【誰でも簡単にできる】ルアーディスプレイスタンドをワイヤーとペンチで自作する方法

針金とペンチでルアーを飾るためのスタンドを自作する方法をご紹介。

 

わりと誰でも簡単に作れると思いますので、ぜひトライしてはいかがでしょうか。

 

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お気に入りのルアーを部屋に飾りたい

 

こんにちは、ほぼフリッパーのかけづかです。

 

ちょっとした思いつきでルアーディスプレイスタンドを作ってみたのですが、これが中々良い感じでして。

 

普段はタックルボックスに入れっぱなしのクランクベイトやミノー・バイプレーションなどを、たまには部屋に飾ってみたいと思って事はありませんか?

 

そんな時に、適当なワイヤーとペンチがあればお手軽にディスプレイスタンドを自作する事ができます。

 

CrankBait

ブログ仲間のみかんさんから頂いたハンドメイド・バルサクランクベイト。もちろん普通に使うので普段はタックルボックスに入ってますが、たまに飾って酒のつまみにしたい(笑。

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2019年8月22日

 

ルアーの重みを利用してるので安定してるし、クランクベイトやバイブレーションなどは実際に泳いでる姿勢を再現できる(ような気がする)ので雰囲気出てると思いませんか。

 

作り方は簡単で、1.2~1.6mm径のワイヤーをペンチで曲げるだけ。慣れれば3分以内で作れます。

 

インスタに動画を上げるために急いでやってみたら1分かからずに曲げる事ができたぐらいです(ただしかなり雑ですが…)。

 

普通に丁寧にやっても数分でできますので、よかったらトライしてみてください。

 

ルアーディスプレイスタンドを作るのに必要なもの

 

それではルアーディスプレイスタンドの具体的な作り方を紹介します。まずは用意するものですが、適当な線径のワイヤーとペンチだけ。ペンチは100均のものでも大丈夫だと思います。

 

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ワイヤーはホームセンターなどで買える安価なものもOK。ペンチもホムセンのワゴンセールか、何なら100均のモノでもイケる。できればワイヤーをカットする倍力ニッパーがあると便利。

 

自分が使ってるのはホームセンターのワゴンセールで500円前後の超高級品ですがね(どこが高級やねん。

 

まあでも本当に質の良い工具は必要ないです。ただできるだけ大きなペンチの方が作業はやりやすいと思います。

 

ワイヤーは屋外で使うのでなければ鉄でも真鍮でも良いと思いますが、できれば金属披露に強いステンレスが良いですね。結構曲げた後に向きを調整したりするので。今回使ったのは線径1.6mm。

 

そして巻線ではなく直線のワイヤーの方が出来上がりの時の見栄えが良いと思います。巻線の方が断然安いですけどね(笑。

 

ルアーディスプレイスタンドの作り方

 

ワイヤーとペンチが揃ったところで曲げ方を説明します。

 

これから説明する寸法はあくまでも目安ですので、後々これを参考にお好きな大きさや形に曲げてみてください。上に出てきた動画を参考にしてもらうと良いかと。

 

まず線の端から画像の寸法の位置にマジックで印を付けます。

 

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1cm・2cm・5cmのところに印を付ける。

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まずは1cmのところを45度ぐらいに曲げる。

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曲げる角度は適当で大丈夫。あとでいくらでも修正が効くので、どんどん作業を進めちゃいます。

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次に2cmのところに付けた印の部分を最初とは90度ずらした場所で曲げる。

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大体こんな感じでOK。

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次に5cmのところに付けた印の部分を二回目と同じ角度で90度に曲げる。

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最初にコの字に曲げたいところですが、順番を間違うと後で曲げるのが大変になってしまうので、説明の通りの順番で曲げてもらった方が良いです。

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ここまでの時点で少々曲がりが雑でも全然大丈夫。あとでどうにでもなりますから(笑。

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次に画像のように印を付けます。このあたりも大体でOK。

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曲げ加工は必ず長い部分を持ってペンチで短い方を曲げる。

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画像のようになればOK。

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続いて印を付けた部分を一気に曲げていく。

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画像のような状態になるまで一気に曲げる。

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そうしたらまた印を付ける。ここはスタンドの高さを決める事になるので、お好きな高さに設定してみてください。低いほど飾った時に安定感があります。

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この部分の曲げが一番のキモになると思います。一発で三角形を作れるように曲げていきます。

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ルアーを飾った時に安定するように、足になる三角形を真ん中になるように調整。とは言っても後でどうにでもなりますが(笑。

最初の曲げが画像の位置になるように調整。そして次の印を付ける。

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1辺が5cmの三角形にしてみる。辺の長さが長いほどスタンドは安定するので、お好みで調整してみてください。

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必ずワイヤーの長い方を手で持って、短い方をペンチで掴むようにする。

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ここで5cmと10cmのところに印を付けてしまう。そのあと10cmの部分をカット。

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5cmに印を付けて…

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そのままそこから5cmのところに印を付ける。最初に5・10のところに付けてしまってもOK。

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曲げる前に10cmの部分をカット。

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完全にカットできなくても大丈夫。コネコネすれば折れるので(笑。

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このように。

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あとは軸の方向にピッタリになるように曲げてやります。

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ズレを適当に手で曲げて調整してやります。

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なんとなく形になりました。

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あとはお好みで軸に角度を付けてやります。ルアーを飾った時に傾きがあった方が泳いでる感が出るので好きです。

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これで完成!

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飾ったクランクベイトが尻上がりになってるのがカッコ良いと思いませんか。

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フロントフックのアイにルアーの自重で引っ掛ければ泳いでるような姿勢で飾る事ができます。

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ルアーディスプレイスタンドを後ろから見たところ。ワイヤーをV字に曲げてあるのでほとんどのルアーの形状に対応すると思います。

 

自作ルアーディスプレイスタンドに色んなルアーを飾ってみる

 

今回紹介したルアーディスプレイスタンドですが、じつは結構色んな種類のルアーを飾る事ができます。

 

手持ちのルアーで色々試してみたのでご紹介。

 

ジャークベイト(NLW ERIE95SD)

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バイブレーション(レイドジャパン レベルバイブ)

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TD-ハイパークランク

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ノリーズ ショットオーバー7

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ジョイクロ

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なんとジョインテッドクローもイケちゃいました!

ガンタレル

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まさかビッグベイトの部類に入るガンタレルもイケるとは!

プロップペッパー

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ワイヤーの角度を調整して水平に近くしてみました。これならプロップペッパーの泳ぎ姿勢も再現できちゃいます。

ジャイアントドッグX

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ジャイアントドッグX。こんなアングルで写真が撮れるのもワイヤーのルアーディスプレイスタンドならでは。

ヤマトクローラー

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クランクベイトと逆に飾ればヤマトクローラーの浮き姿勢も再現できます。

 

さいごに

 

慣れないうちは何度か失敗するかもしれませんが、ワイヤーはホームセンターなどで低価格で買えますから、そんなに痛くはないと思います。

 

筋の良い人なら2~3個作ってみれば感覚がつかめると思いますし、少々不器用な人でも作ってるうちに使えるものが出来ると思いますよ(笑。

 

このルアーディスプレイスタンド、当初はジュラルミン削り出しの台座を作って、一個数千円で販売しようと思ってたんですが、”誰でも簡単に作れるならその必要は無いかも”と思うようになってきました(笑。

 

自分は切削屋なので、ワイヤーを曲げるのは外注さんにお願いするようになります。そうなるとKDWとしての色が出にくい商品になっちゃうような気がして…。

 

まあこの先その気になったら作るかもしれませんが、今は他に制作優先順位の高いものがあるので、興味のある人は自作してみてください。

 

では。