2016年発売の16アルデバランBFS XGにAvail製マイクロキャストスプールをブチ込んで戸面原ダムで使ってきました。
その実力はどれほどのものだったのでしょうか。
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SHIMANOベイトフィネス機の最高峰をカスタム
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのかけづかです。
Avail製マイクロキャストスプールMicrocast Spool 16ALD15Rを搭載した16アルデバランBFS XGを初めて使ってきましたが、使い始めの印象としては”かなりピーキー”でしたね。
これは合わせるロッドがかなり重要な気がしますが、普段使ってるカバーネコ用のロッドでは立ち上がりが軽すぎるのか、バックラッシュ手前の糸ふけが多発してストレスが溜まりました。
それが別のロッドに乗せ換えて、別のリグで使ったらすこぶる快適。それについては記事後半に書いてますので、ここでは割愛します。
ちなみみ自分の16アルデバランBFS XGのカスタム内容は以下になります。
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スプール:AvailMicrocast Spool 16ALD15R
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ハンドル:AvailオフセットハンドルSTi2 90mm
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スタードラグ:Avail ヘキサゴナル2 SHIMANO用
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ハンドルノブ:SHIMANO純正メタニウム用
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ハンドルロックナット:KDWチタンロックナット
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レベルワインドパイプ:HEDGEHOG STUDIO製
今回ベアリングはノーマルで使用。ただし洗浄してHEDGEHOG STUDIO製アルケミーオイルを再充填。
16アルデバランBFS XGはノーマルでの完成度が高いので、カスタムして使いやすくなるかは人によって感じ方が違うのかもしれません。
フロロカーボンを使った5gぐらいのルアーをキャストするにはまったく問題がないように思えます。
でもスプールを浅溝に変える事でさらなる立ち上がりの軽さを実現できるので、人より一歩先の性能が欲しい人にはぜひためしてもらいたいところ。
ベイトフィネスに限らず、これまで使ってきたSHIMANO・abuのベイトリールはスプールをカスタムする事でキャストフィールが全然別物になってるんですよね。
今回の16アルデバランBFS XGにもかなり期待しての(テスト)釣行でした。
16アルデバランBFS XGでPEラインを使う
自分の16アルデバランBFS XGカスタム構想はPEラインを使う事が前提でして。ここ数年めっきりPEラインでのベイトフィネスにハマっております。
これまで撃ちものベイトフィネス機は2台使ってきまして、16REVO LTX-BF8とSHIMANO12アルデバランBFSなんですが、特に不満はありませんでした。
それが今季もう1台ベイトフィネス機を増やそうと思って買ったのが16アルデバランBFS XG。
普通に使い慣れたリールと同じ機種を使えば良いのですが、そこは仕事(リールパーツ製作)の都合もありパーツ取りの意味で16アルデバランBFS XGを購入する事になり。
PEラインを使う前提ならば超浅溝スプールを使えるので、ラインの比重は軽く巻き量を抑えられるので、ベイトフィネスリールの性能を200%活かせます。
SHIMANOベイトフィネス機の最高峰である16アルデバランBFS XGをPEラインスペシャルにしたら、一体どれほどの性能を発揮してくれるのか。
そこで当記事のタイトルが自然と脳裏に浮かぶ訳です(笑。
見せてもらおうか、16アルデバランBFS XGカスタムの性能とやらを!
Abu16Revo LTX-BF8カスタムと比べて
自分がこれまで使ったベイトフィネス機の中で、軽いルアーを快適に扱えるのはAbu16Revo LTX-BF8×Availマイクロキャストスプール16LTX20R(溝深さ2.0mm)が最高峰だと感じてまして。
その16Revoカスタムと比べて16アルデバランBFS XGカスタムはどうなのかが今回一番気になった部分でした。
結論から言いますと、軽いルアーのキャストに関して16アルデバランBFS XGカスタムは16REVO LTX-BF8カスタムに及ばないという事。
これはあくまでも自分が感じた事を素直に書いてます。
OSPドライブクローラー4.5に0.9gネイルシンカーを入れたネコリグをキャストした場合、ちょっとサミングに気を使う感じなんですよね。
あとブレーキ調整がシビアで、マグネットをもう何個か追加した方が良いかもしれません。
飛距離は十分に出るし、メカニカルブレーキをちゃんと調節すればバックラッシュは抑えられますが、16REVO LTX-BF8ほどの飛距離は出せませんでした。
ノーマル状態よりも確実に飛距離は伸びるのですが、イージーキャストという意味で16REVOの方が使い勝手が抜群に良いんですよねー。
これは16REVO LTX-BF8カスタムがあまりにも良すぎると言っても良いかもしれません。Availスプールとの組み合わせが神がかってる(汗。
基本的にSHIMANO推しの自分ですが、こればっかりはしょうがないですね…。
軽いルアーを投げるだけがベイトフィネスじゃない
軽いリグのキャストフィールはレボに譲ったものの、より軽いルアーを投げられるだけがベイトフィネスではないなと思い知らされます。
中々タフな状況の戸面原ダムで、貴重な一本を獲らせてくれたのは16アルデバランBFS XGカスタムだったんですよ。
0.9gシンカーのネコリグではイマイチキャストフィールが良くないと思い、ドライブビーバー3の2.6gリーダーレスダウンショットに結び変えたところ、これがメチャ気持ち良く狙ったスポットに決まる決まる。
全くの無音でどこまでも伸びていくような感覚。こんな感覚は初めてかも。
ネコリグ用のリビルドロッドを16REVO LTX-BF8カスタムに乗せ換えて、16アルデバランカスタムはワイルドサイドWSC63Mに合わせてみたら、これがまたメチャ気持ちよくキャストが決まる。
WSC63Mは元々スピナーベイトをショートキャストでスパスパ投げたくて買ったのですが、ベイトフィネスの少し強い版としても優秀な番手です。
レギュラーからスローなテーパーで、直リグ(リーダーレスダウンショット)をピッチングで撃っていくのに凄く良いフィーリングだったんですよね。
それに16アルデバランBFS XGカスタムを合わせてみたら、6.3というレングスも手伝ってか、低弾道でシュパーーーーーと飛ばせるんですよ。
これはむしろ軽すぎるリグより、5~7gのルアーを小さなモーションでショートロッドを使って、混み入ったカバーにスパスパ撃っていく方が向いてる感じですね。
カスタム完成度90%
そんな16アルデバランBFS XGカスタムですが、カスタムの完成度は90%といったところでしょうか。
カスタム完成度90%となると戦闘力はかなり高いです。でも大事な部分が足りないんですよねー。
そう、カスタムクラッチレバー!
16アルデバランBFS XGで久しぶりにノーマルのSHIMANOクラッチを使ってますが、やはり自分にはちょっと合わないんですよね。
SHIMANOのベイトリール全般に言えるのですが、クラッチとスプールが離れてて、クラッチのON/OFFがイマイチやりにくい。
そしてサミングもイマイチ違和感があります。
ここ数年、自分はベイトフィネスにPEラインを使うようになってるので、クラッチとスプールはギリギリまで近づけたいんですよ。
製品にするならクリアランスをもう少し広げるとは思いますが、自分専用にクラッチを作りたいぐらいです(笑。
おそらくそう遠くない時期に16アルデバラン用のオフセットクラッチを作ると思います。
そこで初めて完成度100%の16アルデバランBFS XGカスタムになる予定!
さいごに
数回ノーマル状態で使ってみて、その後出来る限りのフルカスタムしてみた16アルデバランBFS XG。特にスプールはリールの性能に大きく影響しますが、今回はその多大なる恩恵を感じました。
ノーマルでも非常に高性能な16アルデバランBFS XGですが、スプールをAvail製マイクロキャストスプールに変える事で立ち上がりが格段に良くなり、キャストの伸びも全然変わります。
そしてハンドル長やノブの形状・スタードラグなどを自分の好みの長さや形にカスタムする事で、自分の体にフィットする自分専用機になりました。
ここからさらにマグネットを強化したりして遊んでみたいと思ってます。
では。