リールカスタムパーツが充実してる時代ですから、ぜひベイトリールのスプールを複数揃えて快適に使いまわそうというお話です。
カスタムスプールを使う事で、ノーマルと全然違う味付けにして一台のリールを幅広く使いまわす考え方を紹介します。
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レンタルボートでのバス釣りにはロッドを沢山積めない問題
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカです。
今回は一台のベイトリールに複数のスプールを用意して快適に使おうというお話をさせてもらおうと思うのですが、その前に少し前置きを。
自分は普段レンタルボート&エレキスタイルでバス釣りを楽しんでるのですが、ロッドはそんなに沢山積めません。
積もうと思えば積めますが、足の踏み場がなくなって窮屈極まりないんですよね。
ホームレイクの亀山ダムでは主に12フィートのレンタルボートにツライチのハイデッキをセットして、その上にロッドを並べておきます。両脇にそれぞれ2~3本、合わせて5~6本ぐらいが一番快適だと感じてます。
もちろんもっとロッドの本数は少ない方が足場が広くなるし、ロッドを落とす心配も減るので少なければ少ない方が快適と言えるのですが、せっかくボートでバス釣りをするなら色んな釣りをしたいし、色んなルアーを快適に使いたいので、最低でも5本は欲しいと思ってます。
これが試合になって、ごく稀にパターンが見えてる時は1~2本しか積まない時がありますが、それは本当にめったに無いです(苦笑。
家には何十本というロッド達が待機している問題
昨今安くて良いロッドが沢山世にあふれてる時代ですから、家には数十本とロッドが寝てる訳です(笑。何十本はちょっとオーバーかなと思って数えてみたら、26本ありました。まあそこまで誇大広告でもないですよね(笑。
おそらくこの先も気になるロッドは買ってしまうと思うし、最近ではロッドのリビルドが趣味になってるので、手持ちのロッドがドンドン増えてしまう傾向にあります。まあそれはバスアングラーなら多くの方が同じだと思いますが(笑。
その大量(?)にあるロッド群の中から、シーズンや状況に応じて最適と思える5~6本をチョイスする訳ですが、毎度それが中々難しいんですよ。
メインに使う先発要員というか、何があっても持っていく右腕的なロッドって誰でも必ずあると思うんですが、それが2~3本。
そして時期や状況に合わせてもう2~3本を都度選ぶ感じですが、それを躊躇なく決められた試しは長いバス釣り人生で一度も記憶にないです(笑。
寝る直前に先発隊を入れ替えた事も数え切れないぐらいありますからねー。
リールの台数をおさえたい
さて、ここでやっと本題です。それだけロッドの本数があるのに、リールはいつも大体同じものを使ってるんですよ。
ロッドに比べてリールの使い分けって、そこまで厳密ではない場合が多いんですよね。スプール径とギヤ比、それにハンドルの左右ぐらいでしょうか。自分の場合はすべてのリールが左ハンドルしか使わないので、さらにシンプルになります。
ただし使うルアーや状況によってラインは変えたいんですよ。ざっくりフロロカーボン・ナイロン・PEラインだけでも3種類、そこに太さや強さ、伸び具合やカラーなどを考えると無限と思えるぐらいの組み合わせができてしまいます。
なるべく多くの可能性を試したいけど、だからといってそれに応じた数のタックルを持っていく事はできません。
そこで替えスプールという選択が活きてくるんです。単純に同じスプールをもう1個持ってるだけでも釣りの幅は凄く広がります。
バーサタイル系のロッドに使い勝手の良い番手のリールをセットしておいて、例えば2つの同じスプールにフロロカーボンの12ポンドとナイロンの12ポンドをそれぞれ巻いていおいて、状況に応じて取り替えてやれば同じタックルで撃ちものと巻き物を同じ日にできる訳です。
限られたスペースを有効に使いたいレンタルボートの場合はそれが凄く有効な手段なんですよ。
これが陸っぱりの場合は、さらに持ち歩けるロッドの本数に制限があるでしょうから、より有効な手段と言えると思います。
さらに進んだスペアスプールの使い方
ここからは自分の場合の使い方ですが、カスタムスプールを複数持つ事でさらに快適なリールの使い分けができるという事を紹介しますね。
自分は普段ベイトリールはSHIMANOのものを好んで使ってます。メインとなるのが13メタニウムで、合計4台所有、他に16メタニウムMGLと18バンタムMGL、12アルデバランBFSと09アルデバランを使いまわす感じですね。
カバーフリップに使うTD BATTLER LIMITED HARRIER 80だけはDAIWA17TATULA SVTW8.1L を使ってますが、これはリールシートにSHIMANOリールがちゃんとセットできないためですが、それも最近では13メタニウムを乗せられるようにリールシートを削ってしまいました(笑。
なぜそこまでSHIMANOリールにこだわるかというと、性能面やデザインはもちろんなんですが、カスタムスプールが使えるからです。
ここ数年でノーマルリールの性能は格段に進化して、軽いものを快適にキャストできたり、剛性が恐ろしく高いモデルが普通にあります。
でも逆にラインナップが充実しすぎて、ちょっと言葉が適当かわかりませんが、不便な使い方ができなくなってきてるんですよ。
不便な使い方というのは、リールのコンセプトから外れた使い方をしたい場合の事です。
例えば剛性の高いリールでPEラインを使って軽めのルアーを扱いたいとか。
浅溝スプールにはPEラインが最適
ちょっと偏った考え方かもしれませんが、カスタムスプールと言えば浅溝、浅溝スプールと言えばPEラインとの相性が非常に良いんですよ。
自分もここ数年ベイトPEを多く採用していて、とくにベイトフィネス系の軽いルアーをキャストする場合にはかなりのアドバンテージを感じてます。
それから意外にも巻き物にPEラインが非常に快適なんですよ。これはフック絡み防止の意味でリーダーを付ける事が前提になりますが。
タイニークランク系をグラスロッドでキャストする時に、ベイトフィネスリールではなく13メタニウムや16メタニウムMGL、下手すると18バンタムMGL、もっと下手すると14カルカッタコンクエスト101でもタイニークランクがキャストできてしまいます。
しかも無理やりではなく、かなり快適にキャストできてしまうのがカスタムスプール×PEラインのセッティングなんですよ。
これはスプールの重量を極限まで軽くできる事で実現してるのですが、スプールが軽くなる事でブレーキも快適に効くという事は意外と意識してる人が少ないかもしれません。
重いルアーを投げる時ほどブレーキを強くしないとダメですが、軽いルアーを軽いスプールで投げる時はブレーキも軽くて良いんです。
軽いルアーが良く飛び、バックラッシュが非常にしにくいというメリットがカスタムスプール×PEラインなんですよね。
自分の場合は仕事の繋がりもあるAvail製マクロキャストスプールを、SHIMANOのベイトリールのほとんどにセットしてます。
カスタムスプールは高いけど
でもカスタムスプールってちょっと値段が高いから、そう簡単に買えないと思いますよね。
確かにスプール単体で1万円弱といった値段は中々躊躇するかもしれません。でも考えてみるとリール単体の価格に比べたら全然安いんですよね。
パーツとして考えると高いですが、リールをもう一台買うと考えたらかなりお買い得なんですよ。
大型のバスボートのようにロッドを何十本と積めれば問題ないですが、レンタルボートだと多くても10本、オカッパリなら多くても3本ぐらいが快適に釣りをする上で限界ではないでしょうか。
レンタルボートでも良く使うロッドは2~3本で、そのロッドで違うラインを使いたいと思ったら、リールを交換するよりスプールを交換する方が安く上がります。
全く同じリールを何台も用意できる人は良いですが、普通は中々ロッド一本に対して複数のリールを用意できないですよね。
でもスプールだけなら何とかスペアに1個ぐらい持てるのではないでしょうか。それが同じリールを複数台持っていて、スプールを使い回せたら結構快適だと思うんです。実際自分はそうしてますが、かなり快適にスプールを使いまわしてます。
かけづか的まとめ
ベイトリールのスプールを複数用意する事で、一本のタックルで色んな状況をカバーできる可能性を広げられると思います。
要点をまとめると、
- 同じタックルで巻きと撃ち両方できるようになる
- 強さの違うラインを短時間で交換できる
- リールの味付けを劇的に変える事ができる
- PEラインを使う事でキャストが快適になる
- 同じリールを複数もってるとよりスプールの使いまわしが効く
ただしそこには気をつけなければいけない重要な事がありまして、そこはまた別記事でお伝えしたいと思います。
それはSHIMANOベイトリールのブレーキの問題ですが、関連記事を書きますのでお待ち頂ければと思います。
では。