10年以上使ってなかったフェンウィックのベイトロッドをパワーフィネス用としてスピニングロッドにカスタムします。
そのためのプランを細かく設定してるので、失敗も含めて記録しておきます。
規制のパーツでロッドをリメイク
今回の作業にあたり色々と下調べをしてみましたが、ベイトロッドをスピニングロッドにリメイクする方法は見つかりませんでした。
そこで規制のパーツを使ってパワーフィネス用ロッドのカスタムにトライしてみようと思います。
じつは使ってない古いロッドが何本か眠ってたので、それらを現代風にアレンジして生き返らせるのにハマってまして。
これまでガイドを交換するのはやりましたが、今回はブランクだけ残してガイドもグリップも一新します。
ちゃんと使えるようになるかまだわかりませんが、楽しんで作業していきたいと思います。
それでは手順と購入したパーツを紹介していきますね。
ステンレスフレームSICガイド
ベイトロッドをスピニングロッドへとカスタムするにあたって、まずはガイド設定です。
ベースとなるロッドがジグ用の6.8フィート。それなりにブランクも肉厚のようで、軽さはあまり期待してません。
なのでガイドはステンレスフレーム(SICリング)で十分だろうと判断しました。今回買ってみたのは【PKLSG25H81】というセット。チタンフレームに比べてかなり安価です。
ブランクの先端径がノギスで約1.8mmぐらいでしたので、トップガイドの内径は2.0mmのものをチョイス。
ブランクの径を測れないと適合パーツのサイズがわからないですからね。
多少の隙間は接着剤が硬化して埋まるものと考えてます。
fuji工業のホームページを参考にすると、6.6フィートでガイド数は9個となってまして、今回のロッドが6.8フィートなので合わせておきたいところ。
でもガイドのセット内容は8個なので一個追加で買わないとダメですかね…。
コルクグリップでダウンロック
次にグリップですが、せっかくロッドをカスタムするなら思いっきり自分の好みに仕上げたいと思います。
市販のロッドではどうしてもグリップが合わないという事ってありますよね。
アクションや硬さは気に入ってても、グリップの太さや仕様が合わないとイマイチ使い切れないというか。
これまでは性能重視でロッドを選んできましたので、新品でも中古でもアクションやパワーを重視してきましたが、ここでは思いっきり好きなように組んでいきたいと思います。
自分的にはリールシートは上から下に向かって締めるダウングリップが好きなんです。
そしてフロントグリップはやや長い方が好みです。最近ではフロントグリップが短くて、ブランクを指で触れるタイプもよく見るのですが、それよりグリップに人差し指を乗せる方が好きなんですよね。
そして素材はコルクが好きです。これは完全に好みですね。
正直EVAの方が値段が半分くらいなんですが、せっかくなので奮発しました。
フロントグリップを長くしたい
コルクグリップでダウンロックは決定ですので、次は形状です。指を乗せるフロントグリップが長い方が好きなんです。
形状としてはテーパーではなく、真っ直ぐに近くて太めのグリップにしたいという事で、今回はfuji製のIPS-SD(フード無し)をベースに、各種コルクを組み合わせる事にしました。
【C-HGP N65-27】というやや太めで長目のコルクグリップ。
EVAのと迷ったのでそっちも買ってみたのですが、やはり触った感じがコルクの方がしっくりきましたね。
EVAの方はまた別のロッドをやる時のために取っておきます。
じつは今回、間違えて別のリールシートも購入してしまい、ちゃんと電話で聞いておけば良かったと後悔してます。
でもまあ、今後別のロッドもカスタムする予定なので、そっちに回せば良いだけだと自分に言い聞かせてるんですけどね(苦笑。
セパレートグリップ
パワーフィネス用という事でストレートグリップも考えたのですが、長さの調整はセパレートグリップの方がやりやすいので、今回はセパレートでいきます。
リヤグリップは特にこだわりは無いですが、あまり小さいのは心もと無いので、普通に脇に挟んで力が入る程度の大きさをチョイス。
バットエンドにつけるキャップはゴム製のを買ったのですが、フェンウィックのエンブレム入りエンドキャップを再利用する事にします。
ロットカスタム用のエンドキャップ、せっかくだからfenwick純正を再利用しようかな。
なんとなくそれっぽいから(意味不明)#ロッドカスタム#ベイトロッドをスピニングに pic.twitter.com/RmY9FmhZk0
— かけづか(KDW代表) (@kakedukaSS) 2018年10月19日
コスメはどうする
とりあえず使えれば良いと思って始めたロッドカスタムですが、コスメパーツが気になるんですよね(笑。
やはり各グリップのエッジにリングがあると見た目が全然違うんですよ。
手間はそれほど変わらないし、なにより愛着が違うと思うので、ここはケチらずコスメを少しおごってやろうかと。
ただし、リング類はカラーを統一したかったので、品切れじゃないカラーを選ぶしかなかったんですよ。
で、今回はレッド。
ガンメタのフードを先に買ってしまってたので、本当はブラックかガンメタが良かったのですが、人気なのか品切れだったんです。
なのでセットで揃う中からレッドをチョイスしたという訳です。まあレッドは嫌いではないので良しとしましょう(笑。
購入先
今回のパーツは色々ネットで調べたのですが、主なパーツは一番品揃えが充実していた【釣道楽屋SABALO】さんのWEBショップで購入させてもらいました。
正直アマゾンや楽天やヤフーショッピングでも単品購入は出来ると思うのですが、SABALOさんでは細かいパーツの寸法まで記載されていて非常にわかりやすかったです。
fuji工業のホームページにもグリップの寸法までは乗ってなかったので、初めてロッドビルドをやる人には親切だと思いました(そのページを探せなかっただけかもしれませんが…)。
自分の場合はそれでも間違えて合わないものを注文してしまったのですが、それは単なるズボラなだけで、ちゃんと調べるかお店に電話して聞けば教えてくれたんじゃないかと反省。
でもこういう事はまずやってみるというのがポリシーですので、間違えるのも良い経験だと思ってます(全然問題ないですよ、全然…)
それでも足りなくて買い足したものもありまして、ガイド単品なんかはメール便の方が安くて便利ですし、接着剤やコーティング剤などは使い慣れたネットショップでも良いと思います。
ただ、最初から専門のショップさんで揃えておけば良かったのかな、とも思ってます。ホント品揃えが充実してるので。
でもまあ、自分のロッドカスタムはまだまだこれからですから、自分なりのやり方を構築して行けば良いと思います。
本当は実店舗に足を運んで直接聞いてみるのが良いんでしょうけどね。近くに専門ショップがあるとか、知り合いに専門家がいるという人が羨ましいです(笑。
使用パーツ一覧
ベースロッド:fenwick ELITE ELT68C MH J6.8
ガイドセッティング
ガイドセット:fuji PKLSG25H81(ステンレスsicミディアムライト スピニングセット 8個セット)
追加ガイド:fuji PKBSG 4.5(リング内径4.5mmsic 上のガイドセットにあるのと同じもの)
ガイドセットは楽天市場で購入。
グリップ
リールシート:fuji IPS-SD フード無し
フードパーツ:fuji KNフードパーツ(サイズ16 ブラック)
グリップ:fuji C-IGP-F100-26
フロントグリップ:fuji C-HGP-N65-27
リヤグリップ:ジャストエース TRG27-08C12.15
コスメリング:fuji A-RWCF 20.5(グリップエッジ用 レッド✕1個)
コスメリング:fuji A-RDRK 11.5(フロントグリップ用 レッド✕3個)
グリップ周りのパーツはSABALOさんのWEB SHOPで購入しました。
この他にガイドを巻くためのスレッドや接着剤コーティング剤などが必要ですが、今回はロッドに直接セットするためのパーツだけを紹介してます。
ベースとなるロッドのブランク径ですが、バットエンド部が11.5mmで、先端に向かってテーパーになってるので寸法は小さくなっていきます。
コスメリングは細い部分に合わせてしまうとバットエンドから入らなくなってしまうので、11.5mmで統一しました。
ガイドを全部外してブランクを裸にすれば頭からピッタリサイズが入ると思われますが、市販のロッドをベースにするので途中のコーティングが邪魔をしてぴったりサイズのリングは入らないんですよね。
今回は初めてなので無難な選択です。
さいごに
そんな訳で今回のロッドカスタムのプラン&購入品を書き留めてみました。
ガイドの交換は二回ほど経験してましたが、グリップの交換は初めてで不安しかなかったんですよね(汗。
でもTwitterで普段やりとりしてる方々からアドバイスをもらったり、ネットで情報を調べたりしてるうちに「自分にもできそう」という気持ちになってきまして。
まあ多少失敗しても使えない事はないだろうし(笑。
最悪どうしようも無くなったらショップさんに持ち込むか、パーツを買い直して再トライすれば良いだけですからね。
これから初めてやる作業ばかりですが、どうなるのか見守って頂けると嬉しいです。
では。