Daiwaハンドルスクリューキャップ 2部品目を削ってます

シリーズでお送りしてますリールパーツの

製造を最初からお見せする企画ですが

(笑。

 

Daiwa製スピニングリールのハンドル

スクリューキャップを2部品に分けて削って

まして。

 

その片方のパーツが削り終わったので、

もう片方のパーツを段取りして、現在

自動運転に入ってます。

 

今回はいつになく順調です(笑。

簡単な方

 

みなさんこんにちは、ほぼフリッパーの 

カケヅカ(@kakedukzss)です。

 

現在削っているハンドルスクリューキャップ

ですが、2部品の簡単な方を削ってます。

見た目でどちらが簡単かは判断が難しい

と思いますが、こっちのキノコ型の方が

加工は楽です。

 

2部品

 

少し専門的な事を言うと、ドーナツ型に

くりぬくのは切子の処理が大変なので、

プログラムがめんどうくさいんです(笑。

 

切子というのは、削りカスみたいなもので、

それの処理は切削加工の大きな問題の

ひとつなんですよ。

 

その切子が刃物に絡んで、挽き目に

悪影響を与えてしまわないように

プログラムを組まないとダメなんですよね。

 

そう考えると、中をくり抜くより外径を削る

だけの方が切子の処理が楽なんですよね。

 

切子の後始末

 

リールパーツの切削というのは、材料から

ほとんどを削り落としてしまうので、切子が

大量に出るんですよ(汗っ。

 

切子

↑これはほんの一部

 

削り終わったばかりの時は切子が広がって

質量の割りに嵩張るんですよね(笑。

 

これを放置したまま加工を続けると、

回転してる主軸に巻きついてドエラい事に

なりかねないんですよ(汗っ。

 

なので定期的にマシンの中から取り除いて

やらないといけないんです。

 

マシン内部の切子

 

でも大丈夫。

 

こうゆう時は長年の知恵で、良い方法が

あるんですよ。

 

突っつき棒~(ドラえもんの声)

 

突っつき棒

 

まあ、ただの鉄の棒です、はい。

 

そうは言っても、重量にして約20キロ(笑。

 

これで切子をつぶしていきます。

 

突っつき棒で潰す

 

するとこのように…

 

突っつき棒でつぶす

↑う、腕が…

 

あれだけ嵩張ってたのが、かなりコンパクト

になってます(笑。

 

まあ、潰して密度が上がっただけ

なんですけどね。

 

このあと脱油して、専門の業者に持って

行ってもらいます。

 

これが毎日やると、

結構な量になるんですよ。

 

今日もせっせと下仕事してます(苦笑。

 

関連記事はこちら↓

Daiwaハンドルスクリューキャップ 最初の部品が削りあがりました

Daiwa ハンドルスクリューキャップ 複合加工順調です

Daiwaハンドルスクリューキャップ デザイン決定です

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です