Daiwaハンドルスクリューキャップ デザイン決定です

今回の品物はHEDGEHOG STUDIO

からの発売になるんですが、デザインから

全面的に任せてもらってます。

 

もともと2部品でやるアイデアは自分が

提案させてもらったんですけど、意外と

画期的だと自負しております(笑。

 

まあ、直感でイケる!という感じがして

図面を描いてみたら

ホントに出来てしまったという感じで。

 

そして実際削ってみたら、思いのほか

好感触であっという間に最終デザインまで

決定してしまったという(笑。

 

プロトから若干の変更はありましたけどね。

最終デザイン

 

みなさんこんにちは、NCオペレーターの

カケヅカ(@kakedukzss)です。

 

ある時は図面屋、またある時はデザイナー

だったり、設計士だったりするのですが、

今回はNCオペレーターという事で(笑。

 

そんなこんなで、ハンドルスクリューキャップ

の最終デザインが決定しました。

 

Daiwaハンドルスクリューキャップ本デザイン

 

なんとプロト製作から一晩という速さ。

 

これも自社ですべてやってるメリットですね。

 

といっても、プロトからの変更点はそれほど

多くはありません。

 

見た目はほぼ同じような感じですが、

一部V溝を入れて、カバーのC面を大きく

してやったくらいでしょうか。

 

ハンドルスクリューキャップデザイン変更

 

まあ、そのくらいの変更でもプログラムは

意外と変える事になるんですよ。

 

あと、図面も修正しておかないとね(笑。

 

背面主軸付き複合自動旋盤

 

ふふふ、中々聞きなれない言葉でしょう(笑。

 

まあ、今回のハンドルスクリューキャップを

削ってる機械の名前というか、種類です。

 

20161107_095932

 

横文字だとターニングセンタで良いのかな?

 

簡単に言うと、金属の丸棒を削って、

いろんな形にしてくれる機械ですね。

 

で、うちのマシンはなかなか優秀なヤツで

主軸が二つあるんですよ。

 

なので、一台のマシンで二つの工程を

同時にやってくれるんですよね。

 

という事は、製造単価が極端に安く

できるんですよ。

 

しかも国産機では精度に定評のある

メーカーのものなので、リールパーツを削る

には申し分ないんですよね。

 

今現在、個人でこのマシンを入れてる

工場は少ないでしょうね。

 

おかげで誰も動かし方を教えてくれません

でした(泣。

 

メーカーのサポートの人も、マシンが最新

過ぎてわからなかったくらいですから(苦笑。

 

アルミ合金

 

今回はジュラルミンの丸棒を削ってます。

 

ジュラルミンとはアルミ合金の事ですね。

 

ちなみに、JIS規格でA2017という

材料になります。

 

リール用語に良くある超超ジュラルミン

ではありません。

 

それよりも強度は低い素材ですね。

 

まあ、

超超ジュラほど強度が必要ないので。

 

値段も全然違ってしまいますからね。

 

刃物もジュラルミン専用のものを使って

るんですよ。

 

そうでないと仕上げの光沢が全然違い

ますからね。

 

20161115_143847

 

切削の条件も結構シビアなんですよ。

 

このへんはさすがに企業秘密に

しておきますね(笑。

 

でも、良く見てもらうとわかりますが、

切削面はキレイですよ。

 

そこは自信ありますからね。

 

さあ、検品も気合入れてやりますか!

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