2018年5月に発売された『SHIMANO18バンタムMGL』のハイギヤモデル「HG」を手持ちの色んなロッドにつけて色んな釣りをしてみて思った事を書いてみたいと思います。
やっぱりある程度重量があるリールは使いやすいですね。
ロングロッドには重めのリールが良い
みなさんこんにちは、「リールは軽ければ軽いほうが良い」とは全く思ってないカケヅカです。
そんな自分が2018年に発売された『SHIMANO18バンタムMGL』について書いてみたいと思います。
高剛性やマグナムライトスプールのキャストフィールの良さを謳って話題をさらったリールですが、自分としては適度な重量感に注目していました。
このリールは春先に右ハンドルモデルが先行リリースされて、SHIMANO関連工場の火災などが影響したのか、それから数ヶ月遅れて左ハンドルがリリースされたという流れでしたね。
たしか6月に入ってからだったと思うのですが、地元のプロショップ「マニアックス」さんに取り置きしてもらってハイギヤモデルの『18バンタムMGL HG』を購入しました。
それから約二ヶ月の間、家でもフィールドでも触りまくってるのですがw、非常にコンパクトでありながら適度な重量感があって早くもメインリールになりそうな感じです。
特に7フィートを超えるロングロッドやブランクスが重めのグラスロッドに相性が良いと感じてます。
長い(重い)ロッドと重いリールとの相性
いきなり話が逸れてしまいますが、自分の普段の釣りのスタイルはカバーフリップです。
千葉県房総半島にある亀山ダムがホームフィールドで、そこで崩落跡や水没したブッシュカバーにテキサスリグや、最近ではカバーネコを撃っていく釣りが大好きなんですよね。
その時使うのが溺愛している『愛竿・旧TDバトラーリミテッド ハリアー80』というカタログ上8フィートあるロッドになります。
このロッドですが、8フィートという長さにもかかわらず自重約130gというメチャメチャ軽いロッドでして。
自分のような非力なオッサンが一日振っても全然疲れません。
そのハリアー80に合わせてるリールですが、現在は色々あってDAIWA17TATULA SV TW8.1L に落ち着きました。
それまでもっと軽い『SHIMANO13メタニウムXG』をセットしてたのですが、リールシートが独特な形状をしてるDAIWA製ロッドとSHIMANOのリールが合わないんです。
その部分の話はここでは割愛させてもらいますが、特に狙った訳でもなくたまたま重量のあるリールに変えたところ非常にバランス良く感じたんですよね。
手元に重心が近くなったおかげでロングロッドの重量感を感じなくなったと言う事みたいです。
その事は自分がタックルの重量バランスを考えるようになったキッカケになりました。
グラスロッドと18バンタムMGL
軽いと言っても130g台のフリッピングロッドですから、今どきの軽量化が進んだ最新モデルのロッドと比べると重い部類ですよね。
そして長いロッドほど遠心力が多く働くのでキャスト時にルアーをより重く感じるのはあると思います。
同じ重さのルアーを短いロッドと長いロッドでキャストしてみると、長いロッドで投げた方が重く感じるというアレですね。
ではロッドが短ければより軽いリールが良いのか?、と言うとそうとも限らず。
グラスロッドのようにブランクスがカーボンに比べて重くてダルい場合にも重量のあるリールとの相性が良いと感じてます。
例えば自分の手持ちにあるSHIMANO『ゾディアスの166ML-G』ですが、自重はグラスにしては軽めの117g。
これに175gの『SHIMANO16メタニウムMGL』を合わせて使ってたのですが、途中から『14カルカッタコンクエスト』に変えたのは重量バランスによる理由からです。
しかしギヤ比5.2というローギヤが使いにくくw、今期は『18バンタムMGL』を乗せる事が多いですね。
今のところ一台しか『18バンタムMGL』を持ってないので現場での載せ換えが忙しいです(笑。
巻く釣りと重いリールの相性
次ですが、スピナーベイトやクランクベイトといった巻く釣りには重いリールが相性良いと思います。
グラスロッドと言えば巻く釣り前提だから上に書いた事と同じなんですがw、でもグラスよりも軽いカーボンロッドで巻く時も当然ある訳で、その時も適度に重いリールがバランス良いんですよね。
先日千葉県房総半島にあるリザーバー三島湖に初釣行したのですが、午後から結構風が吹いた時間帯があったんです。
その時別のワームリグをやっていたロッドで1/2ozのスピナーベイトをしばらく巻いてみたのですが、とてもキャストフィールが良くて、その時は不思議に思ってました。
リールはもちろん『18バンタムMGL』だったのですが、ルアーの重さを気持ち良く感じながら狙った弾道で飛ばせたんですよ。
ちなみにロッドは『旧エクスプライドの170M-PF』で、当初カバー用に軽めのラバージグやテキサスリグを撃っていくために使おうと思ってました。
でもティップが思ってたより柔らかくて自分のイメージした使い方が出来なかったので宙に浮いてたんですよね。
たまに気がついたように持ち出してたんですが、具体的に何をするという訳でもなく、良く言えばバックアップのバーサタイルロッドですが、ぶっちゃけ中途半端な使えないロッドと思ってました(笑。
それが先日の三島湖でギル型ワームのバックスライドに使ってみたら最高の使い心地で、やっとメインになるメソッドに巡り合ったと嬉しくなったところだったんです。
その釣りの時は『16メタニウムMGL』をセットしていて、縦にロッドをさばく時は良いバランスだったと思いました。
でもその日は『18バンタムMGL』のオフセットクラッチの感触を試していたので、色んな釣りで色んなロッドに合わせるべくその後18バンタムMGLに付け替えたんですよ。
そして風が強くなったタイミングでバックスライドのワームを外してそのままスピナーベイトに結び変えてキャストを始めたんです。
ここで上の件に繋がるのですが、それまでラインテンションをダルダルにする釣りをしていて最高だと思えたロッドがスピナーベイトにも最高だと思えたんです。
縦にロッドをさばくワームの釣りとサイドキャスト中心の巻きの釣りに、まったく同じロッドがリールを変えるだけでそれぞれ最高のバランスに思えるなんて不思議だと思いませんか?
リールのバランスで変わるロッドのフィーリング
まあ「18バンタムMGLが最高」と言いたいところですが、これはスプールの回転性能が良いという前提で、重量のあるリールとロングロッドと巻物の相性が良かったという事になるでしょうか。
縦にロッドをさばく場合、ロッドが長いほど手元に重心があるとティップが軽く感じます。
特にラインを張らないバックスライド系や、今流行りのフリーリグなどはキャスト後ラインをダルダルに緩めておくのでティップが軽い方が良いですよね。
キャスト後にラインを出してメンディングしやすいという意味でもロッドはある程度長い方がやりやすいですから、長くてティップが軽いロッドというのが使いやすいように感じます。
対して1/2oz程度のルアーを投げて巻く釣りではティップにある程度「持ち重り感」があった方が投げやすいという事があるかと思います。
でも先日使ったエクスプライドはティップの軽めなロッドだったのですが、そこに220gの18バンタムMGLをセットしたらキャストフィールが非常に良かったんですよね。
これは単純にロッドの長さ分の遠心力に対して、手元が安定した事によるキャストフィールの向上という事になるでしょうか。
正直理屈的にうまく説明できないのですが、風が強い状況で7フィートのカーボンロッドに重めのリールをセットしてスピナーベイトを投げたら気持ちよくキャストが決まって巻く時も安定してたという事を言いたい訳です(笑。
超長いロッドと重いリールの相性
要は釣りの種類に対してタックルのバランスが大事(あたりまえ)という事なんですが、ではもっと長くて重いロッドにはどのくらい重いリールが良いのでしょうか。
自分は普段8フィートのロッドをメインに使ってるのですが、これには『DAIWA17TATULA SV TW8.1L (200g)』をセットしてます。
これが難しくて、基本的に重いリグを扱うならリールの重さはそれほど気にならないです。
でもカバーに対してネコリグやバックスライド系のような軽いリグを撃ち込んでいく場合はやはりタックル重量は軽い方が扱いやすいんですよね。
最近手元にある4本のハリアー80のうちの一本をマイクロガイドに変えてみたんです。
ガイドの数は増えるのですが、ブランクの重量はかなり軽くなりました。
それにこれまでのリールをセットして『スタッガーワイドツインテール』のバックスライドをフリップしてみたのですが、凄く竿先が軽く感じて振りやすかったんですよね。
その後自宅でブランクを量ってみたら7gも軽くなってたんです。
そこで試しに手持ちのリールを何種類かセットしてみたら、もっとも軽いベイトフィネス用のリールがバランス良いように感じました(汗。
これは次回の釣行で試してみる必要がありまそうです。
『18バンタムMGL』と関係ない話で失礼!
短いロッドと重いリールのバランス
短い部類に入るのか微妙ですが、手持ちにWILD SIDEのビッグベイトロッド『WSC65XXH』をもってまして、このロッドにはこれまで手持ちで一番重い『SHIMANO14スコーピオンHG(210g)』をセットしておりました。
とは言ってもあまり出場機械に恵まれず、まだ入魂も済んでないという不遇の扱いなのですが(汗。
その『WSC65XXH』ですが、ビッグベイトスペシャルを謳うだけあって中々に重量感がありまして、量ってみたら約171gと言う重さ。
まあ軽くても1oz以上のルアーを使う事が前提でしょうから、ロッドの重さはさほど気にする必要はないんですけどね。
ただ、自分の中でこのロッドには別の用途もあるんじゃないかと思ってて、その際にはカタログスペックにあるのとは全然違う使い方になるかもしれないんですよね。
また脱線しました(汗。
6.5フィートで171g、オールダブルラッピングのガイドという事で明らかにブランクに重さがあるロッドですが、これについては『220gの18バンタムMGL』をセットしてもまだ持ち重り感はありますね。
でも試しにベイトフィネス用リールセットしたら笑うくらいバランスおかしかった(笑。
と言う訳でこれにも『18バンタムMGL』が良いようです。剛性は間違いないしね。
カケヅカ的まとめ
今現在史上にあるリールの中でも重い部類に入るであろう『SHIMANO18バンタムMGL』ですが、ロッドや釣りの種類によって非常に使い所が多いのではないかと思いました。
自分的な使い訳としては、
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巻く釣り全般
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ビッグベイト系の釣り全般
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超ロングロッドでの重量のあるルアーの釣り
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重量のあるロッド
といった感じでしょうか。
逆に軽くて縦にさばくロッドの場合はもっと軽いリールが合うと思います。
そんな訳でちょっと支離滅裂な文章でしたが、何かの参考になれば幸いです。
では。
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