現在49歳の近眼&老眼バサーですが、遠近両用の偏光グラスには致命的な欠点があるので、Hydrotacという”水で貼る”リーディングレンズを使ってみました。
これがメチャメチャ画期的なので、経緯とともに紹介させてもらいます。
【ページへのいいねかツイッターフォローしてもらえると最新記事をお届けできます】
バス釣りは目が命
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカです。
2019年の房総チャプター開幕まであと一ヶ月となりました。過去4年はすべてノーフィッシュなので、今期こそなんとかポイントを…
という気負いはないです、はい。
今期は快適に釣りをする事を第一に考えようかなと思っておりまして、まずは偏光グラスを新調する事にしました。
これまでコンタクトレンズにタレックスの偏光グラスを使ってきたのですが、春先の花粉症の時期に良く見えてなかったんです。
まあ釣れない言い訳なんですが、偏光グラスなどのアイギヤは、ロッドやリール、ボートのセッティングよりも重要なのかもしれないと気が付きまして。
タックルやボートの装備に何万何十万と使うなら、先に度付きの偏光グラスをちゃんと作ろうと思ったんですよ。
カーブ付き偏光グラスやめます
かれこれ15年以上前に作った偏光グラスをずっと愛用してきましたが、それも引退してもらいます。
じつはこれまで他の形やカラーも試したのですが、タレックスの「ラスターブラウン」というカラーのガラスレンズが気に入ってたんですよね。
でも度付きの偏光グラスの場合、”きついカーブのついたモデルは超見にくくなる”らしいのでやめます。
これからはデザインよりも見やすさを最優先したいんですよ。まあまあ初老なんで(笑。
メガネの愛眼さんで度付き偏光グラスを作った
長い前置きになってしまいましたが、ここからが本題。
先日メガネの愛眼さんで度付き偏光グラスを作ってもらいました。
まだ手元に届いてないのですが、Twitterで知り合ったメガネバスさんに度付き遠近両用偏光グラス(長っ)について相談させてもらいました。
正直タレックスで作ろうと思ってたのですが、バサーであるメガネの専門家の方の話しを一度じっくり聞いてみたいと思い、車を飛ばして某店舗まで会いに行ってきたんです。
そこでバサーならではの非常に腑に落ちるメガネ論を聞かせてもらい、タレックス一択だと思ってた偏光グラスを愛眼さんで作ってもらう事にしたんですよ。
しかしながら愛眼さんで作った正直な理由としては、性能を優先したのではなく、対応して頂いた人柄に惚れて1つ作ってみようと思ったんですよね。
現にまだ実物を手にしてないのでインプレも書けないんです(笑。
でもそれだけの価値はあったと確信してます。その理由をこれから説明しますね。
釣りと遠近両用メガネの相性が良くない理由
最初に断っておきますが、これから書く事はメガネバスさんから強要された訳では決してありません。
こちらの疑問に対して客観的に真実を教えてもらった結果、自分がそう確信した事を素直に書いていきます。
なのですべて自分の考えであり、メガネ屋さんが何かを誘導した訳ではないという事をご理解くださいね。
さて、なぜ遠近両用のメガネが釣りに向いてないと思ったのか。
それは一般的に普及している遠近両用メガネは累進レンズと呼ばれるものが多いのですが、それが決定的に釣りと相性が悪いからです。
自分でも調べてみたのですが、累進レンズというのはレンズ上部に配置した遠方を見るための度から、レンズ下部に配置した近くを見るための度へとなだらかに変化していくレンズの事です。
自分は普段仕事で中近両用メガネを使ってるのですが、これがまさに累進レンズで、慣れるまでに結構時間がかかりました。
下の画像をみてもらうとわかるのですが、遠くを見るための上の部分から手元を見るための下の部分までがゆるやかにグラデーションになってるんですよ。
画像の緑の部分は主に目から30cmほど離れたパソコン画面を見るための距離感で、それ以外ではまったく役に立たないんです。
これが遠近両用レンズになると、中間部分はもっと狭くなるのですが、それでも絶対に中間距離が見えるグラデーションの部分は出来てしまうんですよね。
その距離感は自分でピントを調節して見やすい位置で止まってなければいけません。
パソコンなど相手が静止してれば、慣れる事で微調整も早くできるのですが、自然相手の釣りだと調節は不可能だと思ってます。
事実、”車の運転は絶対にしないでください”とメガネ店の方に念を押されました(それは愛眼さんではありません)。
釣りの場合は単焦点のレンズじゃないと細かいピントの調節ができないと思って間違いないです。
では老眼のバサーが手元を見る時はどうしたら良いのか。自分はこれまでハズキルーペを偏光グラスの上から掛けてましたが、これが実に煩わしい(笑。
コンタクトレンズの上から偏光グラスを掛けて、その上からハズキルーペではとても効率良く釣りができる訳がないですよね。
そこでメガネバスさんから提案があったのが【Hydrotac】というという貼るリーディングレンズでした。
水で何度でも貼り直せるリーディングレンズ
やっと登場したHydrotacですが、好きな度数のレンズを水で何度でも貼り直せ画期的なアイテムだったんです。
そのHydrotacですが、これが本当にすぐれもので、釣りに使う偏光グラスを老眼仕様にするならこれ一択だと確信しました。
タレックスのオーバーグラスに付けてみた
メガネバスさんには言ったのですが、タレックスも気になってたので、オーバーグラスというメガネの上から掛けられる偏光グラスをネットで購入しました。
そのオーバーグラスにHydrotacを貼り付けてみたのですが、見え方は何も言うことはありません。
オーバーグラスについては別記事でインプレしようと思うのでここでは割愛しますが、とにかくHydrotacが非常に良いんです。
ただしパッケージから出してそのまま付けるとレンズが大きすぎて視界を塞いでしまうので、ハサミで小さく切ってみました。
あくまでも自分の場合ですが、手元を見るためのレンズの部分は極力小さい方が良いと感じてます。
主にラインを結び直したり、リグを作ったりする時に手元が少しだけ見えればそれで良いのです。
あとは遠くを見るための視界をなるべく大きく取りたいので、レンズを小さくしても問題ないと思ってます。
まあダメならもう一つかってまたやり直せば良いだけで、偏光グラスはずっと使い回せますしね。
度数が進んだらもう一つ上の度数のHydrotacと入れ替えれば良いのでリーズナブルではないでしょうか。
レンズを貼るコツ
ここでレンズを貼る時の大事なコツを説明しておきますね。
広い視界を確保するためにHydrotacを小さく切って貼るのですが、位置が結構微妙です。
メガネの鼻あてに近すぎると焦点が合わないし、離れすぎると全然見えなくなります。
まずは片側、自分の効き目の方から貼って、反対側をレンズの左右対称の位置に貼ると良いです。
まあ見え方を調整しながら貼れば良いだけなんですけどね。
水で何度でも貼り直せるのは本当に便利です。しかもこのやり方だと一枚で両目に使えるので、残ったレンズは別のメガネに貼ったり、偏光グラスをもう一つ買ってそっちに回したりもできますね(セコいw)。
さいごに
偏光グラスについて、度付きまでは色んな情報がネットにありますが、老眼事情は全然見つからなかったですからね。
色々アドバイスを頂いたメガネバスさんきありがとうございました。おかげで納得の度付き老眼偏光グラスライフを送れそうです。
やはり釣り用のメガネは釣り人であるメガネ屋さんに相談するのが間違いないですね。
今回は花粉症対策も兼ねていて、コンタクトレンズだと目がゴロゴロするので度付き偏光グラスを作ろうと思ったんです。
これまで意外とテキトーに目の事を考えてましたが、単にレンズの色や性能だけじゃない偏光グラス事情がわかりました。
春先のバス釣りがこれまでより楽しみになったよー‼️
自分と同じロウガンズの方々の参考になれば幸いです。そして誰もがいつか老眼になるので、知識の1つとして覚えておいて損はないと思います。
それでは。