SHIMANO16アルデバランBFS XGのノーマルを使ってみて、カスタムの方向性が決まりました。
かなり理想的なフィーリングになったと思います。
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ノーマル16アルデバランBFSのインプレ
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのかけづかです。
先日SHIMANOのフラッグシップベイトフィネス機である『16ALDEBARAN BFS XG』を購入、その後ホームレイクの亀山ダムで実際に使ってみました。
撃ちものを想定してのエクストラハイギヤモデルなので、スモラバやネコリグ、そして2.6gシンカーのリーダーレスダウンショットなどなど。
それらの釣りで『ノーマルの16アルデバランBFS XG』を数回使ってみた素直な感想として、それなりに快適ではあるけど、ぶっちゃけ驚くほどではなかったです。
もちろん基本性能は素晴らしいと思うのですが、普段からカリカリのフルカスタムリールを使ってるせいでそこまでの驚きは無く、まあ”ノーマルにしては”使いやすいなと。
いや、ノーマルを好んで使ってる方に対してこんな失礼な言い方もないですよね。ごめんなさい。
でも3年前にリリースされたリールにもかかわらず、現在でもノーマルでこれだけの性能は素晴らしいと素直に思います。
16アルデバランBFS XG×PEライン
PEラインの1.5号を40mにフロロカーボン12ポンドのリーダーを約1mというセッティングで使ってみましたが、ルアーの総重量5g程度ならまずまず快適。
それ以下の軽さになってくると弾道も定まらず、最後の”もう一伸び”が足りなく感じてしまいました。
ロッドとの相性もあるでしょうし、「そもそも自分のスキル不足を棚に上げて何を言ってやがる」とお叱りを受けてしまうでしょうけど(苦笑。
でもまあ、その低スキルなヤツでもスパスパとキャストを決めて、トラブルレスで使いやすくするのがリールカスタムです。
それは今の自分の仕事にも大いに関係するので、ノーマルで基本性能の高いリールをカスタムでさらに尖った仕様にするのが自分の使命かなと。
ただご理解頂きたいのは、リールカスタムは”諸刃の剣”で、何かを特化させたら何かを犠牲にします。例えばスプールの立ち上がりだけを特化させればラインの巻量は極端に少なくなるという具合ですね。
そういう意味ではノーマル状態のリールは凄くバランスが取れた万人に使いやすい状態と言える訳です。
それらを踏まえた上で、16アルデバランBFS XGを自分専用にカスタムしていきたいと思います。
16アルデバランBFS XGを買った不純な理由
市場にいろんなベイトフィネスリールが出てる中で16アルデバランBFS XGを買った理由は至って不純でして(笑。
これまで自分の手元にある”撃ちもの用”ベイトフィネス機は2台で、1台が『SHIMANO12アルデバランBFS』、もう1台が『abu16REVO LTX-BF8』です。
年々プレッシャーが高まるフィールド状況に合わせてベイトフィネスを強化するべく取り組んできましたが、そろそろ手持ちのベイトフィネス機が足りないと感じまして。
『16REVO LTX-BF8×Availマイクロキャストスプール』があまりにもすばらしいので、通常であればこのリールをもう1台買って同じ仕様にするところですが、そこは商売上の理由で別のリールにせざるを得ず(苦笑。
パーツ製作の関係もあり、現行のSHIMANOベイトフィネス機最高峰である16ALDEBARAN BFS XG購入に至った訳です。
16アルデバランBFS XGカスタムを紹介
それでは今後の使用を想定したカスタムの内容を紹介しますね。
AvailマイクロキャストスプールMicrocast Spool 16ALD15R (溝深さ 1.5mm)
やはりベイトフィネスリールと言えばスプールです。ノーマルでもかなり軽量ですが、Avail製マイクロキャストスプールにする事でさらなる軽量化を実現。
そして溝深さが2種類あるうちの超浅溝にする事でPEラインとの相性がさらに向上する事が期待できます。
他のリールで実証済みですが、”微妙な差”ではなく、ハッキリとした明確な差を体感できると確信。
ブログ仲間のikahimeさんがマイクロキャストスプール×PEラインの実釣インプレ記事を上げられてますので、参考にどうぞ↓
[blogcard url=”https://ikahime.net/aldebaran-avail-spool-impre”]Availヘキサゴナルスタードラグ(SD-ALD15 CGLD/シャンパンゴールド)
スタードラグは装飾品と思われる事があります。確かに見た目がカッコ良くなるのはありますが、でも機能的に大事なパーツでもあるんですよね。
特にベイトフィネスの撃ちものでは片手操作できる事が多い方が楽です。通称”指ドラグ”と言われる(?)ロッドを握った手の指でドラグをクルクル回しやすいのは大きなメリット。
ノーマルの5本足に対してAvail製はヘキサゴナル(6本足)。足が一本多いだけでも広いやすさが全然違います。ノーマルより長いですしね。
まあ「スタードラグと言っても6本だからスターじゃねんじゃね?」というツッコミはご遠慮ください(笑。
Availシマノ用 オフセットハンドル STi2
もはや自分の中で定番化してる感があるAvail・STi2ハンドル。これの90mm(ノブの中心から中心までの距離)をチョイス。ノーマルより5mm長くして巻取りを強化。
じつはブラックかガンメタが欲しかったのですが、現在在庫切れとの事でシャンパンゴールドをお願いしたんです。でもスタードラグもシャンパンなのでちょっと眩しすぎるやろと(笑。
なので別のリールに付いていたブラックを外し、シャンパンゴールドのハンドルと交換。この方が締まって見えますよね(謎。
ノーマルのノブが華奢に思えたので、13メタニウム用のノブを移植。少しだけ剛性と重量がアップしました。
KDWチタンハンドルロックナット
これは意味あるのかないのか微妙なところですが、商売的にセットできる自社製品はセットしますよね、そりゃ(笑。
でもまあ、リテーナーの固定ビスもチタンだし、ここは揃えておくとゴージャス感あるじゃないですか?
はい、見た目です(爆。
いや、もしも怪魚が掛かった時にハンドルがすっ飛ぶネガを潰してる訳ですよ…(だからそういうリールじゃねーし)。
その他もろもろ
16アルデバランBFS 用にAvailさんからカスタムパーツを送ってもらったのですが、ハンドルとスタードラグにブラック/ガンメタが在庫切れとの事(ああ…)。
かろうじて95mmのハンドルにガンメタが少数残ってたのですが、90mmはどちらも在庫切れだったので今回はシャンパンゴールドをチョイス。
でも16アルデバランBFSはメカノブキャップの刺し色がゴールド系なので、シャンパンゴールドを前面に出してしまうとちょっと煩い感じ。
なのでここは他のリールにセットしてあったブラックのハンドルを移植して、リテーナーをシャンパンゴールドに。
さいごに
いやしかし、この仕事しててよかったなー(しみじみ)。カスタムパーツだけでリール本体の値段を超えちゃってるけど、それが許される環境で幸せすぎる‼️
Availさんとは一応競技選手としてサポートして頂いてる体ですが、完全に仕事繋がりで商品提供してもらってるだけになっちゃってる感じ(笑。
もはや道具の言い訳はできないぐらい充実してるので、そろそろちゃんと釣って成績ださないとな…。
それにしても毎年毎年各メーカーさんから新製品が出ますが、16アルデバランBFSに搭載された 『FTB』はSHIMANO初のマグネットブレーキという事で、発売から3年以上経った今でもベイトフィネスの最高峰に位置してますよね。
もしも世の中にリールカスタムなんてものが無かったら、メチャメチャ感動して使い続けてるんだろうなー。
今回Avail製マイクロキャストスプールを入れたものが、ノーマルとどれだけ違うのか楽しみすぎる訳ですが、それも基本性能の高いベース機があっても事。
やはりリールの進化の恩恵に預かってるという事で、リールメーカーさん様々です、はい。
ではでは。