係でどのメーカーのどんな高価なオイルでも考え方は同じです。

 

なのでオイルの種類を変える際には完全脱脂が望ましいんですね。

 

完全脱脂の方法

 

実際の手順についてはHEDGEHOG STUDIOから動画がリリースされてますので、そちらをご覧ください。

 

 

こちらの動画でも解説されてますが、パーツクリーナーで洗浄した後にエアーダスターで中の洗浄液を気化させる事も大事なんですよね。

 

自分の場合は工場にコンプレッサーが常備してあるので、いつもそれでやってしまいますが(笑。

 

もしエアダスターやコンプレッサーが手元に無い場合、ヘアドライヤーなどで感想させるのも良いと思います。

 

というか、そっちの方がベアリングにやさしいかもしれないですね。

 

スプールベアリングの洗浄や交換などに便利な専用ツール【スプールベアリングリムーバーTypeR】

2018年2月1日

 

最後に

 

ノーマルリールに元からついているベアリングは誰が使っても違和感のない良いものだと思います。

 

でもあまり尖ったものではなく、釣りの種類によって細かく使い分けるなら、ベアリングにも拘るところがあるんですよね。

 

例えばビッグベイトとベイトフィネスではベアリングの種類を変えた方が、よりリールの性能を引き出せる訳です。

 

リールメンテナンス_160242

なぜリールのベアリングを交換する必要があるのか考えてみた

2017年4月28日

 

まあ、そうでなくてもベアリングを正しく洗浄、揮発、注油するだけでリールの性能に違いがでますからね。

 

絶対にHEDGEHOG STUDIOの商品でなければいけない訳ではないですが、専門メーカーの商品は間違いないですから(笑。

 

よかったらベアリングの洗浄にもトライしてみてくださいね。

 

終わります。

 

追記:ベアリングを交換したり、専用のオイルを使うもう一つの意味として、リールを良い状態で使える期間を長くする目的があるそうです。ベアリングを変えた直後にリールの回転などを体感するのは微妙に思われるかもしれませんが、より良い回転や巻き感を長く持続させるためのものだと考えてもらうと良いかと思います。

 

(【リールメンテナンス】ベアリングにオイルを差す時に注意したい事)をお読み頂きありがとうございました。

 

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