【取り付け説明】18バンタムMGL用レベルワインドパイプをセットして組み立てるまでの手順

HEDGEHOG STUDIO製18バンタムMGL用レベルワインドパイプの取り付け方を画像で説明します。

 

少々難易度高めなカスタムですが、巻き心地が滑らかになるので、ぜひトライしてもらえればと思います。

 

2020年2月19日現在まだ製品は発売されてませんが、近日中に発売予定です。

 

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カスタム難易度高めなレベルワインドパイプの取り付け

 

こんにちは、ほぼフリッパーのかけづかです。

 

2019年12月に完成していたSHIMANO18バンタムMGL用レベルワインドパイプですが、取り付けに関して中々手間がかかる部分なんですよね。

 

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ノーマルの19アンタレスとフルカスタムの18バンタムMGLはどっちを使う

2019年7月25日

 

単体としてのパーツの取り付けだけでなく、ウォームシャフトの両端をベアリングで支持する仕様なので、ノーマルよりやや難易度高めです。

 

でも今回の記事を見てもらえば誰にでも出来る事がわかってもらえると思うんですよ。

 

リールカスタムってメンテナンスやチューニングとはちょっと違って、基本的にパーツを交換するだけなので簡単と言えば簡単なんです。

 

巻き心地を滑らかにするのはチューニングで、良い状態をキープするためにメンテナンスすると自分は考えてます。

 

なのでカスタムは誰にでも出来る正解がある作業なんです。方向性や考え方に正解はないですけどね。

 

そんな訳で製作者として正しい取り付け方法を解説したいと思います。

 

18バンタムMGLを分解するーハンドル周り

 

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation

フルカスタムしている自分の18バンタムMGL。レベルワインドパイプを交換する作業は基本的に一緒。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (5)

マイナスドライバーでリテーナーを外す。ノーマルはプラスのネジですが、そこは大した問題ではないので端折ります。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (6)

ちなみにリテーナーが固着して取れにくい時にはハンドルノブキャップリムーバーが便利です。ちょっと宣伝(笑。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (7)

AvailSTi2ハンドルに変えてるのでトラストレンチ10Mソケットでロックナットを緩める。ロックナットはKDWチタンロックナット。ちょくちょく宣伝を入れるスタイル(笑。

チタンロックナットについてナナブンノニブログのみかんさんが熱い記事を書いてくれてますので、興味のある人はぜひ読んでみてください。チタンの良いところを余す事なく説明してくれてます!

[blogcard url=”https://nanabunnoni.net/titanium-lock-nut-kdw/”]

 

SHIMANO18BantamMGLLevel-wind-pipe-installation-(8)

左ハンドルのベイトリールはハンドル周りのネジが逆ネジなので、時計回しで緩みます。右ハンドルはこの逆。

SHIMANO18BantamMGLLevel-wind-pipe-installation-(11)

ハンドルを外した後に現れるドラグナットも逆ネジなので時計方向に回して緩めます。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (12)

ドラグナットを外したところ。座金に向きがあるので間違えないようにしましょう。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (13)

ドラグワッシャー2枚と座金1枚は画像の順番。ワッシャーにも向きがあるので注意。合わせた時に両端が付いてるようにするのが正解。両端が反り返ってしまわないように。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (16)

自分がリール分解時に使うドライバーの大きいやつ。固着したネジを最初の少しだけ緩める時に使う。小さいドライバーだとナメやすいので。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (17)

本体サイドカップを止めてるネジは3箇所。それぞれネジの種類が違うので注意。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (19)

最初に少し緩めた後は愛用しているWERAのドライバーを使う。このシリーズは使いやすくて本当にオススメ。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (21)

リールシート前方下にあるネジ。頭部がやや深くて3本の中で一番短い。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (24)

リールシート後部下にあるネジ。頭や薄く半丸形状。3本のネジの中で2番めに長い。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (26)

スプールを外すと出てくるネジ。3本の中で一番長い。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (27)

本体とサイドカップを止めてるネジを3本とも外したところ。カップがはずれないようにしっかり持っておく事。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (28)

サイドカップを雑に開けると中から部品が飛び出す危険があるので慎重に。ゆっくりゆっくり。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (29)

ここまで空けてしまえば大丈夫。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (30)

部品が飛び出さないのを確認したらサイドカップを外します。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (31)

図面番号33のインナーチューブというヤツを外しておきます。必須の作業ではないですが、万が一失くしたら困るので。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (32)

特に固定されてないので簡単に抜けるはず。固着してる場合があるかもしれませんが、その時はベアリングチェックツールPROなどで押し出してやると抜けます。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (33)

画像にあるスプリング(✕2本)も無くしやすいので外しておきます。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (36)

次にドライブギヤをスタードラグ板・スタードラグ座金と一緒に引き抜きます。これは抜いた後もセットにしておく事をオススメします。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (37)

つづいてスタードラグ座金とストーパーギヤを一緒に引き抜きます。これもセットしておくと良いでしょう。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (39)

ピニオンギヤとクラッチヨーク(白い樹脂部)も一緒に外しておきます。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (42)

続いてドライブギヤ軸固定版と呼ばれるパーツを外すのですが、ここでちょっとだけ難易度の高い作業。ウォームシャフトギヤを止めているEリングを外します。

ウォームシャフトギヤを止めているEリングですが、自分は極小のマイナスドライバーを使って外します。ただしこの時Eリングをどこかに飛ばして紛失してしまう事が多々起こりますので細心の注意が必要でして。オススメの方法を別記事に書いてますのでぜひ参考にしてもらえればと思います。

リールメンテナンスでEリングやストッパーリングを絶対に無くさないで外す方法

2017年4月7日
SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (43)

慎重に作業すれば取れますが、ウォームシャフトギヤに微妙な傷が付く事もあります。気にしない人は良いですが、気になる方はイカヒメさんが推奨する外し方を参考にしてみてください。

[blogcard url=”https://ikahime.net/engineer-e-ring”]

 

 

 

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (46)

Eリングを外してしまえばウォームシャフトギヤは簡単に外せます。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (50)

そしてドライブギヤ固定板を止めているビスを緩めていきます。最初はナメないように大型のプラスドライバーで。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (52)

一旦緩めてしまったあとはいつものWERAのドライバーで。

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ドライブギヤ軸固定版はそのまま待っすく引っ張れば普通にハズレます。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (57)

続いてレベルワインドガイドを抜きます。外に向けって押し出してやるだけですので簡単に抜けます。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (59)

画像のレベルワインドガイドはカスタム品ですが、ノーマルでも手順は同じです。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (61)

レベルワインドガイドを抜いてしまえばレベルワインドキャップの向きを動かせるようになります。下側に回すように動かしてドライバーが入るようにしてやります。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (62)

レベルワインドキャップを緩める時に使う大型のマイナスドライバー。マイクロドライバーだと傷や打痕が付いてしまう恐れがありますので注意が必要です。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (63)

画像のレベルワインドキャップもカスタム品ですが、ノーマルでも手順は一緒です。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (65)

一旦緩めてしまった後はマイクロドライバーで緩めます。

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レベルワインドキャップを外した状態。ここに銅製のワッシャーが入ってるので、それも取っておきます。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (67)

このときもハンドルノブキャップリムーバーが便利です(チョコチョコ専用ツールの宣伝を挟んでいくスタイルw)。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (69)

中に入ってるウォームシャフトピンを抜き取ります。固着が無ければ下向きにしてポンポンとしてやれば出てくるはず。

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製造時期によってウォームシャフトピンがメタル製と樹脂製の2種類あるようです。画像はメタル製。

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ウォームシャフトピンを抜いてしまえばレベルワインドパイプが外せます。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (73)

レベルワインドパイプを外すまでの作業で取り外したパーツ達。中々深い部分まで分解する必要がありますね(汗。

 

ここまでがレベルワインドパイプを交換するための分解作業です。

 

ここから先はレベルワインドパイプをカスタムして組み上げていく作業を説明しますね。

 

途中に登場したリールメンテナンス専用ツールに関してブログ仲間のツリラクさんが記事を書いてくれてますので、詳しい使い方など参考にしてみてください
[blogcard url=”https://tsuriluck.com/2020/02/04/how-to-maintain-reels-and-what-to-use/”]

 

カスタムレベルワインドパイプをセットする

 

ではここからはカスタムレベルワインドパイプのセットを説明していきます。

 

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (77)

カスタムパーツとしてのレベルワインドパイプにはベアリングが一個付属します。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation  (121)

ノーマル状態のウォームシャフトには両端にワッシャーが一枚ずつ付いてますが、カスタムの際には使わなくなります。樹脂カラーをそのまま使う場合はセットしてください。

 

レベルワインドパイプの交換に興味のある人は相当なカスタムマニアだと思うのですが、どうせならウォームシャフトギヤ側のカラーもベアリング化したいと思うのではないでしょうか。そんな方にはちゃんとHEDGEHOG STUDIOで商品をラインナップしてありますので、ぜひチェックしてみてください→18バンタムMGLウォームシャフトベアリングキット

 

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (81)

レベルワインドパイプの奥にベアリングをセットします。ウォームシャフトピンに付けた状態ではめ込んでやれば簡単です。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (82)

ベアリングがとまるまでしっかりはめ込んでやります。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (84)

レベルワインドパイプを差し込む手順ですが、まず片方の手でレベルワインド組を持ったままもう片方の手でレベルワインドパイプをはめこんでいきます。

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レベルワインド組に通してレベルワインドパイプを本体にセットしたところ。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (86)

次にウォームシャフトをはめ込んでいきます。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (87)

この時点ではただ差し込んでやるだけです。

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ここで付属のウォームシャフトピンをレベルワインド組に差し込んでやります。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (91)

ウォームシャフトピンがウォームシャフトの溝にちゃんと入ると画像のようにピンが縁より沈む感じになります。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (92)

次に銅製ワッシャーを入れます。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (93)

銅製ワッシャーがツライチより沈んでる事を確認してレベルワインドキャップをハメて行きます。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (95)

レベルワインドキャップは手でも最後までハメられる硬さのはず。レベルワインド組とキャップがしっかり組み合ってる事を確認してください。

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つづいてレベルワインドガイドを差し込みます。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (107)

レベルワインドガイドがレベルワインド組の下部の穴を通るように入れていきます。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (101)

レベルワインドガイドをセットしたらドライブギヤ軸固定版を本体に止めて行きます。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (98)

この時の注意点はレベルワインドパイプの向きで、ドライブギヤ軸固定版とレベルワインドパイプの端部の切り欠きの向きが合うようにするとピタっと座ります。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (99)

レベルワインドパイプの切り欠きとドライブギヤ軸固定版を合わせた状態。各部のネジ穴もピッタリ合ってるはず。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (102)

ドライブギヤ軸固定版が本体から浮いてない事を確認してビスで固定してやります。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (104)

ドライブギヤ軸固定版を本体に止めたらウォームシャフトギヤをはめ込みます。向きがあるので注意。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (105)

ウォームシャフトピンの端部とウォームシャフトギヤの向きを合わせた事を確認したらそのまま押し込んでやります。大小のウォームシャフトギヤのかみ合わせにも注意。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (151)

つづいて要注意ポイントであるEリングのセット。おちついてゆっくりやればできます(笑。 まずはピンセットなどでウォームシャフトギヤ端部の切り込みに入るだけ入れてやります。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (152)

Eリングを途中まで入れた後はラジオペンチなどで軸とEリングを同時につかんではめ込みます。小さくパチっと入る感じがわかると思います。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (111)

あとは組むだけの簡単な作業です。ピニオンギヤをクラッチヨークと一緒に差し込みます。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (112)

クラッチヨークを逆に付けてしまうミスをしやすいので注意。画像の向きが正解。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (113)

続いてストッパーギヤとスタードラグ座金をはめ込みます。

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ストッパーギヤは差し込む向きが合ってないと浮いてしまいます。ドライブシャフトが空回りしてたらちゃんと差し込まれてないので、ハマるまで回してやります。

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ストッパーギヤがちゃんとハマった状態。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (116)

続いてドライブギヤとスタードラブ板・スタードラグ座金を一緒に差し込みます。

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ここも正しく差し込まれてれば隙間なく座るはず。ドライブギヤは空回りする状態が正解。

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ここでインナーチューブを差し込んでおきます。

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スタードラグ板の切り欠きとインナーチューブの切り欠きが合うようになってますので、そこにセットします。

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スタードラグ板とインナーチューブがキッチリ組まれた状態。

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スプリングをセットしたら本体A(サイドカップ)を取り付け。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (121)

画像はスプリングをセットし忘れてます(汗。スプリングがないとクラッチを切った時に不具合が出るので、必ず忘れないようにしましょう。

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部品を飛ばさないように丁寧に丁寧に…

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本体Aとフレーム組がピタっとハマりました‼️

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そのまま手で押さえてビスで固定して行きます。3本のビスはそれぞれ長さが違うので注意(2回め。

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フレーム組上部の穴には一番長いビスを。

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リールシート後部には2番目に長いビスを。

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リールシート前部には一番短いビスを。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (131)

ビスを軽く締めたら最後に大型のドライバーで増し締めしてやります。締めすぎ注意。

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スプールをセットして…

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ハンドル周りを組んで行きます。まずはスタードラグベアリング座金を。

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つづいてドライブギヤ座金を2枚。反り返りが同じ向きにならないように注意。()⇐こんな感じになるように。

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続いてスタードラグスペーサー。表裏があるので注意です。グレーっぽい色が付いてる方が外側。画像参照。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (142)

続いてスタードラグ固定ナットを入れます。逆ネジなので反時計回りで締まっていきます。

SHIMANO18BantamMGLLevel-wind-pipe-installation-(144)

ベイトリールの左ハンドルはドライブシャフトが逆ネジなので、反時計周りで締まるようになってます。画像の矢印方向で締まります。

18BantamMGLHandleLock-nut

スタードラグとハンドルをセットしたらロックナットで固定します。この場合も反時計周りで締ります。画像参照。

SHIMANO18BantamMGLLevel wind pipe installation (155)

これにて完成。チラ見えするレベルワインドパイプがキラリ!

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今回はわかり安いようにレッドのレベルワインドパイプをセットしてみましたが、シャンパンゴールドとブラックの組み合わせはそんなに悪くない?

 

18バンタムMGLは発売時期によってパーツの仕様が違ってたりしまして。基本的な分解手順は今回の記事を見てもらえば大丈夫だと思います。

 

ただ人によって分解手順や交換方法が若干違ったりするので、正解が複数存在すると思ってもらえたら。

 

パーツを先行して使ってもらってるブログ仲間のみかんさんとイカヒメさんが自分とはちょっと違った視点での分解:交換記事を書いてくれてますので、ぜひそちらも参考にして欲しいと思います。

[blogcard url=”https://nanabunnoni.net/18bantam-custom-level-wind/”] [blogcard url=”https://ikahime.net/worm-shaft-pin-custom”]

 

シモサカナさんのガチ初心者のレベルワインドパイプ交換記事も必見です。

[blogcard url=”https://basstsurimatsuri.net/18bantam-custom-level-wind/”]

さいごに

 

ベイトリールのレベルワインドパイプ交換は結構難易度高めのカスタムですが、リールの構造を覚えるには最高の修行でもあります。

 

ハンドルとスタードラグを外してサイドカップを開けてみるのは、初心者にとってセルフメンテナンスの1つの壁なのかなと。

 

でも何回か作業してるうちに慣れてきて、そのうち気軽に分解できるようになるんじゃないかと思いますよ。

 

特にSHIMANO系ベイトリールはシンプルな作りなので部品の点数が少ないですしね。

 

18バンタムMGLのレベルワインドパイプは他のリールとちょっと違って、ノーマルと同じように切削で削るのは無理だったんですよ。

 

なのでベアリングでウォームシャフトの端部を支持する仕様にしてみたんです。そしてノーマルのウォームシャフトピンだとちゃんと動かない事が判明したので、それもマシンカットで専用のものを削ってしまったという。

 

それが怪我の功名で、自分のバンタムはちょっとありえないぐらいハンドル回転がシルキーになってしまったんですよね。

 

18バンタムMGLって発売時期でパーツの仕様が違うので、全ての個体で同じ効果が期待できるのかわかりませんが、少なくともレベルワインドパイプを交換する事でマイナスの要素は無いんじゃないかと思ってます。

 

もちろん見た目を変えるドラスアップ的な意味でもオススメなので、ぜひレベルワインドパイプのカスタムにトライしてもらえたらと思います。

 

では。

4 件のコメント

  • ヘッジホッグスタジオにてウォームシャフトパイプセット購入いたしましたが、付属のベアリングをセットするとウォームシャフトの飛び出しが1ミリほど多くなり過ぎ、うまくセットできません。
    ベアリングの厚みがありすぎるのか、パイプの奥行きが不足している様な気がします。
    何か考えられる理由がありましたら教えてください。リールはバンタムmgl の左(発売開始すぐ購入)です。ヘッジホッグに問い合わせしても返信がなくこちらに問い合わせさせていただきました。

    • 返信が遅くなり申し訳ありません。ウォームシャフトパイプセットを購入頂きありがとうございます。ウォームシャフトが収まらない理由で考えられるのは、まずノーマル時に使っているワッシャー類が残っている場合です。それらを全て外した状態で試して頂ければと思います。それでも改善サれない場合、パイプ自体の不具合の可能性も考えられます。ベアリングが収まる部分の径をギリギリで削ってるので、少し強めに押し込んで頂くとさらに奥にベアリングが入ります。どうしてもセットできない場合は新しいものを交換させて頂きます。交換については後日専用のフォームを作ってこちらのブログで公開しますので、少しお待ちください。ご迷惑をおかけいたします。

  • ご返信ありがとうございます。
    ヘッジホッグさんと連絡が付きました。
    製品に不具合があるとの事で返金の処理となりました。
    ワッシャーやシムが内部に残っていたという事はありませんでしたので
    押し込みの力が弱かったのか、あるいはバンタム側に仕様の違いがあったのかもしれません。
    しばらく様子を見てまた機会があれば購入させていただきます。

  • 橋爪 謙 へ返信する コメントをキャンセル

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