ライブウェルに入れた魚を弱らせないためにできる基本的な事を紹介します。
裏技は沢山ありますが、そのまえに簡単にできる事から考えましょう。
(タイトル画像の魚はこの後エア抜きしてやり、元気に帰っていきました)
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ライブウェルに水を張ると釣れる
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
これからの時期は暑くなるので亀山湖もライブウェル禁止期間が始まりますが、その前にライブウェルに入れた魚を極力弱らせない方法を考えていきたいと思います。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/03/no-live-wells-allowed/”]
今回は自分が人から教えてもらったり、これまでの経験から「こうした方が絶対良い」という事を書いてみますね。
さて、まずはスピリチュアルな匂いのする話から(笑。
ライブウェルを使う際に、乾いた状態の中に魚を入れない方が良いです。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/08/sakana-atsukaikata/”]
やはりほんの少しの時間でも水から出してる魚はどんどん弱りますから、熱くないところでもできるだけ乾いたものに魚を置くのはやめましょう。
この場合、出船と同時にライブウェルには水を張ってしまうのが良いんですよね。
でもライブウェルに使うクーラータイプや衣装ケースは船上のストレージとして便利ですから、つい魚が釣れるまでと思って何かを入れてしまいがち。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/02/weight-in-bag/”]
ところが不思議なもので、ライブウェルを使う準備ができてないとバイトが来ないものなんですよ(笑。
これが真冬の試合でノーフィッシュの可能性が高いと思ってても、ライブウェルに水を張っておくと釣れたりするんですよね。
まあ、釣りってそういうものなんじゃないでしょうか(笑。
良い水だけを循環
さて、無事に最初の一本が釣れたとします。
そのあと気を付ける事は、水の悪いエリアや、表層に薄ゴミなどが多いエリアではポンプを回さない方が良いという事ですね。
夏場はライブウェル内の酸素不足が気になるので、ついポンプを回しっぱなしにしてしまいます。
基本的にポンプは回した方が水が循環されるので良いのですが、水の悪いエリアの場合わざわざライブウェルの中に汚い水を入れてしまう事になってしまいますよね。
そんな時はあえてポンプを止めてやった方がバスにとって良い場合があります。
自分の場合ですが、50リッターのクーラーをベースにしたライブウェルなので、水が満タンに入ってればよほど大型のバスが三本入ってないかぎり、ポンプを回さなくても結構な時間バスが弱る事はないかと思います。
状況によりますが、感覚値で一時間以上は大丈夫かと。
もちろんその間バスが弱ってないかは頻繁にチェックしてやらないとダメですけどね。
でもポンプに関係なく、バスの状態は常にチェックしてないとダメなものですから、それに気を配れない人はトーナメンターには向いてないと言えます。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/03/even-if-fishing-is-good-the-game-is-not-good/”]
もし弱ってるようなら、あらかじめ用意しておいた良い水や、クーラーに保存してある氷などを適量ライブウェルに放り込んでやる事で多少違うと思います。
そんな訳で、バッテリーの節約にもなるので、ポンプは適切に止めたり回したりしてやるのが良いですよ。
フィッシュプロテクトバッグ
自分も今期から導入してますが、ライブウェルの中の魚を個別に保護する事を目的としたアイテム、【フィッシュプロテクトバッグ】はおススメです。
シリコンゴム製のバッグに魚一匹を入れてライブウェルに入れておくと、無駄に暴れて魚同士が傷付け合う事が無いとの事。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/11/fish-protect-bag/”]
他にも魚に対して良い効果があるとの事ですが、正直自分はそこまで実感としてわかってません。
ただし、フィッシュプロテクトバッグを使う事で目に見えない効果が沢山あると思ってます。
それはロケットしないという事の安心感ですね。
これまでは試合中にライブウェルの蓋を大きく開ける事は絶対にできませんでした。
それはもちろん魚の飛び出し、いわゆるロケットされない為なのですが、それだと魚のケアに大して無駄が多かったんですよ。
ライブウェルの中で暴れる魚を無理やり掴んで、他の魚と接触する事で無駄に傷付くし、自分の指もザクザクになってしまいます(笑。
魚の勢いは凄くて、蓋を少しだけ開けて中の様子を見ようとしたら、飛び出しかけて慌てて蓋を閉めたら魚を挟んでしまった、とか。
あるいは炎天下の船の中に飛び出した魚が放り出されて、捕まえるまでに四苦八苦して相当にダメージを負わせてしまう、とか。
フィッシュプロテクトバッグを使う事でそれらの問題はすべて解決されるので、ライブウェルの上部にネットを貼るなら、フィッシュプロテクトバッグを使う方が効率的だと思います。
試合中でも堂々と蓋を全開にして、魚の様子を凝視できますしね。
さいごに
本来野生の中で泳いでいる魚を狭いスペースに何時間も閉じ込める訳ですから、相当なストレスを与えてるという事ですよね。
下手をしたらリリース後に死んでしまう個体もいるかもしれません。
試合中は釣りに夢中になってしまって魚のケアまで中々気がいかないのもわかりますが、試合は結果が大事な訳で、いくら釣っても検量対象外になっては意味がありません。
魚の保護と同時に、釣った魚を元気な状態で検量する事がトーナメンターとして大事な資質です。
これまで見てきた多くの試合では、いつも大きな魚を釣ってくるけどいつも死なせてしまうという事がありました。
釣り師としては凄くても、トーナメンターとしてはダメですよね(笑。
魚は大きな固体から先に酸欠になります。
とにかく頻繁にライブウェルをチェックするのを習慣にしたいですよね。
これからの季節は特に、魚を弱らせないのも重要なスキルのひとつになります。
釣る動作だけでなく、釣った魚を弱らせない技術も身につけたいものですよね。
もしも良い魚を釣って上位入賞した場合、魚が元気でキレイな方が見栄えが良く、後々まで残る写真映りも良いですからね(笑。
そんな話でした。
おわります。
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