バス釣りにおいて真夏の日中の炎天下ほど厳しいコンディションは無いですよね。
もしかしたら真冬の雪の日よりも釣れないかもしれません(笑。
そんな中でも何とかバイトを出すための方法として、ロングシェイクのメリットを考えてみました。
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真夏のリザーバー
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
長くバス釣りをしていて、リザーバーが楽しいと思える一番の季節が夏なんですよ、個人的に。
やっぱり若い頃に当時の友達と泊まりでリザーバー系の野池で釣りしたりしましたからね。
野郎5、6人で房総の海の民宿に泊まるのですが、他のメンバーが海でビール飲んだりナンパしたりしてる時に自分はロッドを持って野池に行ったりしてましたから(笑。
単純に軽いコミュ症なのでナンパとか苦手だったんですよね。
まあそんな話はどうでも良く、リゾートの思い出がある分真夏のリザーバーは好きだと言う事なんですが、そうは言っても釣れませんよね(笑。
それでも何とかバイトを獲るためにあの手この手を試すのですが、昔から手変え品変えしても結局釣れた試しはありません。
これまでの釣り人生において、亀山湖のようなリザーバーのカバーでは、テキサスリグのロングシェイクが一番結果が出てるように感じてます。
過去の経験も交えて釣れる理由をお話したいと思います。
バスを呼ぶ
これは何度も書いてますが、テキサスリグに限らず音の出るリグの場合、離れた場所にいるバスに気づかせる効果があると考えてるんですよ。
自分はテキサスリグをやる場合必ずビーズを入れるのですが、一番の理由はカシャカシャと音が出る事でバスを呼ぶという考え方です。
これがリーダーレスダウンショットなどの場合はラトラーを仕込むなどの方法もありますね。
で、この場合はある程度の時間をかけなければなりませんよね。
そうなるとやはりロングシェイクと言う事になります。
その場所にルアーを投げた後、動かしてないと音は出ない訳ですから、遠くのバスに気づいてはもらえません。
かといって極端に大きな音を出したのではただのプレッシャーにしかなりませんしね(笑。
これはアングラーの性格にもよりますが、自分は結構ロングシェイク好きなので、全然やり続けられます。
短気な人は向いてないかもしれませんね(笑。
と言う訳で、離れたところにいるバスに気づいてもらう、と言うのがテキサスリグをロングシェイクする1つ目のメリットです。
バスに取り合いさせる
さてロングシェイクの二つ目のメリットですが、バスにルアーを取り合いさせる事ができる、という事です。
もちろん水の中が見えてる訳ではないので、あくまでも推測なんですが、結構当たってると確信してます。
この確信がどこから来てるのかというと、前アタリを感じるんですよね。
一点でロングシェイクしてると違和感を感じる瞬間があるんですよ。
ラインに生命反応があるというか、ルアーの周りの水が動くというか。
ここから先は自分の仮説なんですが、一点でシェイクしてるワームをバスが気づいて見に来たとしましょう。
その時はまだバイトしないのですが、そのスポットにいる別のバスもルアーに気づいて近づいて来ます。
そうなるとバスにとっても迷ってる暇が無いと言うか、先に食わないと他のバスにエサを獲られてしまうという競争意識が働くのではないかと。
この仮説ですが、サイトフィッシングやボイル撃ちなどでは常識だと思うので、カバーの中でも同じ事が絶対に起こってるはずです。
できれば複数匹のバスが取り合うような状況が理想的なんですが、落ちパクの時はそんな状況なのかもしれませんね。
自然観察
三つめのメリットの話ですが、もしかしてここが一番重要かもしれません。
それはルアーを水に浸けながらシェイクし続ける事で自然観察が出来るんですよ。
これは元々釣れない真夏の日中に、船の上で同船者とダベってたり、クーラーボックスに冷やしてある飲み物を取ったり、とにかく余計な事をする時にもルアーは水の中に入れっぱなしにするという性格だったんです。
まあ、「どうせ釣れないだろうけど、ルアーが水の中にあれば何かが起こるかもしれない」、的な節約思考でやってたんですよね(笑。
これは貧乏症というのも関係していて、せっかく釣りに来てレンタルボートも借りてるんだから、一匹でも多く魚を釣りたいという欲求がある訳です。
でも実際はスキルが追いついてないので、真夏の日中は本当に釣れないんですよ。
そのまま昼寝でもして、夕方涼しくなってから釣りを再開するのが王道かもしれませんが、自分の場合水中の生き物を観察するのも楽しかったんですよね。
なのでルアーはそのまま水に入れておいて、他の魚やカメを観察してると、たまに水の中にちょっとした変化があったりして、その直後にバイトが出たりするんですよ。
それは自分でも気づかないうちにバイトを誘発してるんですよね。
最初はなんで釣れたのかまったくわからなかったんですが、キモはルアーを水の中に入れっぱなしだったと言う事なんですよ。
船が微妙に動く事でルアーに自発的な動きが加わったり、他の生き物の動きが影響したり。
そんな事があるたびに色んな事を試してきましたが、人間が任意で動かしたルアーにはめったにバイトは出ませんよね。
長年自然を観察してると、その時合いとか釣れるタイミングと言うのがわかってくるんですよ。
「ルアーの自発的な動き」を演出してやる事が大事なので、カバーが釣れない時はロングシェイクしながら自然を観察してみるのも良いのではないでしょうか。
さいごに
カバーテキサスのロングシェイクと言うと一点でずっと粘って、いつ来るかわからないバイトに備えて集中してなければいけない、と思ってたのではないでしょうか。
一時自分もそうでした(笑。
メディアにある有名プロの記事には、「数分間ロングシェイクして…」みたいな事が書いてあったりしましたが、これを実践するのはまず無理ですよね。
もし本当にルアーを全く移動させずに一点でシェイクさせられたら、それはすごいコンフィデンスがあるという事です。
アマチュアレベルでは集中力が持ちません(笑。
自分が推奨するのは、「ながらシェイク」ですね。
何かしながらシェイクを続けると、人間が意図しない動きがルアーに出る時があるんですよ。
そしてそれがバイトに繋がる事もあるんですよね。
これはすべてのルアーに言える事ですが、ルアーやリグの本来の性能だけで釣るのはバスフィッシングの面白さのほんの一部なのかもしれないと思うんですよ。
例えばクランクベイトを沖に投げて手元までただ巻いてきただけで釣れる魚はルアーやタックルの性能で釣った魚です。
でも、途中立ち木にヒットさせてヒラを打たせてリアクションバイトさせたら、ルアーの性能以上の事をしたと思いませんか?
ワームやタックルの性能も大事ですが、自然界にあるものを使ってルアーのデフォルトの性能を超えた時に、一段上の楽しさに触れる事ができると思いますよ。
ちなみに自分が長年の経験から、亀山湖のカバーテキサスでルアーが自発的に動いてくれる方法を書いた記事をnoteの方に公開してます。
価格は100円(設定最低価格)ですが、価格以上の内容だと自負してますので、良かったら無料部分だけでも読んでみてください。
宜しくお願いします。
おわります。
テキサスリグに関する記事はこちら
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