この前のフィールドテストでは
通常の使用には
不満の残る結果でした。
ズバリ、マグネットブレーキが
全然効かなかったんですよ。
ウエイトのあるハードルアーは
まだなんとか
投げられたんですが。
ネコリグやノーシンカーは
まったく使えなかったんです。
そこでちょっと簡単チューニング。
まだテストしてないですけど、
なんか良さげな感じなんです。
アベイルさんから
意外だったんですが、
アベイルさんでマグネットも
扱ってるんですね。
この前会議(居酒屋でね)
したときに議題にあがったのが
ブレーキが効かないという事でした。
13メタニウムや12アルデバランBFSも
アベイル製のマグブレーキユニットを
提供いただいてるんです。
という事は当然扱ってますよね(笑。
すみません。
で、今回のREVO LTX-BF8にも
提供してもらえる事になって。
それが送られてきたので
早速取り付けてみました。
それにしてもネオジム磁石って
すごい強力(汗っ。
油断すると一瞬で
一塊になっちゃいますね。
今回はセットの仕方や
マグブレーキの効かせ方を
詳しく聞いてきました。
普段SHIMANO派の自分は
あまりマグネットブレーキの
知識がないんです。
スプールにどれだけ近いか
Abuの社風というか、
安全第一な設計なんでしょうね。
マグネットブレーキユニットが
スプールから離れすぎてるんです。
それがブレーキが効かない
理由です。
調整ダイヤルをマックスまで
強くしても
まったく効いてる感じがしないのは
その為ですね。
って、
そう教わったんですけどね(汗っ。
さすがスプールを設計製造してる
唯一のメーカーです。
数あるカスタムパーツメーカーの中で
図面が描けて設計もできて
マシンも自分で動かせるのは
アベイルさんだけですからね。
あとカケヅカさんもね…
男は黙ってカスタマイズ
つまりマグネットがスプールに
緩衝しないように安全な
距離を空けてるわけです。
↓ノーマル状態のマグネット
↑ほぼ面位置
上の画像の状態だと
調整ダイヤルをマックスにしても
ほとんどブレーキは
効きませんでした。
ならばそのスペースを
ギリギリまで近づけてやれば
良い訳ですよ。
これはブレーキダイヤルを
回し過ぎるとスプールに当たるんですが、
それがどうした!
当たったら当たらないところまで
戻せば良いだけの話。
この方法なら限界近くまで
ブレーキを効かせる事が
できますよ。
マグネットを追加
そんな訳でマグネットを強化する
簡単チューニングを紹介します。
↓ まずはマグネットをすべて外します
↑ 鉄製のピンセットやハサミなどに
くっつけてやるとスムーズに
とれます。
マグネットは厚みの違う二種類が
セットされてますので
わかるようにしておきます。
↓ ユニットの深さが違います
↑画像手前が浅い方
見ればわかりますけどね(笑。
↓二種類のマグネット
↑ 調整用にとっておきます
今回は超強力にしたいので、
アベイル製のマグネットに
すべて取り替えます。
もし若干弱くしたくなった時のために
ノーマルもとっておきます。
そしてアベイル製のマグネットに
交換するだけ。
このとき油断するとマグネット同士が
すぐにくっついてしまうので注意。
隣り合うマグネットは反発し合う
側をセットします。
S極の隣はN極、みたいな。
今回頂いたアベイル製には
印がついてたので
わかりやすかったです。
↓こんな感じでセットしていきます
↑手前側はかなり出てます
この時奥側には厚み1.5mmのマグネットを
先に入れておきます。
このあと厚み3mmのマグネットを
上からセットして、合計で4.5mmの
マグネットにしてしまいます。
隣同士がくっつかないように
注意しながら作業してくださいね。
↓こんな感じで隣を押さえながら
↑ 先に4.5mmにしてからでもOK
↓ 手前と奥が同じ高さに
↑すべてこうします
↓ 全部セットしたところ
↑ ノーマルに比べてかなり出てます
↓この状態で本体にセット
↑スプールに緩衝必至(笑。
↓ 調整ダイヤルは一番下にしておきます
↑ カップが閉まらないので(笑。
調整ダイヤルを一番下げた状態で
すでにブレーキが効いてるように
感じますね。
この後あえて緩衝させて、
少しずつ緩めて調整します。
マックスにするともちろんモロに
スプールに当たるので機能しません(笑。
というか、カップが閉まりません。
↓ だいたいこの位置がマックスですね
↑ それでも十分な幅があります
フリーにしたスプールを
手で回してみたらすぐ
わかりました。
すごくブレーキが効いている!
これなら実践投入可能でしょう!
今回はカラーパーツも完成したし、
プロトのクラッチもテストしたいし。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/07/abu-revo-ltx-bf8-color-parts/”] [blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/06/abu-revo-ltx-bf8/”]
楽しみでしょうがない。
来週のチャプター房総で
テストしてきますね。
今更古い記事にコメントします。
3年前からレボの面白さにはまり10台程買って昼夜毎日投げたり全分解したり、そしてカケヅカさんの記事に共感してます。確かにBF7もBF8もネオジウムノーマルでは2g超軽量渓流ルアー等のフルキャスト、低弾道フリップキャストはリリース直後に糸が浮きます。私もネオジウム触りました。
ノーマル石でもトラウトロッドなどのスローテーパULロッドで3割位の力でバックスイングだけを意識すれば素直に飛びますが遠距離のピン狙いは力が入った途端にバックラ×ピョン吉と格闘でした。。
試行錯誤の結果、フィネススプールは糸を含め慣性重心が中心に有るほど軽量リグが投げやすい事を身を持って理解しました。
行き着いた先は旧レボLTの軽量深溝ノーマルスプールでした。フリップ性能は33㎜リムの慣性が立上がりの邪魔をして悪くなります。が、キャストは安定します。
さて問題のレボBF7とBF8は、オレンジとブラックのカケヅカクラッチのお陰で所有欲が沸いて順調にサイボーグ化(各、アベイル20㎜マイクロとK○X○変※ごめんなさい)してます。
在庫と財布が有る限り全レボにカケヅカクラッチ入れますよ。
しかし、このクラッチはディテールも脳汁だし、親指の第一間接、第二間接が非常に喜んでおります。
親指に代わり御礼申し上げます。
永くなりましたが、カケヅカさんのレボ第4世代BFリールのコメントを久々に読み返していて全く共感しましたので今更コメントしました。
頑張って下さい❗️
LTのクラッチ…欲しい
コメントありがとうございます。自分の16REVO LTX-BF8は最初スプールがフレームに干渉してるのに気づかず、回転が不安定なイマイチなリールという印象でした。少しフレームを削って干渉が無くなってからは本当に使いやすく、いまでは主力になっております。その面倒見てやらないといけない部分がアブだなと(笑。クラッチは自身ベスト3に入る傑作ですので、気に入って頂けて嬉しい限りです。今後ともどうぞ宜しくお願いします。
突然失礼します。
たまたまカケヅカさんのブログを見つけて拝見いたしました。
カケヅカさんのLTX-BFはこのようにマグネットチューンされておりますが、ルアーのフォール時にスルスルとスプールが回ってラインが出ていきますでしょうか?
自分のLTXは手前の穴撃ちでラインが出ていかないのでかなりストレスになってます。
コメントありがとうございます。LTX-BF8ですが、フォール時にスプールが回ってラインが出るには適切なルアー重量が必要だと思います。自分は普段亀山ダムがホームなので、主にPEラインを使用してます。それでしたらシンカーとフックを合わせて5gぐらいのリグでもラインは出ると思いますよ。ただストレスなくスルスル出るかと言われると微妙ではありますが。ちなみに最近スプール径の小さいDAIWAやSHIMANOのリールは凄いですね(汗。例えばスティーズAIRや22年アルデバランBFSはかなり軽いリグでもラインがスルスル出ます。参考までに。
いきなりすいません。
ネオジム追加の記事読ませていただきました。
ネオジム追加の際に2段で隣同士くっつくと良くないのでしょうか?
また、隣同士くっついてしまうのですが、コツがあるのでしょうか?
ネオジム磁石のセット方法ですが、隣同士は反発し合うようにすればくっついてしまう事はないと思います。自分はそれでちゃんとセットできましたので試してみてください。