【SHIMANO18Bantam(バンタム)MGL】 コアソリッドボディーにシマノの本気を推察してみる

先日JB TOP50プロの黒田健史さんがご自身のブログSNSで画像をリークされたシマノ・バンタムMGLの塗装組立前の画像から、噂の剛性感と使い勝手を勝手に想像してみます!

 

今回の記事中の画像は黒田健史プロのfacebookからお借りしました。

 

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シマノ・18バンタムMGLとは

 

みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。

 

自分も情報が少なくてこれまで書いてなかったのですが、上にも書いた通り黒田健史プロのSNSでSHIMANOさんの本気を感じ取り、重い腰を上げたという感じです(笑。

 

言ってみればSHIMANO公認で、個人ブロガーが画像を使ってSHIMANOリールの情報拡散する事を容認しているという事かと(笑。

 

左右ハンドルで4種類のギヤ比を網羅

 

そんな本気SHIMANOのリアルガチな2017NEWリール、シマノ・バンタムMGL。聞くところによるとギヤ比はローギヤからエクストラハイギヤまで4種類(左右ハンドルアリ)をラインナップとの事。

 

SHIMANO-Bantam-MGL-3

画像は黒田健史プロのfacebookからお借りしてます。

 

個人的にはボディーサイズがそのままに、ギヤ比が違うモデルで揃えるのは理想的とも言えます。

 

実際に使ってみないと性能のほどはわかりませんが、これだけ話題になってると言う事は、みなさんそれだけリールの剛性やコストパフォーマンスに興味があるという事ではないでしょうか。

 

細かいスペック表をサブイズムさんが作成してますので、気になる方はそちらをご覧ください。

チェックシマノ「バンタムMGL」が2018年2月遂に降臨!これでBantam(バンタム)シリーズも完成か!?(゚∀゚)

 

コアソリッドボディー

 

塗装前の無垢の状態の画像を公開されたので、ありがたく拝借させてもらいます。

これが実際にはどんなカラーに塗装されるのかも楽しみな部分ですね。

SHIMANO-Bantam-MGL

一体整形という事で細かい装飾等は無いようです。塗装前の無垢の状態という事ですが、金属的な配合がどうなってるのかも気になるところ。

 

一般的なロープロリールとの比較

 

SHIMANOのホームページに新しくアップされた画像が非常にわかりやすかったので拝借させてもらいます。

 

 

無骨な感じもしますが、作りがシンプルな分強度も高いという事みたいですね。

 

実際ジャパンフィッシィングショー2018で手に持った感じでは、現行の16メタニウムMGLよりも小さいと感じました。実際小さいと思います。

 

 

アルイ素材の一体成型

 

アルミと言ってもその種類は沢山あり、今回のバンタムMGLの素材が何で出来てるのかはまったく分かりません。

あくまでも想像の粋ですが、表面の黒光りを見る限りチタン・コバルト系の含有量が多いのではないかと推測してます。一体成型の方法にもよりますが、粉末状の素材を結晶させて成型したのか、溶かした素材を型に流し込んだのか。

ただ、バス用ベイトリールの生産量からして、溶かして型に流し込む方法は考えにくいです(笑。精度も出ないですしね。ここは粉末を結晶させたのだと思います。その方が素材の堅さも出せますしね。

SHIMANO-Bantam-MGL-1

サイドプレート方式を無くして、ハッチ式を採用してますね。旧カルコンや07メタニウムにも採用されてる方式。ただし外部プレートまで廃止したのは英断かも。これは剛性あるに決まってるw。

 

サイドハッチは鍛造の削りだし(?)

 

微妙にわかりませんが、サイドハッチはジュラルミンの削り出しでしょうか。ココが樹脂でも剛性に影響少なそうですが、でも拘ってアルミ切削という事みたいです。コストかけてますね。

SHIMANO-Bantam-MGL-2

リールは小さい方が剛性を出しやすいと言う事ですから、今回のモデルもかなりコンパクトなのでしょうか。噂ではメタニウム系より小さいとか。

メインギヤ側のオフセット具合から見てもコンパクトな事が予想されます。実機を見るのが楽しみですね。

 

リールフットはセパレート

 

ここまで剛性を重視した作りですが、問題のリールフットがどうなってるのかハッキリ確認できません(笑。

 

この記事を書いた後にジャパンフィッシィングショー2018で確認しましたが、リールフットはセパレートでした。でもボディー自体の剛性が申し分ないので、おそらく強度には影響しないと思われます

18バンタムMGLの実機をFSシマノブースで触った正直な感想

2018年1月19日

 

剛性に徹底的に拘るならリールフットもセパレートではなく、一本足になってると凄いと思うのですが、果たして。

 

画像を見る限りセパレートの可能性が高そう。

 

でも09アルデバランのように、太さが変わって繋がってる可能性もありますから、現時点では何とも言えないですけど。

 

SHIMANO09ALDEBALAN

SHIMANO【09アルデバラン】があったので使えるようにしてみた

2017年2月4日

 

18バンタムMGL発売時期

 

SHIMANOのホームページに正式アップされました。18バンタムMGL右ハンドルが2018年2月、左ハンドルが4月との事。

 

やっぱり右ハンドルが先行発売ですか。これがベイトフィネス機だったら左ハンドルからという事になるんでしょうけど、まあ仕方ないですね。

 

発売と同時に入手して即効インプレしたいところですが、自分は左ハンドルしか使わないので、無理に右ハンドルを買っても使わないなら意味ないし(笑。

 

HEDGEHOG STUDIOで買ったものを触らせてもらおうかな(笑。

 

リールの感度

 

新たにSHIMANOホームページにアップされた説明文の中に、非常に説得力の高い部分があったので紹介します。

 

 

金属の“塊”でしか得ることのできない、この信頼感。

ロープロファイル型のベイトキャスティングリールは、カルカッタシリーズに代表される円形リールに比べてパーミングはしやすいが、剛性面では不利な面がある。

メインフレームをアルミ鍛造素材から削り出しているカルカッタシリーズに対し、一般的なロープロファイルボディは鋳造で作られたメインフレームにいくつかのパーツを組み合わせることでそのボディが構成されている。

しかし、このパーツ点数の多さが、実用上十分な強度を持っていても、わずかにたわむ感覚が生じる要因になっている。

そこで、バンタムの開発陣は、カルカッタと同じアルミ素材を利用した点数の少ないボディ構成を発案。そのコンセプトの核となるのが、メインフレームとレベルワインドプロテクター、片側のサイドプレートを一体成型した、上の写真のコアソリッドボディだ。

カルカッタがアルミの削り出しで成型できるのは、円形というシンプルな形状だから。形の複雑なロープロファイルリールのメインフレームを、一体形状で加工するには様々な制約があった。

通常のロープロファイルリールがレベルワインドプロテクターを別体にしているのは、鋳物では一体になった状態で型から抜くことができないため。しかし、バンタムMGLでは、鋳造後に切削加工することでこの問題を克服

製作工程はかなり増えるが、フレーム剛性を大きく高めることに成功した。

さらに、片側のサイドプレートを排し、アルミ削り出しのダイアルケースをその代わりとすることで、パーツをもう一点削減。この構造はカルカッタシリーズと類似したもので、さらなる高剛性化とコンパクト化に大きく貢献している。

また、スプールを支持するダイアルケースに直に手が触れるため、巻き感度の向上という効果も同時にもたらしている。

ここまでSHIMANOホームページより拝借しました。

 

確かに実物を触った感じでは、サイドのダイアルケースが結構キツめにはめ込む構造になってるのですが、逆にココがガタガタだと剛性的にどうなの?、と思ってしまいますよね(笑。

 

2018-01-19 11.06.37

 

直接スプール軸を受ける部分だからこそ、ココまで固くハメ込むようにしたんでしょうね。確かに感度が良くなるような気がします。

 

振動の伝達部がオールアルミ合金な訳ですからね。

 

さいごに

 

リールカスタムパーツ製造屋目線で見る限り、このリールの剛性感はここ十年で一番ではないかと推測します。

 

ただ、見た目的にはかなりシンプルというか、まさに無骨(笑。

 

剛性感とキャスタビリティーの両立を狙ったガチのシリアスモデルなんだと思います。

 

それだけに今後カスタムパーツ、ドレスアップパーツの組み合わせは楽しみが膨らみますね。

 

特にカスタムスプールは需要があるのではないかと推測します。ライン巻き量を見ても、ベイトフィネス寄りではないだけに、浅溝中溝のスプールが求められてくるのではないかと。

 

定価から推測する実売価格(2万円後半くらい?)からしても、相当に玉数が出る事が予想されますので、それだけカスタムにも広がりを見せるのではないかと期待してます。

 

カスタムパーツ業界から見ても、SHIMANOバンタムMGLが楽しみで仕方がありません!

 

では。