【2017年12月22日リライト】
バス釣りが上手い人を見ていて思う事ですが、キャスティングに無駄が無いんですよね。
キャスティングが上手いというのは、ただ狙ったところに決まるというだけでは無いんです。
いろんな意味でのキャスティングの上手さを考えてみます。
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上手い人のキャスト効率
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukass)です。
バスフィッシングが上手い人はミスキャストをほとんどしないですよね。でもそれ以上に、ミスキャストをした時の回収がとてつもなく早いんですよ。
どんなに上手い人でも、状況によってはミスキャストをしてしまいます。でも、狙ったところに落ちなかったら、とにかくやり直しますよね。
これが出来そうで出来ないんですよ。
トッププロのキャスティング
自分が若いころの話ですが、後に自分の師匠となる、あるトップレベルのJBプロと釣りに行ったんですよ。
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バスボートで北浦を釣っていたのですが、とにかく早いんです。
そしてすごく釣るんですけど、とにかく効率が良いんですよね。よく見ていると、杭の根本だけをやったら即回収してるんです。
まあ、今なら当たり前ですが、当時はびっくりしたのを覚えてます。
自分はと言うと、杭の向こうにキャストして、フォールさせたらゆっくりズル引きしてくるので、一投にすごく時間がかかっていたんですよ。
その杭についているバスに対して、どこで食わせるのかが明確でなかったんですね。
あまりの速さに全然ペースが追い付かなくて、結局後ろで見てるだけになってましたね(笑。
すごく上手い人と釣りをするのは、超勉強になります。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/07/jb-top-pro/”]
ビギナーのキャストは「まあいーや」が多い
話は変わって、霞ケ浦水系の新利根川に通ってた時期がありまして。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/08/shintonegawa/”]
その時もキャストの効率で釣果がすごく違うんですよ。
当時の自分の新利根川での釣りは、ひたすらアシを撃っていくというもの。
↑20年以上前の自分(恥っ。
まあ、今でもその釣りはひとつのメソッドなんでしょうけど、とにかくキャストが下手なんですよ。
なのであまり釣れなかったんですが、釣る人を見てても一見何が違うのかわからないんですよね。
でも、じつは決定的な違いがあって、それがミスキャスト後の回収の早さなんですよ。
周りの人を見てても、まったくミスキャストをしないという訳ではないんです。
でも、ミスキャストしたと思ったら、すぐさま巻き取って、何度でも狙ったスポットにキャストし直すんですね。
アシ撃ちをしたこ事がある人ならわかると思いますが、同じように見えて、釣れるアシと釣れないアシがあるんですよ。
そして、通ってるうちに何となく釣れるアシがわかってくるんです。
でも、ミスキャストをしても、「まあいーや」と思って、そのまま撃ち込んじゃうんですよね。
そして大事なスポットを潰してしまってる事に気が付かないという(笑。
上手い人のミスキャストとは
世界レベルのバスプロになると、ミスキャストをしたのかどうかすらわからない事も多いですよね(笑。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/05/post-6755/”]
一瞬キャストをためらったように見えるのが、その人にとってのミスキャストなのかもしれません。
自分も調子の良い時は、スパスパとキャスティングが決まるんですけど、たまにミスキャストをする時は、自分でわかるんですよね。
「あ、このキャストはミスるな」、みたいな(笑。
だからキャストの動作をしかけて、体にブレーキをかけるように、キャストをやめるんですよ。
そして仕切りなおして、もう一回バックスウィングからやり直すんですよね。
ところが、すごい次元で釣りをしている人達は、まずめったにミスキャストをしないのですが、もしもミスキャストをしそうになっても、体で何とか狙ったところに入れてしまうんでしょうね。
たまに自分レベルでも、そうゆう事ができる時があるんですよ。
でも、それって体にすごく負担がかかるし、重量のあるルアーでやると、体のどこかから「グキッ」って音がする時も(汗っ。
キャスティングって、ロッドを振っているだけに見えますが、実は総合的な技術なんですよね。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/02/post-2531/”]
バスがいない所に投げても釣れない
ビギナーにありがちな、「まあいーや」という考え方。
狙ったスポットに入らない事も多いでしょうけど、入るまでやらないと釣れないんですよね。
「まあまあ狙ったスポットの近くに落ちたから、もしかしたらこれでも釣れるかも」、と思ってるうちは、良い魚には出会えないでしょう。
最初はだれでもキャストが上手くはないですが、釣れないところに投げても釣れない訳ですよね(笑。
そのキャストがミスキャストだと自覚できるなら、それはもうビギナーではありません。
ビギナーだったらミスキャストかどうかもわからないでしょうからね。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/02/post-2474/”]
過去記事にも書いてますが、釣れない時間も大事な時間なんですよ。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/10/no-fish/”]
ちゃんと狙ったところに入ったからこそ、そこが釣れないとわかる訳ですからね。
後になって、「もしちゃんと入ってたら釣れたかも」とか思いたくないじゃないですか。
一投目で入れないと釣れない、という事もありますが、それよりも、狙ったところには入るまでキャストしましょう。
追記
色んな人と釣りに行くと感じるのですが、キャストが上手い人ってミスキャストからの修正が異常にスピーディーですよね(笑。
もうルアーが空中にある時点でクラッチを切って回収に入りますから。
亀山ダムで釣りをしていると、キャスティングの精度は生命線とも言える訳ですが、ベイトでもスピニングでも関係なくスパスパと狙ったところに撃ち込んでいきます。
そしてやはりミスキャストが極端に少なく、キャストのやり直しも面倒がらずにやるので、結果狙ったところに入るので釣れるという具合でしょうか。
そして弾道や着水音もコントロールしてますから、狙うスポットを立体的に見てるんでしょうね。
自分が超接近戦でフリッピングをするのも、狙ったスポットに対して確実に、そして立体的に見ているからです。
水面からどのくらいでルアーを静止させて、どのくらいの着水音を立てるのかを計算するんですよ。
もちろん全く無音でアプローチする事もありますが、意外と着水音は立てた方が良い時もありますからね。
でもそれを距離を取ってキャスティングでやると難易度は高くなります。上手い人はそれがちゃんと出来てるんですよ。
みなさんもキャスティングの精度を上げようと思ったら、上手い人と釣りに行くと良いですよ。凄く良いイメージをもらえます。
そしてミスキャストを恐れずに、狙ったスポットには何度でもトライしてみてください。
きっとこれまでより多くのバイトをとれると思います。
そう言う自分も修行して、巻き偏差値を少しでもあげられるように頑張ります(笑。
では。
バスプロの人に関する記事はこちら
プロガイド艇に乗った時、葦際流すスピードがメッチャ早かったです。
一投目のフォール中に、次の二投目、三投目、もっと言えば五投目くらいまでの目標を決めておかないとパニックになる速度でエレキを流してました。
最初は戸惑いましたが、そのリズムを習得すると逆に気持ちよかったのを覚えています。
動作にまったく無駄がないですからね(笑。プロが踏む操船の場合は、前より早い釣りをしないと成立しないですよ(笑。