台風15号の影響で各所の崩落が凄い事になっている亀山ダムですが、そんな中『房総チャプター2019第5戦(最終戦)』に参戦してきましたので自分目線のレポートを書いてみたいと思います。
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カバー天国亀山ダム
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのかけづかです。
ここ数年で今回ほど『ほぼフリッパー』の出だしが”しっくり”くる記事は珍しいかもしれません(笑。
冒頭にも書きましたが、今の亀山ダムは先日の台風の影響で各所崩落だらけで湖全体がカバー天国になってます。
房総チャプター2019最終戦終わりました。
珍しく結構釣れたんですが、良いのが入らず1500なんちゃらgで15位と普通の人( ゚ェ゚)
でもカバーだらけの亀山ダムは楽しすぎた pic.twitter.com/TuH3kWA5Zi— かけづか:KDW代表 (@kakedukaSS) September 25, 2019
台風で被災した方に対して不謹慎な言い方になってしまって申し訳ないですが、観光資源であるバス釣りとしては不幸中の幸いと言えなくもないというか(歯切れが悪くてごめんなさい)。
周期は一定してませんが、亀山ダムは数年に一度のレベルで大規模崩落は起こるのですが、過去何十年の中で最大級ではないかと思えるほど各所崩落カバーだらけになってます。
そんな状況の亀山ダムで先日房総チャプター2019最終戦が開催されました。
前日プラクティスでの亀山ダムの様子
試合前日から亀山ダム『つばきもとボート』入りしてプラクティスを行ったのですが、自分のエレキ装備では1日で全域をチェックするのは無理があるので、最初からある程度エリアをザックリ切り捨てる作業からになります。
台風の4日後、9月13日に『つばきもとボート』まで様子を見に行ったのですが、その日は釣りをせずに帰ってきました。
その二日後の15日に台風後初めて船を出したのですが、パッと見ただけでも各所崩落だらけ。その時は折木沢と猪川最上流まで見に行ったのですが、とにかく水がクリアで魚が丸見え。
サイトマンには好条件だと思いますが、自分に狙える魚が極端に少ないと感じて撤退(苦笑。
そこから9日間空いて試合前日の24日、前回見れなかった場所をチェックして周りますが、やはり大規模な崩落ばかりが目についてしましまう。結局「こんなん撃つしかないやん」という思考停止状態(笑。
エリア的には東側より西側の方が水が良いように感じたので、ざっくり『医院下筋』『つぼりと』は捨てて、のむらボートより西を釣る事に決定。
しかしこれだけ崩落カバーだらけにも関わらず、カバーテキサスやカバーネコで簡単に釣れる状況では無かったのが不安材料。
でも何となく対策してた”リーダーレスダウンショット”が最悪の事態を回避してくれました。
松下ボートまで曳舟で会場入り
そして試合当日の朝、『つばきもとボート』から会場の『松下ボート』まで恒例の曳舟をしてもらって向かいます。
この日は台風被害で曳舟できなくなった『おりきさわボート』から出船の7艇も一緒に。ボート屋同士のこういった連携はさすがです。
レンタルボート大会は試合中バッテリー残量との戦いになる事も多々ありますので、こうして曳舟してもらえるメリットは大きいんですよね。
そして隠れたメリットとして、朝試合前に各所の水の状態などをチェックできたりします。
まあ「つばきもとボート」が会場になった時はそのままなんですけどね(笑。
スタートフィッシング
朝のミーティングなどの事は少し端折って、無事にスタート後釣りはじめました。スタートフィッシングは大体AM6:40分ぐらいだったでしょうか。
モーニングバイトが期待できるカバー2箇所あって、どっちに行こうか迷って決めた方のカバーが不発(苦笑。
魚の供給が少ないと思う方を先に行ったのですが、もしかしたら一般の方が撃った後だったかも。
本湖ダムサイト近くのワンド入り口に、崩落で大木が倒れ込んでる奥のエグレを狙ったのですが、蜘蛛の巣が全然無かったので「こりゃ先行されたかな」と。
前日バイトを確認してたのですが、まあわかりやすいところだし「釣れたらラッキー」ぐらいに思ってたのですが、そんな甘くなく。
執着する事なく次のスポットを目指します。
今回写真が少なくて申し訳ないです。
押切沢のワンスポット
今回は自分的にバスフィッシィングっぽいバスフィッシィングが出来たと思ってるのですが、結果的にメインスポットになったのは『押切沢の崩落絡みのワンスポット』でした。
釣り方はドライブビーバー3のリーダーレスダウンショット(以下LRD)。
この日はかなりセレクティブで、前日から色々試しながら行き着いた結論がコレ。
押切沢の『馬の背』と呼ばれる有名場所があるのですが、それに絡んで水深9mのところに新しく崩落した”ボート1艇分ほどの木々”が頭を出してたのですが、そこが今回のメインスポット。
結果的にこの小さいスポットから結構数を釣って、ウエイインした3本中2本はここで釣ったヤツでした。
自分としてはかなり珍しく、朝の早い段階でリミットの3本がライブウェルに入ってるという。
しかもその前に結構バラしたりミスバイトがあったりして、いつもなら心が折れる展開なんですが、この日は魚の供給が続くという確信があったのでやり続けられました。
その小さなスポットはなぜ次々と魚が釣れたのか
自分なりに考察したキモは、カバーに居着きの魚はせいぜい数匹でサイズも読めない。でもある条件で魚が供給されるんじゃないかと。
押切沢の馬の背は有名スポットなので人が入れ替わり立ち替わり入ってきます。それ以外にも航行する船の往来は激しいエリアなんですよね。
自分はカバーの反対側にポジションを取って、カバーをまたぐようにフリップするのですが、水深5mぐらいまで沈めたところでグイグイ持って行かれるようなバイトが出ます。
あくまでも仮説ですが、人がいなくなるとフィーディングが始まったりするので、バスは馬の背を回遊してるのではないかと。
そして船が近づくとカバーに寄るんじゃないかと考えました。
実際にボートポジションを逆に取ると全くバイトが出ないし、自分がそこにポジションする事で他の方が馬の背を狙う事を遠慮してしまうし。
自分としては馬の背で釣りをしてもらった方がカバーに魚が寄るので「どうぞどうぞ」と言う感じだったのですが(笑。
そんな感じで何度か入り直したそのカバーで二桁はキャッチしたでしょうか。バラしやミスバイトも合わせると相当反応が濃かったですね。
バラしの原因はロッドの長さとパワー不足な事が明確で、試合の途中でハリアー80以外は握らなくなってました。
なぜテキサスじゃなくLRDだったのかなど、詳しい釣り方については別記事にしっかり書こうと思います。
笹川方面の崩落が凄かった(語彙力。
メインスポットを休ませる意味で移動。プラで見てなかった笹川上流域を見に行きます。
そこでの光景が凄かった…
とにかく広範囲で崩落だらけ。特に上流広瀬エリアはほぼ全域崩落してました。
笹川上流域まで行って何も起こらず(起こせず)、途中の川筋のカバーで釣れたバスが2番目に重いヤツで入れ替え出来たので無駄では無かったですが。
帰着~検量
メインスポットに戻ってまた数匹釣れるも、結局その場所では入れ替えできず。
最後に入れ替えサイズを期待して、朝イチに入って反応がなかったカバーに10分掛けて移動するも先行者が(苦笑。
これこそトーナメントあるある、こういう事も含めて試合は楽しい。そして自分の試合はこの時点でストップフィッシングでした。
そこから桟橋の近場でギリギリまで粘るも釣れず、ラスト5分ぐらいの帰着申告。まあまあやりきった感はあります。
フック飲みを確認して検量、一番大きいヤツは重さを測ってなかったので期待してなかったですが、1530gとこの日15番目に重いウエイトでした。
思った以上に周りの選手も釣れてなかったようで、全然ダメだと思ってたブロック大会の権利がギリギリで転がり込んできましたが、その日は家族の予定が先約済み(ガーン。
もしももっと早い段階でブロック大会の権利を獲得していたら空けておいたのに、という後悔…。
今年の会場が亀山ダムだったのでできるなら出たかった。
今回急遽スポット参戦になったこの方もきっちりリミットをキャッチ。プラなしにも関わらずさすがでございます‼️
釣れるけどサイズが上がらない、そんな試合展開でしたが楽しんでできました。
やっぱりトーナメントって良いですね。
表彰式
今回の上位陣は折木沢・猪川筋を釣った人が多かったです。自分が端から切り捨てたエリアでした…。そういうところだな…(謎。
さいごに
今期は本当にダメダメで、5戦中4戦が5点試合でした。
今回の最終戦、自分的には目一杯の釣りをしたのでやりきった感はありましたが、1530gではまた5点かと思ったら結構ローウエイト戦で15位と初ポイント(苦笑。
なんだか噛み合わないシーズンでしたが、ダメな時にもがいた事が後々になって効いてくるものだと信じたいですね。
今期はカバーネコを自分なりに詰めたし、減水期の釣りも少し覚えた。秋のセレクティブなバスに対してルアーチェンジして合わせていく釣りも何となく経験できたし。
あとは春の釣りをいい加減何とかしないとなー。
そんな2019シーズンでした。
最後になりますが、房総チャプター会長椎谷様はじめ運営スタッフの方々、冠スポンサー各社様、参加選手の皆様、一年間お疲れ様でした。
来季以降も出来る限り参戦するつもりですので、どうぞお手柔らかに宜しくお願いします。
では。
[…] ▼この日はつばきもとボートさんから参戦。下の撮影はカケヅカドットコムのカケヅカさんです。 […]