何とか無事に乗り切る事ができた18バンタムMGLオフセットクラッチの【ゼロ円企画】でしたが、自分的には半端ないプレッシャーとの戦いでもありました。
その舞台裏というか、自分の中で考えていたネガティブな事ポジティブな事を書き記しておきたいと思います。
お時間の許す方はお付き合いください。
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先ずはお礼申し上げます
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカです。
昨夜開催された18バンタムMGLオフセットクラッチ【ゼロ円企画】ですが、ほとんど一瞬でSOLD OUTという事で、お買い上げ頂いた方々、ご協力頂いた方々にこの場を借りてお礼申し上げます。
そして今回手に出来なかった方々、申し訳ありませんでした。
今回オフセットクラッチの販売に先立ち、個人的な知り合いの方やTwitterで相互フォローさせてもらってる方の中でクラッチを希望するバンタムユーザーの方には全員にお配りしました。
その方々がご自身のアカウントやブログで紹介してくださったりしたおかげで、今回のゼロ円企画を乗り切る事ができたと思ってます。
本当にありがとうございました。
ゼロ円企画を考えた経緯
今回のゼロ円企画は〈オフセットクラッチ〉というパーツをどうやって売るか、という事を考えに考えて発案したものです。
というのも、クラッチってぶっちゃけ売れないんです(笑。
売れないというか、認知されるまでに時間がかかるパーツなんですよね。
一度認知されればポツポツ売れ続け、結局時間をかけて完売するんです。これは他のパーツには無い現象なんですよ。
普通は発売と同時に最初が一番売れて、時間と共に売れ行きが落ちて最後は在庫を抱えるという流れなんです。
それが最初ほとんど売れず、忘れた頃に完売して、その後問い合わせが定期的に来続けるという不思議パーツなんですよね(笑。
自分が考えるに、クラッチ自体を求めてる方は一定数いて、ただクラッチというパーツが世の中にある事を知らないだけなんじゃないか、と。
それなら何か話題に上がる事で広く認知してもらえば、欲しい人に知ってもらえるんじゃないかと考えた訳です。
そして「どうせ最初は売れないならゼロ円で配ってしまえ」という暴挙(?)に出ようと思ったんですよ。
社員(家族)の説得
さて、HEDGEHOG STUDIOの社長の協力を取り付け、いざゼロ円で商品を出そうとした時に一番の難関は身近な人間の説得でした。
まあ家族なんですけどね(笑。
自分は基本的に一人で実務をやってるのですが、雑務を高齢の両親に手伝ってもらってます。
両親は元々今の会社(小さな町工場)を夫婦で経営してたので、代が変わった今でも経営方針には口を出してくるんですよね。
しかも昭和の高度経済成長期に会社を立ち上げた世代で、それまで自社製品はまったく作った事がなく、受注生産一本でやってきた人たちです。
その両親に、苦労して作った製品をタダで配るという事は理解できないようで(汗。
ましては「SNSマーケティング」「WEBマーケティング」と言っても全然ピンと来てない感じだったんですよ。
それを押し切ってのゼロ円企画でしたから、これでまったく反応が無かったら夜逃げしようと思ってました。
いやまあ、半分ウソですがwww(半分はホントかよ)。
SNSマーケティングの可能性
しかしながら自分の中には確信というか、SNSマーケティングに対して少なからず売れる自信はありました。
こんな自分ですが、一応Twitterのフォロワー数は2000人以上いましたので(フォローしてくださってる方いつもありがとうございます)。
18バンタムMGLのクラッチは夏ごろから製作工程をSNSやブログで公開してきて、そのメリットなどをなるべく詳しく説明してきました。
それがゼロ円ですから、知ってもらえば絶対に買ってもらえると思ってた訳です。
そうなると、とにかく話題に上げてもらわないとダメなので、ゼロ円企画に先立って知り合いの方やTwitterでやり取りしてる方々に送らせてもらったんです。
中にはカスタムに興味の無い方もいたかもしれませんが、自分の商品には自信がありましたから、使えば絶対に気に入ってくれると思ってました。
なので今回は一切謙遜はせず、「使えば絶対に気に入ってもらえると思います!!」と強気な事を言い続けました。
これがまた自分にプレッシャーをかける事になったんですけどね(苦笑。
クラッチというパーツの市場価値
これまでもクラッチレバーというパーツを作ってきて感じていた事なんですが、自分以外の人やメーカーさんで作ってるところがほとんど見当たらないんですよね。
一部作ってる人はいるみたいですが、ネット上で見る事がまずないです。
なのでいま現在独占状態とも言えるんです。その市場価値はまあまああるのかなと思ってます。
たしかにクラッチって作るの面倒くさい大変ですし、あまり売れる商品じゃなかったですから、積極的に作ろうとは思わないのかもしれないですね。
それが今回の18バンタムMGLは玉数も多い(だろう)ですし、クラッチに違和感がある人が自分以外にもいるのを目にしてたので、認知度を上げる良いチャンスだと思ったんですよ。
まあ作ったものが売れてくれないと次が無いですから、自分が自信をもって使ってもらえるパーツとして必死にアピールした訳です。
その必死さが伝わったという事でもないでしょうが、クラッチをお渡しした方々が次々にご自身のブログやTwitterでKDWクラッチを紹介してくださりました。
本当にありがたき幸せ!
オフセットクラッチを紹介して頂いたブログを紹介
ここで実際に紹介して頂いてブログ記事を紹介させて頂きます。
釣りブロガーという種族は、良い事も悪い事も包み隠さず書き記すという生き物ですから、何を言われるのかドキドキしながら拝見しました。
でもまあ、概ね良い事を書いて頂いてホッとしてます(笑。
[blogcard url=”https://www.bait-casting.com/20181208_bantam-clutch-custom.html”] [blogcard url=”https://ojagaike.com/2018/12/10/post-20020/”] [blogcard url=”https://blog.buritsu.com/mrnobite/2018/12/13/kdw-bantammgl-clutch/”]その他ツイッタータイムラインで見つけたつぶやき
日付や順番は適当ですが、自分が見つけた限り貼ってみたいと思います。
とりあえず持った感じ、もともと塊感のあったバンタムの塊感が更に増してる。
クラッチだけ高さが合ってなかったのが合ったこと、曲線をフレームとキッチリ合わせてあることで、握った時に球体を持ってるような一体感がある pic.twitter.com/4ebrVgHZyK— やつたがう (@ticktack_fiiish) 2018年12月14日
そしてかけづかさん、キャンペーン後になってごめんなさいm(_ _)m
ようやくつけましたよ!今日は仕事サクッと終えてバス&トラウトでテストしよう
ハンドルが目立っちゃうけど、あくまでテスト対象はクラッチです(^_^;) pic.twitter.com/xr0A1k5pJZ— やつたがう (@ticktack_fiiish) 2018年12月14日
バンタムMGLのクラッチをKDWさんのに交換!カッコいい✨
純正(右バンタム)よりクラッチを押した時の高さが低く設計されてるので、使用してみるのが楽しみ(^^)#18バンタムMGL#オフセットクラッチ無料 pic.twitter.com/Ev7lhbBEvC— Hideki (@shallowdou) 2018年12月9日
カケヅカさん(@kakedukaSS )のバンタムMGLクラッチを装着!
手が大きい僕にもフィットしてくれる!これは劇的にサミングしやすくなると思います。
本当に素晴らしい☺️
是非、皆さんもお試しあれ〜#KDW #カケヅカ #バンタムmgl #クラッチ pic.twitter.com/e2fSyEvONp
— 久家英和 HIDEKAZU KUGA (@HDKZKG) 2018年12月13日
KAKEDZUKA DESIGN WORKSさんのバンタム用ジュラルミンクラッチに交換!!
かなり手に馴染むようになるので早く投げてみたい pic.twitter.com/nomsCFPwEg— 永田吉生 YOSHIO NAGATA (@elmnts_yoshio) 2018年12月11日
今年はバンタムMGLに始まりバンタムMGLで終わる。@kakedukaSS 欠塚さんのジュラルミンクラッチを装着です。アベイルパーツ一式、ESDハンドルノブ、ジュラルミンクラッチ、テーパーレベルワインド位置前進、ドラグクリッカーにKTFネオスプールでもうやる事無いかもって感じまで来ちゃいましたね(*’ω’*) pic.twitter.com/p4dHcXzjl1
— ふじ (@zz62so) 2018年12月8日
バンタムのクラッチをKDWオフセットクラッチに交換(∩´∀`∩)サミングフィールが良くなる予感笑笑 pic.twitter.com/B556AsAMtG
— つかじー@羽根モノマニア(∩´∀`∩) (@tukajii) 2018年12月8日
この他にもたくさん話題にしてもらってたようで、感謝しかありません。
本当にきありがとうございました。
さいごに
けっして順調とは行きませんでしたが、なんとか初の試みである【ゼロ円企画】を乗り切る事ができました。
じつはかなりプレッシャーを感じていて、ちゃんと開催されるのか心配でドキドキしてたんですよね。
今回のゼロ円企画で一番得をしたのは誰でもない自分です。
KDWの知名度向上とカスタムクラッチの普及が大きな目的でしたが、それより何より「売らなくてはいけない」と言うプレッシャーを存分に堪能できました
HEDGHOGSTUDIOの社長はじめ、各方面の方々に協力頂き人間的に成長できたと思います。
— かけづか(KDW代表) (@kakedukaSS) 2018年12月14日
「ゼロ円なら売れて当たり前」と言うプレッシャーは半端なく、もしもゼロ円なのに売れ残ったりしたら正規価格で売っても全然売れないかもしれない訳で
なので宣伝活動は必死にやりました。
ついには製品の良さを伝える為に動画を自撮りしたり(笑)
やれる事は全部やろうと言う気持ちになれました。
— かけづか(KDW代表) (@kakedukaSS) 2018年12月14日
結果的に用意した数はアッと言う間にSOLDOUT でしたが、ゼロ円のモノを売るのがこんなに大変な事なんだと超勉強になりました。
しつこく宣伝してしまったので見ていて不快な思いをした方もいたと思います。必死過ぎてごめんなさい
でもせっかくなので、また別の製品でも企画したいと思います(^.^)
— かけづか(KDW代表) (@kakedukaSS) 2018年12月14日
今回18バンタムMGLオフセットクラッチ【ゼロ円企画】に協力頂いた方々、この場を借りてお礼申し上げます。
先行してお配りした方にはブログやSNSでPR?して頂き感謝感激です。
皆様のご協力のお陰で何とか乗り切れました。
本当にありがとうございました
m(;∇;)m— かけづか(KDW代表) (@kakedukaSS) 2018年12月14日
それでも何とかやりきった事で謎の自信になりました。
自分のような小さなメーカーは、大きなメーカーや企業のように分業制とはいきませんので、これからもコツコツと出来る事を必死にやっていこうと思います。
今後共kakedzuka design worksを宜しくお願いします。
では。
[blogcard url=”https://www.hedgehog-studio.com/product/8781”]
[…] (KAKEDZUKA.comより) […]