【正当進化】レンタルボートラダーPROスクエアがお値段据え置きでマイナーチェンジ

主要な部分をステンレスとアルミ合金で作ったレンタルボートラダーPROスクエアがマイナーチェンジします。

 

足掛け15年以上作り続けてるステンレスラダーですが、自分の製品に対する考え方を書いてみました。

 

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ステンレス製ラダーを推すわけとは

 

みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカです。

 

かれこれ20年以上前から千葉県亀山ダムで釣りをしてきた自分が、レンタルボートにステンレス製ラダーを推す理由は頑丈だという事。

 

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【製品情報】 レンタルボートラダーPRO《スクエア》販売開始です!!

2018.03.31

 

これはレンタルボート&エレキスタイルでのバス釣りが前提になりまして、フロントにフットコントロールタイプのエレキをセットしただけだとリヤが不安定なんです。

 

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エンジンの使用が禁止されているフィールドではレンタルボートにフットコンエレキ1基(機)だけというのがポピュラーなスタイルだと思うのですが、今ではリヤにラダーをセットしてる人を多く見かけます。

 

いろんなメーカーから色んなラダーが販売されてますが、昔自分が探してる時にはアルミ製か樹脂製のラダーしか見たことがありませんでした。

 

でも周りで使ってる人の話しを聞くと、耐久性に問題があり消耗品扱いだという事だったんですよね。

 

そこでハンドコンのクランプを流用して、ステンレス製のシャフトに大型のフィンを溶接して作ったオリジナルラダーが今のKDWラダーの始まりだったんです。

 

そのラダーに求めたのは、とにかく頑丈な事。それともし破損しても修理が容易であること。

 

ステンレス製レンタルボートラダー (55)

 

修理が容易

 

ステンレスはアルミのように表面処理がいらないので、クラックが入っても簡単に溶接で修理できるんですよ。

 

ステンレス製レンタルボートラダー (34)

 

実際に自分で使っていて破損した事は一度もないですが、いつでも修理できるという安心感は釣りの時に余計な気を使わなくて良いんです。それって意外と大事な事だと思ってます。

 

レンタルボートに24Vや36Vのハイパワーエレキをセットしてる人を多く見かけるようになった昨今ですが、そうなるとリヤに付けたラダーには大きな負担がかかります。

 

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急旋回した時などは水圧がモロにフィンの部分に掛かるので、それが原因でフィンやシャフトが曲がる可能性があるんですよね。

 

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ボトムや水中の障害物にヒットさせるだけでなく、長距離移動時に船の挙動を抑える時もラダーには常に強い負荷がかかり続けます。

 

そう考えるとラダーは頑丈でなくてはならないと自分は考えてます。

 

アルミや樹脂く比べて重たいステンレスラダーですが、強度は格段に高くなります。

 

運搬の時に持つのが重い事や船体重量が増えるというデメリットはありますが、そのかわりに頑丈さと修理のしやすさを選ぶという選択肢があっても良いのではないでしょうか。

 

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レンタルボートでのバッテリーの位置 魚探やライブウェルとのバランスを考えよう

2017.11.06

 

KDWの成り立ち

 

さてちょっと話しが逸れますが、KDWという小さなメーカーについて少しだけお話させてもらいます。

 

リールパーツ&レンタルボート&エレキスタイル関連パーツ製造業であるKDW(KAKEDZUKA DESIGN WORKS)。

 

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最初はただの社内ブランドだったKDWを立ち上げる時、最初の自社製品だったのがレンタルボート用ステンレスラダーでした。

 

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そこから約5年、マイナーチェンジを繰り返して現在のレンタルボートラダーPROスクエアという形になったのですが、じつはそのかなり前からステンレス製ラダーを作ってたんです。

 

余談ですが、KDWは自分が勝手に考えた社内ブランドで、母体である有限会社欠塚製作所の中の「釣り部門」という位置づけで始めたんですよ。

 

それが今では本業になってしまったという、まるでサラリーマンをやりながら副業してたら本業の給料より稼げるようになってしまった的な感じでしょうか(笑。

 

話しを戻しまして、そのKDWではジュラルミンやステンレスのリールパーツをメインで作ってます。

 

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そのリールカスタムパーツは基本的にすべて自分がデザインして図面を描いて、自分が切削機械のプログラムをして機械を動かして削ってます(NCなので自動運転ですが)。

 

ここ5年の間にいろんなカスタムパーツをデザインして作ってきましたが、ラダーを含めたエレキ関連パーツも自分で設計して作れるようになってきたんですよ。

 

その流れで、これまで既成品を使ってた部分を自社で作った方が何かと楽だし、商品価値も高くなるのではないかと思うようになってきました。

 

自社パーツと外注パーツ

 

レンタルボートラダーPROスクエアを作るにあたっては、どうしても外注しなければならない部分があります。

 

ステンレスのクランプ部本体や跳ね上げの可動部分、大型フィンはレーザーカットで抜いてもらってます。

 

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各部のシャフトに使うステンレスパイプは材料屋に寸法切りしてもらって納入してもらいます。

 

クランプボルトなど各種ネジ類は馴染みのネジ屋で特注。

 

ボートに固定するためのネジの先端部分にお皿が付いてますが、地元の工場に複合プレス加工をしてもらってます。

 

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それらは自社工場では設備がないので出来ません。外注さん無しには成り立たないので感謝感謝ですね。

 

でもそれ以外は自社で加工可能です。

 

今回のマイナーチェンジでは、これまで既製のナットを使っていたのをジュラルミンの削りだしでオリジナルパーツを作ってしまいました(笑。

 

 

修理する事を前提に組み立てる

 

レンタルボートラダーPROスクエアにオリジナルパーツを増やす理由は組み立てのしやすさが大きな理由です。

 

それは逆に言うと分解もしやすいことを意味してるのですが、組み立て分解が楽だという事は、時間短縮になるんですよ。

 

 

正直な話、オリジナルパーツを作る事で製造コストは上がります。でも値上げはしない方向です。

 

製造コストが上がった分、自分がラダーの組み立てに掛かる時間は少なくなるので、その浮いた時間で別のパーツを生産すれば相殺できると考えました。

 

ちなみに現在まで販売してきたラダーはすべて永久保証とさせてもらってるので、修理をする際にも分解組み立てが早い方が圧倒的に時間短縮になるわけです。

 

 

ならマイナーチェンジした方が買ってくれるお客さんも嬉しい、作る自分も楽しいでWINWINなんじゃないかと。

 

そしてどうせ価格を据え置きできるなら、自社のオリジナルパーツの方が見栄えが良い(笑。

 

これまで接着剤(永久固定)で固定していたハンドルノブを、オリジナルパーツのロックナットで固定する事で接着剤を使用しなくても良くしました。

 

これにより取り付けも取り外しも簡単便利になったので、組み立て作業が非常に楽になりました。

 

マイナーチェンジの意義

 

レンタルボートラダーに関しては、これまで何度もマイナーチェンジやモデルチェンジをしてきました。

 

でもマイナーチェンジを理由に値上げをお願いした事は一度もありません。

 

じつは過去に何回か値上げをしてきたのですが、それらは材料の原価が値上げになったり、それまで安くお願いしていた業者さんが商売をやめてしまったりした為です。

 

自分の都合で部材や仕様を変更したことでお客さんに値上げをお願いした事はないんですよ。

 

これまで作ってきたステンレスラダーは、ありがたい事にすべて短期間のうちに購入頂いてまして、おそらくマイナーチェンジをしなくても買ってもらえるのかもしれません。

 

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でも自分自身がラダーを使っていて、もっと良くなると思うといじらずにはいられないというか(笑。

 

あるいはモノ作りを生業とする上でスキルアップしてくると、それ以前の技術や考え方ではおもしろくなくなってくるんです。

 

そのモヤモヤをそのままにしてると精神衛生上よろしくないんですよ(笑。より良いものになるなら、ドンドン変えていきたいと思ってしまうんですね。

 

さいごに

 

マイナーチェンジをすることは自分にとっても、買って頂く方にとっても良い事だと思いますが、以前のモデルを買ってもらってる方には微妙な思いがあります。

 

同じ値段で買ったのに、後から出たモデルの方が見た目も仕様も良くなってたらおもしろくないですよね。

 

それについてはいつも自分の中に申し訳ない気持ちがあります。

 

でも世の中の車や家電や日用品など、すべてそんな感じですよね。それこそリールやロッドなどの釣り道具は毎年のように新製品が登場してます。

 

技術の進歩とともに同じ値段でより良いものが買えるという恩恵を、今を生きてる人は全員受けてるわけです。

 

最新の技術は発表した瞬間から型落ちになり、常に次の技術を考えていかないとモノ作りは衰退してしまうんですよ。停滞=衰退です。

 

とまあ、高尚な事をうだうだ言ってますが、要は色々新しい事に興味が湧くのでやってみたいだけなんですけどね(笑。

 

まあこんな感じでこの先もまたマイナーチェンジするかもしれません(きっとする…)。

 

でもその時の製品が自分の一番ですので、共感してもらえたら手にとって頂けると嬉しいです。

 

そんな考え方でやってる小さなメーカーですが、今後ともKAKEDZUKA DESIGN WORKSをよろしくお願いします。

 

それでは。


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