シリーズでお送りしてますリールパーツの
製造を最初からお見せする企画ですが
(笑。
Daiwa製スピニングリールのハンドル
スクリューキャップを2部品に分けて削って
まして。
その片方のパーツが削り終わったので、
もう片方のパーツを段取りして、現在
自動運転に入ってます。
今回はいつになく順調です(笑。
簡単な方
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーの
カケヅカ(@kakedukzss)です。
現在削っているハンドルスクリューキャップ
ですが、2部品の簡単な方を削ってます。
2部品目を削ってます。いきなりうまくいってる(^o^) pic.twitter.com/KhLin3UJjR
— kakedzuka (カケヅカ) (@kakedukaSS) 2016年11月21日
見た目でどちらが簡単かは判断が難しい
と思いますが、こっちのキノコ型の方が
加工は楽です。
少し専門的な事を言うと、ドーナツ型に
くりぬくのは切子の処理が大変なので、
プログラムがめんどうくさいんです(笑。
切子というのは、削りカスみたいなもので、
それの処理は切削加工の大きな問題の
ひとつなんですよ。
その切子が刃物に絡んで、挽き目に
悪影響を与えてしまわないように
プログラムを組まないとダメなんですよね。
そう考えると、中をくり抜くより外径を削る
だけの方が切子の処理が楽なんですよね。
切子の後始末
リールパーツの切削というのは、材料から
ほとんどを削り落としてしまうので、切子が
大量に出るんですよ(汗っ。
↑これはほんの一部
削り終わったばかりの時は切子が広がって
質量の割りに嵩張るんですよね(笑。
これを放置したまま加工を続けると、
回転してる主軸に巻きついてドエラい事に
なりかねないんですよ(汗っ。
なので定期的にマシンの中から取り除いて
やらないといけないんです。
でも大丈夫。
こうゆう時は長年の知恵で、良い方法が
あるんですよ。
突っつき棒~(ドラえもんの声)
まあ、ただの鉄の棒です、はい。
そうは言っても、重量にして約20キロ(笑。
これで切子をつぶしていきます。
するとこのように…
↑う、腕が…
あれだけ嵩張ってたのが、かなりコンパクト
になってます(笑。
まあ、潰して密度が上がっただけ
なんですけどね。
このあと脱油して、専門の業者に持って
行ってもらいます。
これが毎日やると、
結構な量になるんですよ。
今日もせっせと下仕事してます(苦笑。
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