16メタニウムMGLの分解手順ですが、前半ではサイドカップを外すところまで説明しました。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/09/16metanium-mgl-disassembly/”]中偏ではドライブギヤ周りを外すところまで解説したいと思います。
サイドカップを外す
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ( @kakedukaSS )です。
それでは続きから行きますね。
![20160902_230126 20160902_230126](https://kakedzukass.com/wp-content/uploads/2016/09/20160902_230126_thumb-1.jpg)
まずサイドカップを外します。
↓ 慎重過ぎるくらい慎重に外します。
![20160902_230200 20160902_230200](https://kakedzukass.com/wp-content/uploads/2016/09/20160902_230200_thumb.jpg)
外したカバーの方にもスプリングが付いてるのがわかりますでしょうか?
これが良く飛んでしまうんですよ。
でもゆっくりゆっくりやれば大丈夫ですから。
そうしたら、外したサイドカップ側のベアリングに入ってるパーツを外しておきます。
↓インナーチューブという部品
![20160902_230254 20160902_230254](https://kakedzukass.com/wp-content/uploads/2016/09/20160902_230254_thumb.jpg)
↑ピンボケ失礼!
↓失くさないように注意します
![20160902_230344 20160902_230344](https://kakedzukass.com/wp-content/uploads/2016/09/20160902_230344_thumb.jpg)
そして反対側のベアリングも抜いておきます。↓
![20160902_230415 20160902_230415](https://kakedzukass.com/wp-content/uploads/2016/09/20160902_230415_thumb.jpg)
![20160902_230435_001 20160902_230435_001](https://kakedzukass.com/wp-content/uploads/2016/09/20160902_230435_001_thumb.jpg)
このベアリングはハンドルを回した時にシャフトを支持する役目なのでメンテの時はキレイにしてやると良いですよ。
次はいよいよメインギヤですね。
![20160902_230515 20160902_230515](https://kakedzukass.com/wp-content/uploads/2016/09/20160902_230515_thumb.jpg)
それにしても16メタニウムMGLはパーツの削り目までキレイです。
これは相当精度の高いマシンで削ったと思われます。
でも加工手順とか判っちゃった(笑。最悪壊したら作れそう。
それは良いとして、次です。
メインギヤ周りを外す
それではメインギヤ(ドライブギヤ)を外していきます。
スタードラグ座金と呼ばれるヤツを外します。
↓外側の黒いヤツ
![20160902_230551 20160902_230551](https://kakedzukass.com/wp-content/uploads/2016/09/20160902_230551_thumb.jpg)
まあ、ドライブギヤと一緒に外しても良いんですけどね。
ただ、メンテする時に順番がありますから、一応書いておきます。
↓続いてドライブギヤを外します。
![20160902_230634 20160902_230634](https://kakedzukass.com/wp-content/uploads/2016/09/20160902_230634_thumb.jpg)
ドライブギヤの内側にもプレートがありますので、失くさないように気をつけましょう。
しかし、さすがの精度ですね。ちょっと傾けると抜けないです。
ここも無理に引き抜くと部品を傷めますので慎重に。
それにしても、ドライブギヤにはほとんどグリスが付いてないのは何を意味してるんですかね?
ムダに不純物を巻き込まないため?
来年フィッシングショーに行ったらSHIMANOの人に聞いてみよう。
さて、続けてスタードラグ座金の大きい方です。↓
![20160902_230716 20160902_230716](https://kakedzukass.com/wp-content/uploads/2016/09/20160902_230716_thumb.jpg)
↓さらにストッパーギヤも。
![20160902_230733 20160902_230733](https://kakedzukass.com/wp-content/uploads/2016/09/20160902_230733_thumb.jpg)
上の二つはシャフトに対して入れる向きがあるので気をつけてくださいね。
クラッチを切った状態をハンドルを回す事でクラッチを戻す役割のパーツです。
ドライブギヤが空回りする構造なのに対してこちらはシャフトと同期してるんですよ。
ちゃんと入ってないとクラッチが切れなくなりますのでご注意を。
ここまで出来ましたでしょうか?
ピニオン周り
次はピニオンギヤ周りを分解していきますね。
先ほどスプリングが二つ付いていた部分です。↓
![20160902_230759_001 20160902_230759_001](https://kakedzukass.com/wp-content/uploads/2016/09/20160902_230759_001_thumb.jpg)
ここは引っ張ると普通に抜けます。
↓ここは特に問題ないですよね。
![20160902_230815 20160902_230815](https://kakedzukass.com/wp-content/uploads/2016/09/20160902_230815_thumb.jpg)
次はドライブギヤ軸と呼ばれるシャフトを外して行きます。
ここも絶対大きなドライバーで作業してください。↓
![20160902_231131 20160902_231131](https://kakedzukass.com/wp-content/uploads/2016/09/20160902_231131_thumb.jpg)
ここをナメてしまうとこの裏にある大事なベアリングが外れなくなってしまいます。
一旦緩んだらマイクロドライバーでも構いませんので。↓
![20160902_231209 20160902_231209](https://kakedzukass.com/wp-content/uploads/2016/09/20160902_231209_thumb.jpg)
緩める作業はマイクロドライバーの方が断然早いし楽ですよね。
↓ここは上下二ヶ所あります。
![20160902_231152 20160902_231152](https://kakedzukass.com/wp-content/uploads/2016/09/20160902_231152_thumb.jpg)
↑下も同じように。
ビスを外したらシャフトを外してみましょう。
これも精度出てるので、一瞬外れないかと勘違いするレベル(笑。
↓ グリスがスゴイ!
![20160902_231247 20160902_231247](https://kakedzukass.com/wp-content/uploads/2016/09/20160902_231247_thumb.jpg)
これは後でふき取ってやります。
まあ、新品状態だからそのまま取り付けても良いけど(笑。
さて、今回はここまでです。
なんかリールの分解手順を解説するのって難しいです(汗っ。
手持ちのリールだし、自分の備忘録的な部分も大きいので(笑。
13メタニウムとの互換性を比べてみたい、というのもあるんですよね。
次は最後までバラすところまで解説できると思います。
リールメンテナンスツールに関する他の記事はこちら
● リールメンテナンスでEリングやストッパーリングを絶対に無くさないで外す方法
● 【リールメンテナンス】ベアリングにオイルを差す時に注意したい事
● ぶっちゃけ、リールメンテナンスってやった方が良いの?
コメントを残す