部品の図面化が終わったのでリールを組み上げていきます。
基本的にはバラした時の逆の手順で進めれば問題ありません。
ただちょっとしたコツがいる場合がありますので、確認の意味で説明していきたいと思います。
これも自分用の意味合いがありますので、なるべくわかりやすく書いておきます。
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レベルワインド周りから
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
では早速組み上げていきましょう!
順番としては、レベルワインド周りから組んでいきますね。
最初はレベルワインドチューブを差し込んで途中でラインガイドを通しておきます。↓
この時点で脱脂クリーニング済みなのでグリスは付いてません。
過剰はグリスアップはホコリなどを呼んでしまいトラブルの元になると考えます。
次にウォームシャフトをハンドルの反対側カップから差し込んでおきます。↓
↑ピンボケ画像ですみません。
画像を撮り忘れて後から撮ったのですが、ラインガイドにPAWLと呼ばれる爪を差し込んでおきます。
↓これは一番最後でもかまいません。
↑組み終わってからでも取り付きます。
ただ、ラインガイドがきちんと動くかを確認してからにしないとまたバラすはめになりますので気をつけましょう(笑。
レベルワインドキャップを締めるまえに、銅色の小さいワッシャーを忘れずに入れてくださいね。
↓またピンボケ
↑失礼っ!
↓締める前の状態
↑紛失に注意!
このあとはレベルワインドキャップを締め込めば大丈夫です。
そうしたらウォームシャフトを固定していきます。
ハンドル側(メインギヤの方)から出ているウォームシャフトの先端に白い樹脂パーツを通します。
↓ウォームシャフトギヤというらしい
↑まず通すだけ
↓先端の横穴にピンを差し込みます
↑ここはゆるいです
紛失注意!
ピンは貫通穴なので適当な位置でギヤにはめ込みます。
反対側からウォームシャフトを引っ張れば面位置まで収まります。
次に反対側。
こちらも白い樹脂パーツを組み込んでいきます。
↓ウォームシャフトピンホルダー
↑名前が覚えられない(汗っ。
レベルワインドチューブと樹脂パーツを回しながら合わせてやるとハマるところがあります。
↓こんな感じで
↑ぴったり収まります
そうしたらシャフトが出てる部分にEリングをかませていきます。
↓先にワッシャーを忘れずに
↑けっこうガタですね(笑。
この後E型リングをハメ込みます。この作業も紛失の危険が高いです。
自分の場合はラジオペンチでシャフトごと挟んでやります。↓
↑紛失の危険がかなり高いですので相当慎重にいきましょう!
他にはマイナスドライバーで押し込むやり方もありますが、やはり紛失しやすいですかね…。
裏技としては、大きめのビニール袋の中にリールごと入れてしまって作業するというのがあります(笑。
↓無事に取り付けられました
ここまでできましたでしょうか?
シャフト類とフロントカバー
それではシャフト類をセットしていきます。
↓ラインガイドシャフトとガイドピン
↑太さが異なります
画面手前が細いのですがわかりますでしょうか?
↓画像の方向に差込みます
↑特に止めるものはありません。差し込むだけです。
画面右側の太いシャフトはラインガイドに通します。
↓位置関係わかりますかね?
↑通すだけなので簡単です
これを通した状態でフロントカバーを取り付けます。
↓シャフトが納まってれば問題ないはず
↑ 普通に取り付けられます
あとは両サイドからビス止めすればOKです。
位置はすぐわかると思いますが、心配な方は分解を解説してる記事を見てくださいね。
↓ビスはこれ
↑似たようなのが多いので間違えないようにしましょう。
それではまたここで一服しましょう(笑。
メインギヤ周り
では再開しますね。
次はメインギヤ周りです。
ピニオン&ヨーク(赤い樹脂パーツ)をつけておきます。
↓向きはこれで
↑テーパー部が合ってるのがわかりますかね?
この部分も固定されてないので作業中に取れたりします。
グリスを付けた状態だと少し安定しますよ。
次にメインギヤをセットします。
↓これも差し込んでいくだけですが
↑シャフトの根元と向きを合わせてやらないと機能しませんので気をつけましょう。
↓こんな感じです
↑クラッチを戻すためのパーツですねギヤの向きにも気をつけましょう。
メインギヤはピニオンとのかみ合いを合わせておきます。
↓コネコネやってれば合います(笑。
↑グリスを適量くれてやりましょう
↓続いてスリーブとワッシャー
↑ここをスタードラグで締め込んでドラグの強さを調整するんですね。
↓ このスリーブもハメる向きがあります
↑ぴったり収まるはず
あとはピニオン&ヨークにスプリングをセットしてサイドプレートを合わせます。
↓スプリングを飛ばさないように
↑ここもコネコネしながら(笑。
↓カバーをセットして
↑油断禁物ですよ(笑。
↓とにかくビスを一本
↑この位置は太いヤツ
ビスを一本締めておけば安心ですね。
↓続けてグリス注入口?
↑ここはスクリュービス(木ネジ)です
↓ちょっと抵抗があるので
↑こんなふうに
ふう、ここまでくれば粗方大丈夫ですね。
ラストスパートです
では一気に最後まで取り付けてしまいましょう。
スプールをいれてパーミングカップをセットします。
↓ここは問題ないかと
↑よく外す事になる部分ですからね
ではハンドル側いきましょう。
↓メカノブキャップの音だしプレート?
↑これも向きがあります
ギザギザの裏側に小さいノッチがあるので、それを本体側に合わせてやります。
↓まあ見ればわかると思います。
↑ぴったり合いますから
このギザギザした樹脂が回らなければOKですから。
↓で、キャップをセットします
↑ここは時計周りで締まります
そうしたら、最後のハンドル一式ですね。
↓クリックスプリングホルダー
↑まあ、画像のものです(汗っ。
それとドラグワッシャー二枚。ワッシャーは向き関係無いです。
↓クリックホルダーをセットしたところ
↑本体とこのぐらい隙間あります
↓そしてスタードラグ
↑これは反時計周りで締まります
左ハンドルの場合はドラグが反時計周りで締まるんですね。
実際のフィールドでも、ドラグを締める時は反時計周りですよ。
リールを自分から見て前に押す感じですかね。
右ハンドルは逆になりますが、前に押す感じは一緒です。
さて、作業を再開しましょう(笑。
ドラグを締めたらハンドルをセットします。その時ハンドルの裏表にそれぞれワッシャーがありますのでお忘れなく。
↓向きがあります
↑一枚入れてから
↓ハンドルをセット
↑またピンボケ失礼です
↓で、外からもワッシャーを
↑意外と重要なのでお忘れなく
↓そしてロックナットで締めます
↑ここももちろん反時計周りで締まりますよ。
この作業に関してチョッと営業(笑。
自分はジュラルミンのロックナットには専用工具を使用します。
じつはこれ、自分がデザインしたトラストレンチという専用工具です。↓
↑ナットに傷がつきにくいんです
クリアランスをギリギリまで少なくしてあるので打痕や傷が付きにくいんです。
思い切って強めに締めこむ事ができますよ。
では最後にロックナットの位置を合わせてリテーナーで固定したら完成です。
今回のREVO LTX BF8ですが、けっこう頑張ってる感じありますね。
Abuにしてはスゴイ進化だと思います。
ちょっと使ってみようという気がしてきました。
ズバリオススメかも!?
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