ベイトフィネス用カスタムスプールにナイロンを巻くとスプールが変形してしまう恐れがあるのをご存知ですか?
知っておいて損のないカスタムスプールと適合ラインのお話を少し
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ベイトフィネススプールとナイロンライン
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
仕事柄ベイトリールのカスタムパーツを装備して釣りをしてる自分ですが、使うラインには気を付けてまして。
ナイロンラインを巻く場合は、直接スプールに巻くのは控えてます。
特にベイトフィネス用のカスタムスプールはナイロンラインの伸びが影響して変形してしまう事もあるとの事。
それについて説明している動画がありますので、一度見てもらうと良いかと思います。
6分過ぎ頃から
ナイロンラインは水を吸うと伸びる
動画の中で説明してますが、ナイロンラインが水を吸った後に放置しておくと、乾いた時に元に戻ろうとして収縮するんですね。
その時にスプールを締め付けて変形させてしまう事があるとか。
まあこれはトラウト用に使用する方がナイロン2~3ポンドを100m以上巻いた場合の話という事ではありますが。
それでも過度にテンションをかけて巻き取るのは危険という事なんでしょうね。
ベイトフィネススプールの肉厚
ノーマルのベイトリールを使う上で、メーカーサイドからは何のアナウンスもされて無いと思います。
それはノーマルスプールがナイロンラインを直に巻いても耐えられる強度で設計されてるからなんですよね。
でもベイトフィネス用のカスタムスプールはスプールの肉厚を限界まで薄く設計されてる事がほとんどです。
特にPEラインの使用を前提とした超浅溝のスプールはかなり肉圧が薄いようです。
ここにナイロンラインをキツキツに巻き込んだら、巻き終わった後に伸びたナイロンの戻ろうとする力が働き、スプールを過剰に締め付けて変形、という事になるらしいです。
ベイトフィネスリールに最適なのはPEライン
動画の中でも言ってますが、ベイトフィネススプールの性能を最大限発揮させるのに最適なのはPEラインという事。
これはラインの自重が軽いので、スプールの回転を殺さない事を意味します。
これについてはDeeeP STREAMさんの神記事を確認してもらうのが一番わかりやすいと思いますので、ご一読頂ください。
[blogcard url=”http://deeepstream.com/2017/02/28/thesecretofmglspool/”]
キャスタビリティー的にもそうですが、スプールの保護という観点からもPEラインが最適だという事を覚えておきたいですね。
下糸にPEライン
ベイトフィネススプール以外でも、自分の場合は必ず下糸に適当な太さのPEラインを適当な量で巻くようにしてます。
PEラインは伸びがほとんど無いので、キツく巻いてもスプールを締め付ける力が弱い。その上からナイロンラインを巻いた方が安全と考えてます。
これはメーカーや製品の種類によって違うんですが、それでも下糸にPEラインを巻いた方が間違いないと思ってます。
ちなみにフロロカーボンラインもナイロンに比べると伸びないですが、それでもまったく伸びない訳ではないので、下糸PEラインは巻いた方が無難でしょうね。
最後に
仕事上でもトーナメントでもお世話になっているAvailさんには、プロトも含めて沢山のスプールを使わせていただいてます。
これまでスプールを変形させてしまった事はないですが、もしもナイロンラインの話を事前に聞いてなかったら、意外と間違った使い方をしてしまったかもしれないですね。
そしてベイトフィネススプールに最適なのがPEラインという話も知らなかったと思うので、普通にフロロカーボンラインだけしか使ってなかったかもしれません(汗っ。
スプールの性能を最大限活かす方法を知って、その上でキャストが決まり獲れた魚も数多くあったように思う訳で。
今の時期はオフシーズンという方も多いと思いますが、今手元にあるベイトフィネスリールにナイロンラインを巻きっぱなしにしてる方がいたら、すぐに解いた方が良いかもしれないですよ(笑。
自分も改めて気を付けたいと思います。
では。