パーツの見本取りのためにHEDGEHOG STUDIOから借りているスコーピオンBFS。
せっかくなので少しの間使ってみようと思ってます。
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ベイトフィネス入門機
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
今手元にSHIMANOの2017年発売のベイトリール、SHIMANOスコーピオンBFS XGを借りてきてます。
このリールに関係するパーツを新規にデザイン制作するためですが、せっかくなのでフィールドで使ってみようと思ってまして。
でもその前に恒例の内部チェックをしておきましょう(笑。
このリールはベイトフィネスの入門機的な位置づけのようで、16アルデバランから採用されているSHIMANO製マグネットブレーキ、FTB(フィネス・チューン・ブレーキ・システム)なるものが搭載されてるんですよね。
一見16アルデバランBFSや17カルカッタコンクエストBFSと同じスプールに見えますが、そこは17スコーピオンBFS専用設計のスプールのようです。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/03/shimano17calcutta-conquest-bfs-hg315/”]
それにしても噂通りの軽さですが、はたして中身はどうなってるんでしょうか。
ドライブギヤはジュラルミン
発売前からSNSなどで噂になっていた本体重量ですが、カタログスペックで165gと、かなりの軽量モデルと言えます。
しかしSHIMANOリールファンの間では、従来のスコーピオンの堅牢さは残して欲しいという意見も耳にしていました。
これはつまり、肝心のドライブギヤはブラス(真鍮)製のままにして欲しいと言う事。
それがしかし、やはり軽量化のためにはしかたがなかったので、ドライブギヤはジュラルミンのようです。
まあベイトフィネス専用機、そして入門機と言う事を考えると、この部分の軽量化はやむをえなかったのでしょうか。
でもドラグクリッカーが標準装備されるなど、お得感は感じられるのかもしれません。
値段も値段ですから、完全に入門機として割り切れば使ってみる価値は無くもないかな、と。
でも個人的には実売価格で約7000円くらいの差だったら、上位機種であるアルデバランを買ってしまうでしょうね(笑。
クラッチの切り心地
機能以外?で気になったのがクラッチの切り心地です。
サイドプレートを開けて中身を確認してみると、経費?節約のためなのか、同じSHIMANOの16メタニウムなどとは仕組みが若干違うようです。
クラッチを切った時に動く格パーツ類の素材がどうも違う気がするんですよね。
あきらかに違うのはクラッチツメと呼ばれるクラッチのON/OFF時にスライドするパーツが金属のプレス加工品になってると言う事。
16メタニウムMGLなどはこの部分が別パーツで樹脂製なんですよね。
↓16メタニウムMGL
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/09/16metanium-mgl-disassembly/”]
なので非常になめらかな切り心地を実現してるんですが…。
ベイトフィネス系の釣りは手返しが多く、クラッチを切る回数は多いですよね。
この切り心地はちょっとどうなんでしょう。
まあ、これも値段からしたらしかたがないのかもしれませんが。
おわりに
ほとんど新品状態のSHIMANOスコーピオンBFS XGを見てみました。
外観はあまり目を引く部分が無く、中身もまあまあ予想通りでした。
こうなると実際の使用感にかかってきますね(笑。
SHIMANO製マグネットブレーキシステム・FTB用スプールの場合、ラインキャパは極端に少ないので、フロロカーボンの8ポンドを45mがいっぱいのようです。
そうなると、15年製までのアルデバランのように、12ポンド50mみたいな仕様にはできないんですよね。
使い方はかなり限定されてしまう中、はたして他の機種との差別化をどう考えれば良いのでしょうか。
単純に値段が安いだけ、と言う事になるならあえて選ぶ必要は感じないですね。
どうせ上位機種の16アルデバランとは30g以上重量差がある訳ですし、それなら上位機種にしたほうが満足感があるように思いますけどね(笑。
これであえてドライブギヤをブラスにして、重量は増えるけど差別化も出来てた方が楽しかったかもしれません。
さて、実際の使用感はどうなのか。
次の釣行で使ってみますね。
おわります。
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