全く同じリールを3台バラしてパーツをシャッフルしてたらゴリ感のあった一台がなめらかに回るようになったので経緯を説明させて頂きます(笑。
【ページへのいいねかツイッターフォローしてもらえると最新記事をお届けできます】
ジャンクの17タトゥーラSV TW
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
先日リール修行のためにヤフオクで17TATULA SV TW8.1L のジャンク品を落として 遊んでたんです。
ジャンクと言う事で、価格的には新品の1/3くらいの値段で落としたんですよね。
オクで落とした17タトゥーラSVTW。
ジャンクとの事だけど、まあまあ程度良いです。どのみちフリップでしか使わないけど(笑)
確かに微妙にジャリ感あるのでバラしてみましょ(^.^) pic.twitter.com/jZe1P0xe7j
— kakedzuka (カケヅカDW代表) (@kakedukaSS) 2018年7月18日
ダメ元でオーバーホールしてみて、治れば儲けもん、治らなくてもパーツ取りに使えれば良いかな、と。
で、モノが無事に届いたので触ってみたところ、スプールをフリーにしても回らないという症状。
さらにハンドルを巻いてみるとゴリゴリジャリジャリ。なるほどジャンクだなこりゃ。
ああ、明らかに一度バラしてるみたいです。ネジ類がナメかけてる(笑)
シャフトがつぶれてプレートが抜けないのもお約束ですね(^_^;)
ここはヤスリでチョイチョイとね。
さてジャリ感の原因はなんだろ? pic.twitter.com/3xJjOEyWYI
— kakedzuka (カケヅカDW代表) (@kakedukaSS) 2018年7月18日
まずは分解洗浄から
この仕事をはじめてからゴリってるリールがあると妙に嬉しくなってしまう病気にかかりまして(笑。
原因はわかりませんが、「こんなもん大体分解洗浄すれば直るもんなんだよねぇ~ 」なんて気楽にオーバーホールをはじめます。
でも意外にも中身はキレイ。思った感じと違うな…。
ただしビス類にナメた跡があるので、誰かがバラしたらしいんですよね。それでもDaiwaのTWS系はパーツ多いので面倒ではあるんですが。
自分の場合17TATULA SV TW8.1L は新品で2台購入して使ってるので、巻き感を比べながら組み上げてみますが、やっぱりゴリジャリ。
フンフン、中々厄介なヤツかもしれんな。
ベアリングに問題発覚
とりあえずギヤ類までバラして組み上げてもスプールがちゃんと回らないので、他の2台のパーツと見比べてみる事に。
普段使ってる17TATULA SV TW8.1Lはハンドル以外は基本ノーマルなので、内部のパーツで何か違い部分が無いか確認してみると、ベアリングが違う。
社外品に交換してあるようで、なぜかオープンタイプ?のベアリングになってます。
それを外そうとしたのですが、なぜか取れない…。なんとか浮かせて取ろうとして気が付きました。
「これスチール製じゃないのか!?」
本当のところはわかりませんが、マグネットにひっつく強さがやたら強い。ステンレスのベアリングも磁石に反応するけど、おそらくこれはスチールなんだと思います。
この後ベアリングが割れてる事が判明。気になる部分はどんどん潰していきます。当然の交換。
原因不明につきパーツシャッフル
ザックリとバラしてパーツを洗浄したのですが、組み上げ後にやはりスプールがスムーズに回らず。
ハンドルを回した時もゴリ感があるのですが、その原因が特定できません。
なので他の2台のパーツと見比べてみる事に。当然疑うのはギヤ周り。
ここでピニオンギヤの切り欠きの幅が違う事に気が付きますが、どうやらこれはデフォルトでこうなってるみたいです…。
ここで鬼の首を獲ったが如く舞い上がってしまうのはいつもの事(苦笑。
【朗報!】
ジャンクのタトゥーラSVTW復活するかも!昨夜から原因を究明していた17タトゥーラのゴリ感ですが、同じ8.1Lの他のリールと部品取り替えたら滑かになりました。
てかピニオンの切り欠きの幅が目視でわかるほど違う(爆)
これは直せるかも(^.^)
でもパーツ取り寄せた方が早いかな(笑) pic.twitter.com/QPomKY2tlL
— kakedzuka (カケヅカDW代表) (@kakedukaSS) 2018年7月18日
【悲報】
忙しくてすんません。今じっくり確認したら、ピニオンの切り欠きは2ヵ所ずつ幅が違うのが正常のようです
でもピニオン変えたらゴリ感無くなったので、ここに原因があるはず!
寸法検査実施いたします(^.^) pic.twitter.com/OV7edwltqj
— kakedzuka (カケヅカDW代表) (@kakedukaSS) 2018年7月18日
ピニオンの切り欠きの幅が原因では無いなら、何が原因なのか。こうなったらパーツを一つひとつ正常なものと交換しながら検証してみる事に。
で、謎にゴリ感が消えるという珍事…。
ちょっwww
謎に直るとかやめてくんねぇかな(^_^;)
ゴリ感消えました。正確な原因は不明です。
ただ、パーツの入れ替えを繰り返してたら、どっちがどっちかわからなくなり、気がついたらどちらも滑らかに回ってました。
ナンノコッチャ(*_*) pic.twitter.com/FBagJ9U5Zl
— kakedzuka (カケヅカDW代表) (@kakedukaSS) 2018年7月19日
リールって難しいっす。
リールのゴリ感が消えた原因を推察する
今回ヤフオクでジャンク品の17TATULA SV TW8.1L を落として使えるようにしようと色々やってみた訳ですが、さいごは謎に滑らかになってしまうという微妙なオチに(笑。
でもまあ、一応ゴリ感が消えた要因を推察してみると、
- 手元に来た状態のものをバラしてパーツを洗浄
- そのまま組み上げてみてもゴリ感消えず
- まったく同じモデルのパーツと見比べて検証
- 見た目ではわからず正常なパーツを組み付けて検証
- ゴリ感消える
- 元のパーツに戻してもゴリ感消える
- そのままゴリ感消える
- ゴリ感消えた!
- 嬉しい!
- でもちょっとモヤモヤ
といった感じです。
実際にフィールドで使ってみないとわかりませんが、使用には問題ないレベルまで復活したと思います。
なんとも微妙ですが、スプールもスムースに回転するし、ハンドルのゴリ感は完全に消えてます。
パーツをシャッフルするとこういう事があるんでしょうかね(笑。
さいごに
今回の17TATULA SV TW8.1L ですが、ジャンク品とは言えそこまで酷い状態ではなかったんですよね。
出品者の方の判断でジャンクという扱いでしたが、軸受けのベアリング以外はノーマルでしたし、ギヤ周りの汚れもそれほどでもなかったんです。
もちろんそれは落札前にはわからない訳ですが、自分としては最悪ラインが負けて巻取りができればフリップに使えるだろうという覚悟でした。
それが思いもよらぬ結果になるという、不思議体験(笑。
そしてもう一つ不思議な事があって、パーツシャッフルの後に別の一台が超絶巻心地が軽くなったんです(爆。
3台ともエクストラハイギヤの8.1Lなんですが、ハンドルを長くした事を差し引いても一台だけ巻き心地が超軽いんです。
ジェットストリームアタック????
特に意味はない… pic.twitter.com/qxAKFuOoXm
— kakedzuka (カケヅカDW代表) (@kakedukaSS) 2018年7月19日
なんというか、拳銃も1000丁作ると1丁ぐらい命中精度のやたら高いヤツが出来ると言いますから、リールにもそういう事があるんですかね(笑。
ともあれ、これで17TATULA SV TW8.1L が3台、ハリアー80が4本に対して3セット使えるようになりました。
やっぱり使用感が同じ方が良いので、またオークションでジャンクが出たら落として遊んでみようと思います。
はたして今回の記事が何かの役に立つかは不明ですが、とりあえず現場からは以上です。
では。