【ショートバージョン】レンタルボート用ラダーPROスクエアのノーマルとショートシャフトの使い分けについて

レンタルボート用ラダーPROスクエアにシャフトを短くしたバージョンを作りました。

 

ノーマルバージョンとショートバージョン、それぞれのメリット・デメリットを説明します。

 

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レンタルボート用ラダーのシャフトを短くすると何が良いの?

 

みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカです。

 

レンタルボートのリヤにセットして船の挙動を制御するのが主な目的のラダーですが、主な部材をステンレスで作った【ラダーPROスクエア】に、シャフトの短いバージョンを作ってみました。

 

ラダーPROスクエアのショートバージョン

ラダーPROスクエアのシャフトが短いバージョン。仕舞い寸法が小さくなりました。

 

取り扱ってもらってる唯一の店舗、東京足立区にあるプロショップ《マニアックス》スタッフの長谷川さんが考案したものになります。

 

マニアックスの長谷川さん

ショートシャフトの考案者、プロショップマニアックススタッフ長谷川さん。 ラダーPROスクエアをプロデュースした亀山ダムスーパーロコのイタヤマンとはかつての同僚とか。

 

シャフトを短くした理由はレンタルボートに二人乗りでバス釣りをする時に、リヤの人がサイドキャストでシャフトが邪魔だという事。

ラダーPROスクエアのノーマル

これまでのラダーPROスクエアが全長約900mm。フィンを深く入れるならこのぐらいが余裕があって良いと思います。

ラダーPROスクエアショートバージョンの全長

ラダーPROスクエアのショートバージョンは全長約700mm。ノーマルより約200mm短くなってます。

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最初にお話を頂いた時に、シャフトを短くしてフィンがちゃんと水に入るのか心配でしたが、長谷川さん御本人がプロトをテストした結果問題無しと判断、製品化する事になりました。

 

ラダーPROスクエアショートバージョンの注意点

 

ラダーPROスクエア・ショートバージョンの注意点について説明させて頂きますね。

 

ラダーPROスクエアのシャフト

ラダーPROスクエアのシャフトの長さの違い。こうしてみると結構短いです。

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今回作ったラダーPROスクエア・ショートシャフトですが、リヤが軽いセッティングの場合はフィンから出てしまう可能性があります。

 

ラダーPROスクエアをレンタルボートにセットしてところ

ラダーPROスクエアをレンタルボートにセットしてところ。自分はこのぐらい差し込むのが好み。横揺れが安定する。

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例えばバッテリーを船の真ん中に配置して一人乗りの場合はノーマルバージョンの方が良いと思います。

 

もしもフィンが水から出てしまう場合はバッテリーを船の最後部に置くなりの対策が必要ですね。

 

レンタルボートのバッテリーの位置

レンタルボートのバッテリーの位置。この日はライブウェルを中央に積んだので、バッテリーをやや後ろに。

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フィンについては船の重量バランスを考えれば大きな問題はないと思います。

 

後はやはりシャフトが短いと車に積んだ時にコンパクトなのが良いですよ。

 

ラダーのシャフトが長い事のメリット

 

持ち運びがコンパクトで船のリヤで釣りをする人の邪魔にならないショートバージョンですが、シャフトが長い方が良い場合もありまして。

 

自分は基本的にシャフトが長いノーマルバージョンを使うのですが、水深があるエリアで釣りをする時にラダーを深く入れた方が船の横揺れが安定するんですよね。

 

ラダーPROスクエアはフィンが300mm×250mmと大きいです。そして主要な部分がステンレスなので強度があります。

 

ラダーPROスクエアのフィン

横300mm縦250mm厚み1.5mmのステンレス版を使ったラダーPROスクエアのフィン。TIG溶接により強固に溶接してある。

 

近年はレンタルボートにハイデッキをセットしてバス釣りをする人が急増してるように感じてるのですが、船の横揺れは落水のリスクが大きいですよね。

 

 

自分もツライチのハイデッキをセットしてるのですが、ちょっとバランスを崩してヒヤっとした事は何度もあります。

 

KDWステッカー

ツライチと呼ばれるハイデッキ。足場を広くできる分不安定でもある。船の横揺れは落水の危険が増すので要注意。

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肌感覚ですが、ラダーで船の横揺れを制御しなかったら非常に怖いと思いました。なので必要異常にラダーを深く入れて使うようにしてます。

 

もちろん移動の時にラダーを深く入れすぎると抵抗になってスピードが落ちますから、そのあたりは個人の調整にお任せするしかないのですが。

 

おまけとして、ラダーのシャフトにGoProなどの動画用カメラをセットして自分を撮影する時に便利ですね。カメラと自分との距離感が良い感じに離れてて、周りの景色などもバッチリ映ります。

 

レンタルボートにビデオカメラ

ラダーのシャフトに家庭用ビデオカメラをセットしたところ。今はGoProなどが主流なのでこんなセッティングはしないと思いますが(笑。

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まあシャフトじゃない場所にセットすれば良いだけの話ではありますが(笑。

 

かけづか的まとめ

 

ラダーPROスクエアのノーマルとショートバージョンのメリット・デメリットを説明させてもらいました。

 

それぞれのメリットを簡単にまとめます。

 

ショートバージョンのメリット・デメリット

  • 全体的にコンパクトで持ち運びが便利
  • レンタルボートに二人乗でリヤが釣りやすい
  • リヤが軽い場合フィンが水から出てしまう
  • 水に深く入れられないので横揺れには弱い
  • ズバリ、シャローマンならショートバージョンが良いかと

ノーマルバージョンのメリット・デメリット

  • シャフトが長いのでリヤで釣りをする場合に邪魔になる
  • 持ち運びの時にスペースを取る
  • フィンが深く入るので船の横揺れを抑えやすい
  • シャフトにカメラをセットしやすい
  • オールラウンダーでディープも良くやる人にはノーマルがおすすめ

 

あくまでもラダーPROスクエアのノーマルとショートバージョンを比較した場合です。

 

ラダーPROスクエアは主要部分がステンレスで出来てるので、フィンを大きく設計してあります。

 

通常は水圧による金属疲労を考えるとフィンをここまで大きくできないと思いますが、そのおかげでショートバージョンでも十分横揺れを抑えられてると思うんですよね。

 

ノーマルバージョンでフィンを深く入れればさらに船が安定するという事です。

 

それらを参考にノーマルとショートシャフトを選ぶ目安にしてもらえればと思います。

 

では。