リールを長く使ってるとハンドルにガタつきがでてくるじゃないですか。
でもその原因ってあまり解明されてないと思うんですよね。
最初はギヤが磨耗するからだと思いこんでたのですが、すべてがそうだとも言えないらしいです。
各社技術合戦でリールの性能は格段に進化してる中、剛性という意味も含めてガタつきの原因を考えてみたいと思います。
リールのハンドルについて
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
先日ベイトリールのパワーハンドルについて自分の考えを書いたのですが、それに対してはみなさんいろんな見解があるようです。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/01/reel-power-handle/”]
SNSでいろんな方とお話するのですが、その中の話で、かなり信憑性のある考え方を伺う事ができたので紹介しておきます。
@kakedukaSS ちなみに、ダイワはそこの部分のベアリングは大概の機種に入っています(笑)そういえばダイワは昔から長いハンドル使ってましたしね。
— ふじ (@zz62so) 2017年1月12日
@zz62so むむむむむ!そうゆうものですか(*_*; ゴリ巻きがリールに良くないと思い込んでました。つまりリールのガタつきが出る原因はそこのベアリングという事でしょうか?
— kakedzuka (カケヅカ) (@kakedukaSS) 2017年1月12日
@kakedukaSS ピニオンとメインギア+シャフトは構造を考えるとベアリング4つとローラークラッチの構成が一番無難な配置かなぁ、と思います。
— ふじ (@zz62so) 2017年1月12日
@zz62so ベアリング4つはハンドルシャフトとピニオンに2つずつですか。それだと13メタはちょっと残念な感じでしたね(^_^;)
— kakedzuka (カケヅカ) (@kakedukaSS) 2017年1月12日
@kakedukaSS 13メタでギアがしゃりしゃりするのの原因の一端をメイン軸の振れが持っているとしたら16メタでわざわざ構造を変えてまでベアリングを増やしたのかなぁ、と邪推してます。
現行の上位機種は漏れなくそこを支えていますし。— ふじ (@zz62so) 2017年1月12日
@zz62so うんうん、なるほど。いちいち納得です(^_^;) そうなると16メタの完成度は高いですね。これだけ絶賛されているのも納得です。これってブログに書いても良いですか?
— kakedzuka (カケヅカ) (@kakedukaSS) 2017年1月12日
@kakedukaSS 書くのは特に問題ありませんがこの推測が正しいかはわかりませんよ?(笑)
自分だったらそう設計するかなぁ、と考えてるだけです(*_*)
今自分のMGLでベアリング有り無しで振れを見ようとしましたが長い内筒手配しないと有り無しで確認できないですね(笑)— ふじ (@zz62so) 2017年1月12日
@zz62so もちろん断定する内容にはなりません。長年の自分の認識が違うかもしれない、と言う事を伝えたいのです。それにしてもいつも勉強させてもらいます。あの方のところで記事になるのが楽しみですね(^_^)
— kakedzuka (カケヅカ) (@kakedukaSS) 2017年1月12日
@kakedukaSS 調子こいて原稿書いたら説明が長くなりすぎました(汗)週末にでも分割作業を行う予定です。
内容は…それなりにインパクトあるんじゃないですかね(笑)— ふじ (@zz62so) 2017年1月12日
@zz62so @kakedukaSS ニヤニヤ(゚∀゚)
— DeeeP STREAM (@ken_d_s) 2017年1月12日
とまあ、こんなやり取りがあった訳なんです。
要約すると、
ハンドルのシャフトを支えてるベアリングが、本体根元とカバー側に二つ入ってるモデルはガタつきが出にくいのではないか?、
という事ですね。
↑ハンドルシャフトの根元に一つと
↑この部分のベアリングですね
ハンドルシャフトを二点で支持してるので、クリアランス的にガタはほとんどないはず、という見解のようです。
もちろん推測の域を出ませんが。
答えはもう少し先
ここまではかなり核心に迫ってるように感じるのですが、それでも理論的に完璧ではないらしく、その点について補足させて頂きます。
頂いたコメントはここから↓
ローラークラッチの内筒と、センターシャフトですが、ドラグを閉めていくと一体化に近づきます。
↓画像は参考のために自分が埋め込んでます
ならば外にベアリングがあろうが無かろうが変わらないんじゃないか、という話があります。
ただ、ドラグを閉めていって内筒とシャフトが固定される際に、ハンドル側にベアリングがあることで一番外側でガイドになって内筒がシャフトのセンターに安定して収まる(大きな芯ズレをせず固定される)事の効果が有るのでは、と考えています。
実際、外にベアリングがある機種と無い機種ではドラグを閉めて巻いたときに差があるような気がします。
シャフトの振れとして数値化できていないので信憑性は今一ですが、コストをかけて追加するからには必ず意味があると思います。
あと、単純にあそこにベアリングがあると水が入りにくいです(笑)あんがいこんな理由かもしれません(汗)
というコメントを頂きました。
詳しく書いて頂きありがとうございました。
今回のやり取りはメーカーの中の人でもありませんし、自分もリールの構造に関してはまだまだ知識が足りてません。
ただ、釣りと一緒でいつまで勉強しても完璧はないですよね(笑。
こうやっていろんな方から教えてもらって、リールに対する知識を深めていきたいと思っております。
リール関連記事は他にこんなのもあります↓
ガタつきがどのような症状の事を指しているのかに依って対応、対策が異なるので、一概に言えないところなのですが……
とりあえず自身の所有する機体でハンドル(シャフト)周辺という事ですと、シャフトに対して水平方向(つまり、リール本体に対して近寄ったり離れたり)のガタつきが気になるというのはあります。
対策として、食パン等に付いてくるパッククロージャーを加工して、シャフトの根元に配置する事でガタを解消する方法を採っていますね。
サイズはともかく、厚みをしっかり調整しないと、ハンドルが硬くなったりとかの弊害が出ます。
確かスペーサーとかが調整用に入っているはずですが、それが痩せるのが原因かと。
違う問題でしたら申し訳ありませんでした。
コメントありがとうございます。自分でもガタつきに関してあまり気にした事がなかったのですが、ハンドル水平方向のガタつきというのもありますよね。厚みの調整にパッククロージャーを加工するのは想定外でした(汗っ。
すごい発想ですね。メタル製のワッシャーよりもクッション性があって、むしろ良いのでしょうかね。
車やバイク弄り、或いは高精度系の製造業の経験がある方等には常識でしょうが、ベアリングによって芯や精度を確保しようとするならば、治具や工具を使用して水平に叩き込まないと入らないレベルまでクリアランスを詰めます。
シャフトにしろハウジングにしろ、指やピンセット等で大した力も掛けずにスコッと入る時点でリールパーツの精度なんてたかが知れてますし、そんなんでガタつきがどうのと言うのも酷な話ですよね。
仰る通りですが、それが釣り道具ですから。クリアランスとガタは別ものと考えて記事を書いております。