ダメ元で申し込んだLEGIT DESIGNオーナーズミーティングの参加資格を奇跡的にゲットできてしまったので参加させてもらってきました。
災害レベルの大雨の中でのトーナメントを参戦レポート。
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当たっちゃったよLEGIT DESIGNオーナーズミーティング
こんにちは、ほぼフリッパーのかけづかです。
2020年6月28日(日曜日)に開催された、人気ロッドメーカー「LEGIT DESIGN」さんが主催する大会にお邪魔してきました。
今年で6回目となるその大会名は「LEGIT DESIGNオーナーズミーティング」。
同大会に参加していたブロガーのナマローさんも記事に書かれてますが、バイクや車の愛好家での集まりを”オーナーズミーティング”と呼んだりしますが、それのLEGIT DESIGN版という感じでしょうか。
[blogcard url=”https://namarozero.com/20200628legitdesignowners/”]
自分はこちらの大会に参加させてもらうのが初めてなのですが、大会への応募は先着順ではなく抽選との事。
なにせ人気の大会で、毎年募集に対してかなりの応募数らしく、まあまあダメ元で応募だけはしてみようという気楽なスタンスでおりました(笑。
ところがドッコイ開けてビックリ‼️
なんと当選のメールが届いてしまうのでした…(続く。
…いやいや、呼ばれたからには記事にせねばという事で、弱りきったブログ筋にムチを打ってキーボードを叩いている次第でございます(汗。
レジッターに吊し上げられる
しかしながら、ぶっちゃけ自分は生粋のレジッターと呼べるほどワイルドサイドを所有しておりませんで(汗。
子供用に買った(という体)チャイルドサイドを含む合計3本しかLEGIT DESIGN製ロッドを所有しておりません。
厳密にはもう一本スピニングロッドのWSS-ST59ULという機種を持っていたのですが、ある日14ステラと共に亀山湖の底にお帰りになられました(チーン。
そんなにわかレジッターですから、オーナーズミーティングに参加されるガチ勢に許されるはずもありません。試合当日は絶対に囲まれて吊るし上げられるに決まってるぞ、と(ガクブル。
右の船の方からはケリを一発、左の船の方からは拳で一発、桟橋を歩けば胸ぐらを掴まれて腹に一発くらう事を覚悟して挑んだのでありました…(続く。
…いやいや、ワイルドサイドを3本”しか”持ってない”にわかレジッター”としては、相当ビビりながら会場である亀山ダム・トキタボートに到着したのですが、誰にも絡まれない。むしろみんな普通に朝の準備に忙しく、でもローカルトーナメント特有のワクワク感が伝わってきます。
これは絶対嵐の前の静けさに違いないぞ、と(いろんな意味でね。
この時点ではまだ何もされませんでした。ここからが本番なんだろうな…。
LEGIT DESIGNスタッフ登場
試合当日は大荒れの予報通り、朝から大雨強風のメチャクチャなコンディション。
そんな中、LEGIT DESIGN中核の一人久保さん登場!
「おう!お前か、にわかレジッターのカケヅカってやつは!」って言われると覚悟してたのですが、メチャメチャ腰が低い方で、普通に「おはようございます。今日はありがとうございます」と。
初めて参加する自分のような者にも丁寧な対応。というか参加者全員に対してそんな感じです。
まあまあ、LEGIT DESIGN関係者の中には温厚派の人も一人ぐらいいるよね。最初にお会いしたのが久保さんで良かった良かった。
そして朝の準備を進めていると、次に登場したのが真の武闘派・松山大志さん。知る人ぞ知る元甲子園球児との事。これはいよいよ(命を)獲られるのか。続く…。
いやいや、あまりの怖さにビビりながら書いてるのでつい「続く…」を多様してしまうことをお許しください。
その松山さん、
「おう!お前か、にわかレジッターのカケヅカってやつは!」って言われると覚悟してたのですが、メチャメチャ腰が低い方で、普通に「おはようございます。今日はありがとうございます」と(リピート。
たまたま連続で腰の低いLEGIT DESIGN関係者の方に声を掛けて頂けてラッキーでした。もう大丈夫です、このあと死ぬ覚悟は出来てます。
しかしその後の受付でお会いした飯高社長やその他のスタッフの方もメチャクチャフレンドリーで完全に拍子抜け(失礼)してしまいます。
そうか、一応こんな自分もLEGIT DESIGNユーザーという事で、メーカー側の人間は直接手をくださないシステムなのか。やはり直接狩るのはレジッターガチ勢のみなさんなのか。うん完全に理解した。
フレンドリーなレジッター勢
殺られるとしたら桟橋か。そんな事を覚悟しながら朝の準備を進めておりました。
しかし会う方会う方みなフレンドリーで、試合前の緊張感はあっても人をあやめる緊張感は皆無。
これはどういう事なのか。自分はまだ生かされるのか。
そうか試合が終わった後に実行されるシステムなのか。うん完全に理解した。
ちなみにこの日はナマローさんの他にも、ブロガー仲間でもあるカネックさんとKazさんが参加されておりました。普段は仲の良いフリをしてくれてるお二人ですが、今日は本性をあらわして(命と書いてタマを)獲られてしまうのかも。
他のレジッターガチ勢の方からも常に命を狙われてる事を意識しながらも、今日で最後になるかもしれないバス釣り大会を楽しもうと心に決めて朝の準備を続けます。
でもすれ違う人は皆「おはようございます!」「今日は宜しくお願いします」と、天気とは逆に爽やかな対応の方ばかり。
このあたりから「もしかして今日は生きて帰れるのかも…」と言う淡い期待が頭をよぎります。子どもたちよ、お父さんは生きて帰るぞ!
天候はダダ荒れ
さて肝心の試合の方ですが、開始時間に近くなっても大雨の警報が出てなかったので開催が決定します。
ただし警報寸前というレベルの大雨なので、スタート前のミーティングでは「とにかく船の水を掻き出す事を最優先して欲しい」との通達が。しつこいほどに。
船に水が溜まると一瞬の傾きで横転する危険があるし、喫水が深くなって最悪沈没という事もありますから、しつこいぐらいアナウンスするのは当然ですよね。
まあやっぱりね、雨で怖い思いをしたり、最悪事故が起こって釣りができなくなってしまったらロッドが売れずにお金が儲からないですから悲しいですからね。
業界発展のためにも安全第一ですよね。いや同感です。
そんな主催者様のユーザー思いな心温まるスピーチがあり、いよいよ試合スタートです!!
バス釣りは課金ゲー
スタート後、桟橋を離れる間際にカネックさんと鬼形専務が何やら話してるのが聞こえ…。
え!?
…
…
…
「バス釣りは課金ゲー」
…
…
…
「バス釣りは課金ゲー」
…
…
…
バス釣りは
課金GAME!!!!!
いやそのとおりだよなー(目を閉じる。
スタート直後になにか人生が吹っ切れたような、清々しい気持ちになれました。
さて気持ちがスッキリしたところで、いざ豪雨の亀山ダムへGO!!
本日の釣り
トーナメントの参戦レポートなので、なんとなく自分の釣りも紹介しようと思います。全然大した成績じゃなかったので参考にならないとは思いますが。
自粛明け初のバス釣り&亀山ダムなので、湖の状況が何もわからない訳ですが、そこにきてこの大雨。
前情報では折木沢猪川筋が好調と聞いてたのですが、そこで競える釣りを持ってない事と、移動距離を考えてパス。
なんとなく勘で、会場のトキタボートから一番近いバックウォーターである押切沢を目指しました。
即席のプランとしては、流れ込みをスイムベイトで、カバーにはテキサスとネコリグとバックスライド、サーチベイトとして羽根モノとクランクをリグってました。
季節的に表層フィーディングが活発なはずですが、この日はわりと冷たい大雨でそれはほとんど目視できず。
押切沢の馬の背を折り返すあたりで魚探にベイトがバーっと映ったので、ウープスのノーシンカーで表層直下をトゥイッチしてみるも無。
そのまま押切沢の中に入っていくと、視認できるほどの大量のベイトが。予想していたオイカワやワカサギではなく、小型のワタカ。
ワタカに付いてるバスは表層ではなく群れの下を狙うと今月号のBasser誌にあったのを思い出し、ジグヘッドを少し重くしてベイトの下を通してみるとバイト。
同じ場所で連チャン。これはこれでパターンなんだろうな。でもサイズは上がらない。
大会のリミットは2本なので、長居することなく本湖に出る事に。
途中寄った沖のハンプにブッシュが絡んだスポットにスタッガーワイド3.3&スライドフォールジグで600gぐらいのこの日のナイスキーパー。
そのあと色々回って色々やるも入れ替えならず、大雨の中ストップフィッシング。
船の中の水を掻き出すのに忙しい1日でした。
快晴の表彰式
帰着~検量の時はまだ降ってた雨も、その後すっかり上がり、スッキリ快晴の中での表彰式となりました。
今現在はローカルトーナメントの上位入賞者の釣り方をブログで公開するのは控えておりますので、ウエイトだけ。優勝が2本1400g台、2位が1200g台、5位で900g台(同率で2名)という感じ。
LEGIT DESIGNオーナーズミーティング自体が超人気の大会なので、出ようと思っても中々出られないとは思いますが、やはり実際にエントリーして同じ空気感の中を釣りした上で上位選手の話を聞くと納得感があります。
同じフィールドで同じ時間帯、同じ条件で釣りを競ってこそ肌で感じるものがあると思う派。あとで情報だけを聞いても大事な部分は抜け落ちてるのだと思ってます。
中々の悪天候の中、参加選手全員に大小トラブルはあったと思いますが、同じ苦労を共有できるからこそ試合のあと心の底から笑い会えるのではないでしょうか。
いやー、トーナメントって本当に良いですね…、ってアレ? 自分はまだ生きてるぞ。レジッターガチ勢にボコボコにされる予定だったのはどうなったんだろう。
きっと雨で大変な試合だったから、みなさんそれどころじゃなかったんでしょうね。命拾いました。
LEGIT DESIGNオーナーズミーティング総評
ここまでふざけて書いてしまい申し訳ありません(笑。 こんな文章が書けるぐらい主催者の方や参加者の方全員がフレンドリーで楽しい1日でした。
手持ちのワイルドサイドが少ないので冷遇されるかもしれない、というのは本気で心配したのですが、まったくそんな事はなく。
コアなレジッター同士の会話で、番手などのロッド談義に入れないんじゃないかと思ったのも杞憂でした。特に主催者側スタッフの方々は、自分のような”にわかレジッター”にも他の方と変わりなく丁寧に対応してくださり感謝しかありません。
表彰式のインタビュアーがBasserオールスタークラシックやルアーマガジン主催の「艇王」などでも解説している鬼形専務ですから、プロの大会と変わらないスキルで根堀葉掘り聞き出す技術はさすがの一言。
上位選手は隠したい事まで上手く言わされてしまってたのかもしれないですね(笑。
印象的だったのは、ロッドの番手などを聞かれたりする事はなく、普通に釣れたエリアや釣り方、ルアーやライン、時間帯など他の参加選手が知りたい部分を的確に聞き出してくれる事。
自分もトーナメントは大好きで、それが公式戦でもローカル大会でも真剣さは変わりません。こうしてプロの大会と変わらない雰囲気を作ってくれるのは参加選手としては凄く嬉しい事ですね。
表彰式の後にはチャリティーオークションもあり、売り上げの一部はCOVID-19感染拡大防止のための休業への応援として亀山湖釣船協会へ寄付されたそうです。
さいごに
新型コロナウイルスの影響で、亀山ダム全体で大会やイベントを自粛していた中、自粛明け公に開催される最初のイベントが今回のLEGIT DESIGNオーナーズミーティングだったようです。
この日は当然みなさんマスク持参、人と人との距離を適度に保っての行動となりました。
LEGIT DESIGNスタッフの方々が全体をよく見ていて、マスクを忘れていたり距離が近かったりした場合は優しく注意してくれ、事故や大きなトラブルなく閉幕。
とにかくスタッフの方全員が決して高圧的な態度を取る事なく、でも感染防止対策をしっかりと実行しながら精力的に動き回ってたのが印象的でしたね。
話が逸れますが、ディズニーランドは世界一ブラックな企業と言われてるそうで、その理由はスタッフが報酬度外視で働いてしまうからだそうです。つまりディズニーが好きで好きでしょうがないという事なのでしょう。
釣り業界はそれに近いと自分は思ってまして、釣り人は前日の夜中から準備して、ほとんど寝ないで1日釣りをして、疲れ切った体で後片付けをして渋滞の中を帰って行く訳ですよね。
釣り人はそれがあたりまえなので、イベントを開催する主催者側の方もよくわかってるのだと思います。スタッフ全員釣り人なので、こんな異常な現場を当たり前だと思ってるのではないかと(苦笑。
問題はその仕事が好きかどうかだと思いますが、LEGIT DESIGNのスタッフの方々はLEGIT DESIGNが大好きなんだろうなと感じました。
そんなメーカーさんですから少しでも応援したい気持ちもあり、たいしてお役には立てませんがラダーを協賛させて頂きました。
そしてこうして当日の事をブログ記事にするぐらいしかできませんが、見てくれる方に何かお伝えできれば幸いです。
最後になりますが、主催者の方々、参加選手のみなさん、会場のトキタボートさん、お疲れ様でした。
また機会を頂けたらぜひ参加させてもらいたいと思います。
では。
追伸:大会後に少しだけ鬼形専務とお話できてよかったです。やはりバス釣りは課金ゲーですよね。
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