【イチかバチか】ロッドのグリップ交換で剥離剤を使ってみたら意外と大丈夫だった

ロッドカスタムでグリップを外した後、固着した接着剤に剥離剤を塗ってみました。

 

ほとんど逆ギレ的に使ってみた剥離剤でしたが、それが以外と大丈夫だったので記事にしておきます。

 

グラスロッドのグリップ交換

 

みなさんこんにちはカケヅカです。

 

楽しい楽しいロッドカスタムですが、唯一苦労してるのがグリップの交換です。

 

元々のグリップを外すのはかなり気を使う作業で、ヘタ打ってブランクを傷付けたら大変なんですよ。

 

Rod grip exchange

15年以上前に買ったfenwick のグラスロッド。コルク部分は割と簡単に引っ剥がせるのだが、樹脂製のグリップ部が難関。今回はリューターで切れ目を入れてマイナスドライバーで割りながら外していく。

Rod grip exchange-1

マイナスドライバーを差し込んで剥がしていく。この時ブランクを傷つけないようにヒヤヒヤ(汗。

 

Rod grip exchange-2

今回のロッドはブランクとグリップの隙間がほとんどなく、剥がすのに超気を使った。グラスロッドはブランクが太くて大変。

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ここまでも大変なんですが、本当の難関はこの後で、固着した接着剤を剥がすのが超大変なんです。

 

そこでイチかバチか薬のちからを借りる事にしました(怪しい意味ではありませんw)。

 

剥離剤MC Painter(エム・シーペインター)

 

数ある剥離剤の中から厳選なる審査(テキトー)で選んだのは【MC Painter(エム・シーペインター)】というヤツ。

 

MC Painter

本来は車の塗装などを剥がすためのものらしい。でもエポキシ系の塗装にも反応するらしいので、もしかして接着剤にも効くのではないかと…。

 

根っからのサボリ屋である自分なので、ここは少しでも楽してやろうという事で手を出してしまいました剥離剤(笑。

 

まあエポキシ系の塗膜を剥がすタイプという事で、同じエポキシ接着剤の固まったものにも良いのではないかという安易な考えです。

 

MC Painter-2

エポキシ樹脂配合の塗膜に効くということは固着した接着剤にも効くはず、というか効いてくれ…。

MC Painter-3

心配なのがブランクそのものを破壊してしまわないかということ。カーボンやグラス繊維とは書いてないが、ここは本当にイチかバチかです(汗。

 

元あったグリップを外すのも中々大変ですが、問題はその後で、強固な接着剤をコツコツと削ぎ落としてやらないとダメなんです。これがマジで骨折れる(汗。

 

 

エポキシ系接着剤がみるみる浮いてくる

 

ちょっとだけ躊躇しましたが、もう行って来いで塗ってみました!

 

するとどうでしょう、塗った直後からみるみるエポキシ部分が浮いてきます。

 

MC Painter-4

接着剤の固着したものが結構残ってたので、剥離剤を多めに塗布。臭いが強烈です(苦笑。

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問題はブランク部分に影響がないかですが、今回の場合は無事でした。

 

そこからカッターの背中側で削ぎ落としていきます(ここの写真撮り忘れました。すんません)。

 

ただし、剥離剤を使えば固着した接着剤が簡単に剥がせるという訳ではなく、何度も何度も剥離剤を塗っては削ぎ落とすという作業の繰り返しです。

 

それならアルコールランプで熱しながら削ぎ落としていくのと大差ないかもしれないですね。どちらもリスクはありますが。

 

結局それなりに苦労した

 

なんだかんだで固着したエポキシ接着剤の除去完了です。結局それなりに苦労してしまいました(笑。

 

Rod grip exchange-5

とりあえずブランクには影響ないように見えます。白っぽい地がでてるのはカッターで削ぎ落としたから。

 

 

Rod grip exchange-6

どうやらブランクの塗装は大丈夫みたいでした。たまたまなのか、他のロッドでも同じなのか全くわかりませんが。

 

ブランク部分への影響は特に感じられませんでした。これがカーボンだとどうなるのかわかりませんが。

 

ウレタン系も反応してしまうらしいので、ガイドの交換には使わない方が良さそうですね。ロッドによってはブランクの塗装を剥がしてしまう恐れがありますので。

 

さいごに

 

そんな訳でなんとかブランクだけにできました(ヒーヒー)。

 

Rod grip exchange-8

やっとこさブランクだけの状態に。

 

さて、今回のブランクはグラスということで結構太いんですよ。

 

なのでセパレートにするのは無理がありそうです。カーボンカシートを付けたらさらに太くなっておかしいですから(笑。

 

グリップを外したあとの処理は今後の大きな課題ですね。

 

なにか良い方法がないか今後も模索していこうと思います。