16メタニウムMGLの分解手順ですが、前半ではサイドカップを外すところまで説明しました。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/09/16metanium-mgl-disassembly/”]中偏ではドライブギヤ周りを外すところまで解説したいと思います。
サイドカップを外す
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ( @kakedukaSS )です。
それでは続きから行きますね。
まずサイドカップを外します。
↓ 慎重過ぎるくらい慎重に外します。
外したカバーの方にもスプリングが付いてるのがわかりますでしょうか?
これが良く飛んでしまうんですよ。
でもゆっくりゆっくりやれば大丈夫ですから。
そうしたら、外したサイドカップ側のベアリングに入ってるパーツを外しておきます。
↓インナーチューブという部品
↑ピンボケ失礼!
↓失くさないように注意します
そして反対側のベアリングも抜いておきます。↓
このベアリングはハンドルを回した時にシャフトを支持する役目なのでメンテの時はキレイにしてやると良いですよ。
次はいよいよメインギヤですね。
それにしても16メタニウムMGLはパーツの削り目までキレイです。
これは相当精度の高いマシンで削ったと思われます。
でも加工手順とか判っちゃった(笑。最悪壊したら作れそう。
それは良いとして、次です。
メインギヤ周りを外す
それではメインギヤ(ドライブギヤ)を外していきます。
スタードラグ座金と呼ばれるヤツを外します。
↓外側の黒いヤツ
まあ、ドライブギヤと一緒に外しても良いんですけどね。
ただ、メンテする時に順番がありますから、一応書いておきます。
↓続いてドライブギヤを外します。
ドライブギヤの内側にもプレートがありますので、失くさないように気をつけましょう。
しかし、さすがの精度ですね。ちょっと傾けると抜けないです。
ここも無理に引き抜くと部品を傷めますので慎重に。
それにしても、ドライブギヤにはほとんどグリスが付いてないのは何を意味してるんですかね?
ムダに不純物を巻き込まないため?
来年フィッシングショーに行ったらSHIMANOの人に聞いてみよう。
さて、続けてスタードラグ座金の大きい方です。↓
↓さらにストッパーギヤも。
上の二つはシャフトに対して入れる向きがあるので気をつけてくださいね。
クラッチを切った状態をハンドルを回す事でクラッチを戻す役割のパーツです。
ドライブギヤが空回りする構造なのに対してこちらはシャフトと同期してるんですよ。
ちゃんと入ってないとクラッチが切れなくなりますのでご注意を。
ここまで出来ましたでしょうか?
ピニオン周り
次はピニオンギヤ周りを分解していきますね。
先ほどスプリングが二つ付いていた部分です。↓
ここは引っ張ると普通に抜けます。
↓ここは特に問題ないですよね。
次はドライブギヤ軸と呼ばれるシャフトを外して行きます。
ここも絶対大きなドライバーで作業してください。↓
ここをナメてしまうとこの裏にある大事なベアリングが外れなくなってしまいます。
一旦緩んだらマイクロドライバーでも構いませんので。↓
緩める作業はマイクロドライバーの方が断然早いし楽ですよね。
↓ここは上下二ヶ所あります。
↑下も同じように。
ビスを外したらシャフトを外してみましょう。
これも精度出てるので、一瞬外れないかと勘違いするレベル(笑。
↓ グリスがスゴイ!
これは後でふき取ってやります。
まあ、新品状態だからそのまま取り付けても良いけど(笑。
さて、今回はここまでです。
なんかリールの分解手順を解説するのって難しいです(汗っ。
手持ちのリールだし、自分の備忘録的な部分も大きいので(笑。
13メタニウムとの互換性を比べてみたい、というのもあるんですよね。
次は最後までバラすところまで解説できると思います。
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