ガイドのスレッドにコーティングする時にはコーティング剤の作り方が超重要だという事がやっとわかりました。
これまで何も知らずテキトーにやってたので、仕上がりが超汚かったんです。
その原因がわかりましたので書き記しておきます。
コーティング剤は良く混ぜて長めに放置してから塗る
みなさんこんにちは、カケヅカです。ここ最近ロッドカスタムに四苦八苦しております。
今回はスレッドのコーティングについて大きな勘違いをしていたので、同じ失敗を繰り返さないために記事にしておこうと思います。
ロッドビルダーの人なら当たり前に知ってる事だと思いますが、自分のようにこれからロッドをカスタムしてみたいという人の為に少しでも参考になれば嬉しいです。
ロッドには2液性のエポキシコーティング剤を使うのですが、これの混ぜ方が超重要だという事がわかってませんでした。
混合比をシビアに量るのはもちろんですが、それを適当に混ぜてはダメなんですね。
今回もジャストエースさんの動画を参考にさせてもらったのですが、そこでは約一分間混ぜてるんです。
そしてそれを約10分間放置させてますが、そのくらい待たないと気泡が抜けないという事です。
実際に良く混ぜてみると気泡が凄いんですが、10分放置するとかなり抜けてます。
これまではチャチャッと混ぜてそのまま塗ってました(汗。
気泡も入るし硬化が早いので途中で固まってしまうんですよね。
どうも上手くいかないと思ってたのですが、そういう事だったとは。
基本的にうすめ液は混ぜない
2液性のエポキシコーティング剤は基本的にうすめ液は入れないで大丈夫みたいです。というか入れてはダメなのかもしれません。
むかしラバージグを自作してた時の感覚で、ウレタンコーティングの時にシンナーで薄めて粘度をサラサラにしたのと同じように考えてました。
でもそれはドブ漬けをする前提ですから、ガイドスレッドの場合は少し厚めに塗るくらいで丁度良いんですよね。
それにうすめ液を混ぜると硬化が早まるように感じます。いや、確実に早まります。
なので基本的に主剤と硬化剤を混ぜただけの状態で塗るのが良いと思いました。
筆の選定は大事
コーティングの時に意外と大事な筆の選び方。やはりナイロン製で先の整った筆が絶対に良いです。
じつは100円ショップで三本入りの筆を買ってきて使ってみたのですが、非常に塗りにくい(汗。
100円ショップでも最低限しなやかでキメの整った筆はあるのですが、一本で100円。この100円を躊躇してたんです。
自分だけかもしれませんが、この手のコーティングをやる時は筆は使い捨てだと思ってるんですよね。
一回でも使った筆は乾くとゴワゴワになってしまい、二回目は新品の時のしなやかさが無くなってしまいます。
ロッドのガイドは数回重ね塗りをすると思ってたので、そのたびに筆を捨てるのはもったいないと思ってしまったんですよ。
それで安いゴワゴワな筆で塗ってみたのですが、全然キレイに濡れないんです。
正直やり直したい気持ちでいっぱいです(苦笑。
筆の選定はマジで重要ですね。
コーティングは一回目が肝心(らしい)
今作業中のパワーフィネス用ロッドですが、前回コーティング剤が途中で固まってしまい中断してました。
それで今回が二回目になるのですが、うすめ液を混ぜなくても結構サラサラ。気泡もほとんど入らないし、これが本来のやり方なのか。
なんかちょっとキレイに塗れて嬉しい反面、最初の失敗塗りが悔やまれます。
これまでは塗ってる途中で固まって白濁してきてたのですが、今回は全然透明サラサラな状態が長持ちします。
むしろドンドン気泡が抜けて塗りやすくなってるような。
そしてコーティング剤を多めに盛ってやる事で、一回でも十分な厚みが出てる気がします。これは一回塗りだけで結構大丈夫なのかも。
ちなみにコーティング剤は多めに溶いてやるのが良いようです。ケチって少なめに作ると気泡は抜けないし硬化も早まるように感じます。
余った分を捨てるのがもったいないですが、ガイドスレッドをキレイに塗るためですからね。
それと最初に液を混ぜる時に筆の毛の部分は使わない方が良いです。気泡が付着して悪さするように思います。
ジャストエースさんの動画でも筆の柄の部分で混ぜてました。
かけづか的まとめ
それでは今回のコーティング作業でわかった事をまとめておきます。
- コーティング剤は多めに作る(感覚値として使う分の三倍以上)
- 2液を良く混ぜる(時間にして1分以上)
- 筆の柄の部分を使って混ぜる
- 混ぜた後に長めに放置する(時間にして10分以上)
- 筆はキメの細かい整ったナイロン製が良い
- うすめ液は混ぜない
- 基本的に一回目の塗りが超重要
と言った感じでしょうか。
これまで塗ったガイドスレッドですが、絶対ちゃんと強度出てない気がします(汗。
スレッドの巻き方も汚いし、これはやり直した方が良さそうですね。
何事もトライ&エラー。やってみないとわからない。
せっかくやり方がわかってきたので、またコツコツやっていこうと思います。
では。