リールパーツの洗浄に便利なドレッシング用シェイカー

リールメンテナンスの際のパーツの洗浄はちょっと大変ですよね。

 

パーツクリーナは注意しないと溶けてしまう容器もありますから。

 

今回は自分がいろいろ使って、最終的に便利だったシェイカーを紹介します。

 

【ページへのいいねかツイッターフォローしてもらえると毎日最新記事をお届けできます】

難物汚れパーツには漬け置きが効果的

 

みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。

 

ところで、自分でリールメンテナンスをする際に、パーツの洗浄はどうやってますか?

 

スプレータイプのパーツクリーナーで洗浄するのも良いのですが、点数が多いとすぐになくなってしまいますよね。

 

SHIMANOスコーピオン1001 09.08.14

 

自分も基本的にスプレータイプのクリーナーは良く使うのですが、メンテナンスをした形跡のない中古リールなどはグリスがこびりついていて中々落ちないんですよ。

 

なので適当な入れ物にパーツクリーナーを吹いて液状にして、そこにパーツを浸けておくのが楽なんですよね。

 

でも気を付けないと溶けてしまう容器も少なくありません。

 

ここでは「ポリプロピレン」、通称PP製の容器を探しましょう。

 

パーツクリーナー成分と相性の悪いパーツもありますので、金属以外の部品を洗浄する際には細心の注意を払って作業してください。最悪樹脂パーツが溶けてしまう事も考えられるので、気になる場合はリールカスタムメーカーで推奨しているクリーナーを使う事をお薦めします。

 

毎度お馴染み100円ショップから

 

さて、PP製の容器と言えば100円ショップに沢山売ってるので、いつものようにその中からチョイスします(笑。

 

自分が考える洗浄に適した容器は、縦に長さがあって蓋があるもの。

 

そう考えた時に思いついたのが、ドレッシングなどを作る時に使うシェイカーでした。

 

SHIMANOスコーピオン1001 09.00.54

 

パーツを洗う上であまり平べったいものはクリーナー剤?に浸けるのに、結構量が必要になります。

 

縦に長い方が少ない量でパーツが浸かりますから、洗いやすいと思うんですよね。

 

そして肝心な素材ですが、上手い事ポリプロピレン製がありました。

 

蓋に密閉性は期待できませんが、リールパーツを洗うくらいなら十分でしょう。

 

容器の中でスプレー

 

縦に長さが欲しい理由として、容器の中でスプレーをしたいと思うからですね。

 

平べったい容器だとスプレーした時にパーツが飛んでしまい紛失してしまいそうですよね。

 

見た目には密閉性が良さそうでも、そこは100円ショップなので完全密閉ではありません。

 

SHIMANOスコーピオン1001 09.01.29

 

思いっきり振ると液漏れの心配がありますからね。

 

リールパーツはそこまで強く振らなくても、適度に液を動かしてやるだけで十分汚れは落ちるんですよ。

 

なので容器に高さが欲しいという訳です。

 

ビスやワッシャーなど、微細なパーツにスプレーを直接吹きかけると紛失の恐れがあります。ドライブギヤなどリールパーツの中では重量があり、大きいものに留めておく方が無難です。ベアリングに関しては中のゴミを飛ばす意味でも専用のベアリングチェックツールPROを使った作業を推奨いたします。

 

洗浄・乾燥

 

容器に高さがあると乾燥にも適してるんですよ。

 

平たい容器だとエアダスターで乾燥させる時に小さい部品を吹き飛ばしてしまう可能性が高いですからね。

 

背の高い容器でも吹き飛んでしまう事は考えられますが、気を付けていれば平たい容器よりは紛失しにくいです。

 

そして容器に溜まった液状パーツクリーナーはほどほどに使い回す事になるのですが、平らな容器だとすぐに気化してしまうんですよね。

 

背の高い縦長の容器なら気化を遅らせられるので、蓋をしっかり閉めておけば数日くらいなら液を保存しておけます。

 

逆に汚れた液を廃棄するのは簡単で、蓋を開けて放置しておけば液は気化して、残った汚れをティッシュなどでふき取って捨てれば良いだけです。

 

さいごに

 

最後になりますが、あまりにもグリスの固着がひどいベアリングの場合は素直に交換してしまった方が早いし、リールの性能が格段に上がります。

 

自分も今の仕事を始めるまではほとんどメンテナンスはした事がなかったんですが、ベアリングにオイルくらいは差してました。

 

それが今の仕事になって、たまに中古のリールをパーツ確認のためなどにバラす事があるのですが、本当に酷いものもあるんですよね(笑。

 

実際に現場で使う事はないのでベアリングが固着してても良いのですが、不思議と目の前のリールをキレイにしないではいられないというか。

 

SHIMANOカルカッタコンクエストDC

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/07/calcutta-conquest-dc-clutch/”]

 

まあ変な病気にかかってしまいましたかね(笑。

 

でもリールに関わる仕事になって思う事は、リールの性能に関係なく、ただ大事にする気持ちがあればいつでもリールは良い状態で復活します。

 

間違った知識で本来の性能を定価させてたとしても、最低限オイルを刺すとか、根掛かりをそのまま引っ張らないだけでもリールはダメにならないという事がわかりました。

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/10/stack/”]

 

もしも大事にしてるリールを一度見直す時は、出来る範囲でパーツを洗浄してやると良いですよ。

 

その後しばらく気持ちよく使えますからね。

 

終わります。

 

リールメンテナンスツールに関する他の記事はこちら

● リールメンテナンスでEリングやストッパーリングを絶対に無くさないで外す方法

● スプールベアリングリムーバーを自慢したいのです

● 【リールメンテナンス】ベアリングにオイルを差す時に注意したい事

● ぶっちゃけ、リールメンテナンスってやった方が良いの?

● 【まとめ】 バス用ベイトリール メンテナンス関連記事 便利アイテムや専用ツール紹介