【エポキシコーティング剤の混ぜ方】ロッドガイドのスレッドコーティング時に気をつける超基本的な事

ガイドのスレッドにコーティングする時にはコーティング剤の作り方が超重要だという事がやっとわかりました。

 

これまで何も知らずテキトーにやってたので、仕上がりが超汚かったんです。

 

その原因がわかりましたので書き記しておきます。

 

コーティング剤は良く混ぜて長めに放置してから塗る

 

みなさんこんにちは、カケヅカです。ここ最近ロッドカスタムに四苦八苦しております。

 

今回はスレッドのコーティングについて大きな勘違いをしていたので、同じ失敗を繰り返さないために記事にしておこうと思います。

 

 

fujiフィニッシングモーター

なんとも汚い塗り方💦 うすめ液を入れすぎて白濁気味。ちゃんと混ぜてなかったので気泡も抜けてないし塗ってる途中で硬化が始まるしで最悪でした(苦笑。

ロッドガイドのコーティングにフィニッシングモーターを導入したら快適すぎた件

2018年9月23日

 

ロッドビルダーの人なら当たり前に知ってる事だと思いますが、自分のようにこれからロッドをカスタムしてみたいという人の為に少しでも参考になれば嬉しいです。

 

ロッドには2液性のエポキシコーティング剤を使うのですが、これの混ぜ方が超重要だという事がわかってませんでした。

 

2液性エポキシコーティング剤

これまで使ってきた東邦産業のエポキシコート。使い方を間違えてて、本来の効果を出せてなかったようです。普通に良い仕上がりなるはず。

 

混合比をシビアに量るのはもちろんですが、それを適当に混ぜてはダメなんですね。

 

今回もジャストエースさんの動画を参考にさせてもらったのですが、そこでは約一分間混ぜてるんです。

 

 

そしてそれを約10分間放置させてますが、そのくらい待たないと気泡が抜けないという事です。

 

実際に良く混ぜてみると気泡が凄いんですが、10分放置するとかなり抜けてます。

 

これまではチャチャッと混ぜてそのまま塗ってました(汗。

 

気泡も入るし硬化が早いので途中で固まってしまうんですよね。

 

どうも上手くいかないと思ってたのですが、そういう事だったとは。

 

基本的にうすめ液は混ぜない

 

2液性のエポキシコーティング剤は基本的にうすめ液は入れないで大丈夫みたいです。というか入れてはダメなのかもしれません。

 

むかしラバージグを自作してた時の感覚で、ウレタンコーティングの時にシンナーで薄めて粘度をサラサラにしたのと同じように考えてました。

 

エポキシコーティング

ケチってギリギリの量だけ作って、しかもうすめ液を入れすぎて水のようにサラサラにして塗ってました。

 

でもそれはドブ漬けをする前提ですから、ガイドスレッドの場合は少し厚めに塗るくらいで丁度良いんですよね。

 

それにうすめ液を混ぜると硬化が早まるように感じます。いや、確実に早まります。

 

なので基本的に主剤と硬化剤を混ぜただけの状態で塗るのが良いと思いました。

 

筆の選定は大事

 

コーティングの時に意外と大事な筆の選び方。やはりナイロン製で先の整った筆が絶対に良いです。

 

エポキシコーティング用筆

画像右がナイロン製の筆。100円ショップですが、使い捨てならまあまあ使えると思います。左が3本100円の筆。あきらかに質が悪い(笑。

 

じつは100円ショップで三本入りの筆を買ってきて使ってみたのですが、非常に塗りにくい(汗。

 

エポキシコーティング用ナイロン筆

どうせ使い捨てだからと安い筆(画像右の白い毛の方)を買ってきましたが、とっても使いづらい(笑。ここは最低限しなやかな筆を使うのが正解ですね。

エポキシコーティング用安い筆

見たらわかるよ、やっすいヤツやん、という感じ(笑。硬くて毛の太さもマチマチで非常に塗りづらかったです(苦笑。なんか別のところに使おう…。

 

100円ショップでも最低限しなやかでキメの整った筆はあるのですが、一本で100円。この100円を躊躇してたんです。

 

Rod thread coating-2

あれやこれやと買い揃えた道具達。普通に使えば十分キレイに濡れるセットです。うすめ液は道具を洗ったりしてるとすぐ無くなっちゃいます。

 

自分だけかもしれませんが、この手のコーティングをやる時は筆は使い捨てだと思ってるんですよね。

 

一回でも使った筆は乾くとゴワゴワになってしまい、二回目は新品の時のしなやかさが無くなってしまいます。

 

ロッドのガイドは数回重ね塗りをすると思ってたので、そのたびに筆を捨てるのはもったいないと思ってしまったんですよ。

 

それで安いゴワゴワな筆で塗ってみたのですが、全然キレイに濡れないんです。

 

正直やり直したい気持ちでいっぱいです(苦笑。

 

筆の選定はマジで重要ですね。

 

コーティングは一回目が肝心(らしい)

 

今作業中のパワーフィネス用ロッドですが、前回コーティング剤が途中で固まってしまい中断してました。

自作パワーフィネス用ロッドのプランを考える カスタムに使ったパーツを紹介

2018年10月25日

 

それで今回が二回目になるのですが、うすめ液を混ぜなくても結構サラサラ。気泡もほとんど入らないし、これが本来のやり方なのか。

 

なんかちょっとキレイに塗れて嬉しい反面、最初の失敗塗りが悔やまれます。

 

Rod thread coating

これまでと比べて格段にキレイなコーティング。どうやら余計な事をしないでシンプルに作業した方が良いらしい。気泡もちゃんと抜けるし、やっと見れるレベルになったかな(笑。

 

これまでは塗ってる途中で固まって白濁してきてたのですが、今回は全然透明サラサラな状態が長持ちします。

 

2018-10-29 22.29.12

 

むしろドンドン気泡が抜けて塗りやすくなってるような。

 

そしてコーティング剤を多めに盛ってやる事で、一回でも十分な厚みが出てる気がします。これは一回塗りだけで結構大丈夫なのかも。

 

ちなみにコーティング剤は多めに溶いてやるのが良いようです。ケチって少なめに作ると気泡は抜けないし硬化も早まるように感じます。

 

余った分を捨てるのがもったいないですが、ガイドスレッドをキレイに塗るためですからね。

 

それと最初に液を混ぜる時に筆の毛の部分は使わない方が良いです。気泡が付着して悪さするように思います。

 

ジャストエースさんの動画でも筆の柄の部分で混ぜてました。

 

かけづか的まとめ

 

それでは今回のコーティング作業でわかった事をまとめておきます。

 

  • コーティング剤は多めに作る(感覚値として使う分の三倍以上)
  • 2液を良く混ぜる(時間にして1分以上)
  • 筆の柄の部分を使って混ぜる
  • 混ぜた後に長めに放置する(時間にして10分以上)
  • 筆はキメの細かい整ったナイロン製が良い
  • うすめ液は混ぜない
  • 基本的に一回目の塗りが超重要

と言った感じでしょうか。

 

これまで塗ったガイドスレッドですが、絶対ちゃんと強度出てない気がします(汗。

 

スレッドの巻き方も汚いし、これはやり直した方が良さそうですね。

 

JUSTACE Ultra Coat JUC-50

これまで上手くいかなかったのをエポキシコート剤のせいにしてたので、もっとお高いタイプで試してみようと買ってみたジャストエース製の低粘度タイプJUC-50。でもエポキシの問題ではない事が判明💦 でもまあ、これはこれで別のロッドに試してみよう。こうやって道具やアイテムが際限なく増えていく(笑。

 

何事もトライ&エラー。やってみないとわからない。

 

せっかくやり方がわかってきたので、またコツコツやっていこうと思います。

 

では。