【バスロッドとシングルフットガイド】の関係がわかってきたぞ

先日、自分の溺愛するフリッピングロッド【ハリアー80】がなぜオールダブルフットガイドではないのか?、という記事を書きました。。

 

それが意外な反響を頂きまして、自分でもよく理解してなかった部分が解明されてきたように思います。

 

貴重な情報を頂いた読者の方には感謝です。

 

そしてわかる範囲ですが、バスロッドとシングルフット・ダブルフットそれぞれのガイドの特徴を書いてみますね。

ロッドとガイドの相性

 

みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukass)です。

 

自分は今までロッドとガイドの相性についてはあまり深く考えてきませんでした。

 

ハリアー80ガイド

 

ダブルフットガイドは頑丈で、シングルフットガイドは軽い、ぐらいにしか認識してなかったんですよね。

 

近年マイクロガイドセッティングが主流になりつつありますが、だったらすべてのロッドをダブルフットガイドにした方が軽くて丈夫なんじゃないか?、とすら思ってました(笑。

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/11/wild-side-wss-st59ul-deep/”]

 

しかし、当たり前ですがロッドとガイドの関係はそんな単純なものではありませんでしたね。

 

とりわけ、ダブルフットガイドはロッドとの相性が非常に重要らしい、という事を教えていただいたんですよ。

 

ハリアー80ダブルフットガイド

 

硬くて強いロッドならオールダブルフットガイドにしておけば良い、というものでは無いらしいですね(汗っ。

 

ダブルフットガイドのデメリット

 

ここで改めてダブルフットガイドとシングルフットガイドの特性の違いをまとめてみます。

 

今回ツイッターでやり取りさせて頂いた読者の方に有益なブログを教えて頂き、非常に参考になりましたので紹介させていただきます。

ジェノクロス もっくんの 『GENOCROSS from 紀ノ川』からダブルフットガイドの使いドコロ。 という記事で詳しく解説されてました。

 

引用させていただくと、↓

オールダブルフットガイドを採用すべきではないと僕が思うのは以下のケース。
①柔らかい、よく曲がるブランクス
②肉厚の薄く、ハイテーパーなブランクス
③ファーストテーパーなブランクス

中省略

③のケースですが、ダブルフットガイドはブランクスの曲がりを阻害してしまう場合があるので、ファーストテーパーなロッドに採用してしまうとティップ~ベリーあたりのガイドに負荷をかけ過ぎてしまうことが多いと思います。

↑引用ここまで

 

もともとハリアー80がなぜオールダブルフットガイドではないのか?、という疑問からガイドの事を考え始めたのですが。

 

それはどうもテーパーに大きく関係してる可能性が出てきました。

 

ハリアー80はカタログスペックで133gと軽量です。

 

そして他のフリッピング用ロッドに比べるとブランクスが細い方に感じるんですよ。

 

そしてロッドテーパーは結構なファースト気味なんです。

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/07/flipping-harrier80/”]

 

ある読者の方の見解では、ロッドが曲がり始めて最初に止まる部分までをシングルフットガイドにしているのでは?、という事でした。

 

ハリアー80の場合は全部で9個ついているガイドのうち、トップから五番目までがシングルフットガイドで、そこから下はダブルフットガイドというセッティングです。

 

ハリアー80

 

このロッドはバット部分が極端に太い訳ではなく、全体的に細い感じなんですが、その曲がりはかなりのファーストテーパーであると感じてました。

 

ただ、8フィートという長さですから、通常の7フィート以下のロッドで言うところのレギュラーテーパーくらいかもしれません。

 

そのテーパーで魚が掛かってもバットまで曲がる事はまれで、キロフィッシュくらいまでなら大きく曲がる部分はロッドの半分くらいまででしょう。

 

で、思えばその良く曲がってる部分までがシングルフットガイドだった、という訳なんです。

 

つまり、ロッドの良く曲がる部分をあえてシングルフットガイドにしている、という事でしょうか。

 

スピニングロッドがオールシングルフットガイドの訳

 

さて、ここでスピニングロッドがオールシングルフットガイドな訳を考えてみます。

 

これはやはり良く曲がる事が前提なので、ダブルフットガイドにするとブランクスにクラックが入りやすく破損の原因になるという事だと思われます。

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/12/rod-that-can-catch-rod-not-catchable/”]

 

そしてもうひとつ、すべてのガイドが下向きにセットされてるのもシングルフットガイドにされてる理由かな、と。

 

かつて(今も?)ベイトロッドでもトップガイドから何番目かまで下向きにセットされたベイトロッドがありましたよね。

 

ガイドがひねってついている(ツイストガイド?)タイプのロッドはやはり、下向きのガイドはシングルフットガイドだったのでしょうか。

 

これはロッドの曲がりの時のひねりでガイドに負担がかからないからシングルフットガイドの方が良いという判断でしょうかね。

 

たしかにスピニングロッドは基本的に柔らかくてロッドが曲がる方向が一定に近いですよね。

 

ベイトはその点、常にロッドにひねりの負荷がかかってますし。

 

ロッドとガイドの関係は奥が深いですね。

 

これからはもっとガイドのセッティングを気にしてロッドを扱いたいと思いました。

 

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