毎年各社から新作リールが発表されますが、そのたび各部の規格が変わるのが大変です(汗っ。
今回も2016までのDaiwa・SHIMANO系スピニングリール用のハンドルスクリューキャップを作ってすぐに、2017セオリーを見たら、また規格が変わっててビックリ!?
今回は久しぶりに苦労してしまいました(苦笑。
Daiwa 2017 THEORY(セオリー)
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
今期Daiwaからリリースされた通称17セオリーですが、勢い的に今年のスピニングリールの目玉レベルで注目されてるみたいです。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/01/daiwa-theory-2506-2508pe-h/”]そのセオリーですが、これまでのスピニングリールとハンドルスクリューの規格が変わったんですよ。
なぜ変わったのかはわかりませんが、ネジ径が大きくなってました。
自分の手元にある【THEORY 2506H】を見ると、樹脂製のハンドルスクリューキャップの外径は今までのものとほぼ一緒。
なのに中身のネジ径が大きくなってますね。
ちなみに同じDaiwaの【14イグニス2505H】とハンドルを交換してみても、どちらにもセットできてしまいます。
ハンドル自体のネジ規格は同じ。
なぜかハンドルスクリューキャップの規格だけが変更という(笑。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/02/daiwa-theory-2506h-handle-screw-cap/”]何かがおかしい
まあカスタムパーツというのはノーマルがあってこそですから、元のメーカーさんがどうやってても何も言う事はないんですけどね(笑。
でもパーツの互換性が無くなるのはユーザーさんにとっても困る事ありますよね。
パーツの使いまわしが出来なくなる訳ですから(汗っ。
自分はこんな仕事なので、工場にある他のリールからパーツを見つけてきて、使い回すという事を良くやるんですが、今回のセオリーはネジの規格が変わってるんですよ。
ネジの径だけじゃなく、ネジのピッチも変わってるんですよね。
Daiwa14イグニスに17セオリーのハンドルセットできた。なのにスクリューキャップはねじの規格が変わってるという(笑)何のために変えたのかわからない(*_*; pic.twitter.com/F6zEgyO1yS
— kakedzuka (カケヅカ) (@kakedukaSS) 2017年2月28日
なので、作っても作ってもイマイチ合わなかったんです(泣。
というのも、それまでのスピニングリールの規格では、ここ数年のモデルで変わりが無かったので気付かなかったんですよ。
ハンドルに互換性があって、キャップの外径もほぼ同じ。
となると、キャップのオスネジの規格を変えた理由が見付からないんです。
まあ自分の先入観が邪魔をしたという事なので、自分がイケないんですけどね(笑。
暴挙
あまりやりたくなかったのですが、パーツを削ってネジを露出させて調べました(笑。
規格を確認するためなので、しかたないんですがちょっと抵抗ありますね。
ネジを傷付けないほうに慎重に削り取ってやりました。
そこで初めてネジの規格が変わってた事に気が付いたんですよ(笑。
先入観は禁物
てっきりそれまでと同じ規格だと勘違いしてました(汗っ。
これまでもネジの外径が変わった時はあったのですが、ネジのピッチは一緒だったんです。
それがネジのピッチまで変えられてたとは思いませんでした(笑。
なんか意味あるのかな、これ。
ちなみに1017セオリーのハンドルスクリューキャップから、キャップにOリングがセットされてました。
防水に一役買ってるんでしょうね。
そういう進化は歓迎なんですけどね(笑。
でも、しれーっとネジの規格を変えるとかやめてほしい(苦笑。
ハンドルスクリューキャップに互換性がないので新規にパーツを作ってるのですが、ネジピッチまで変わってるのに気づかず、結構てこずってしまった(*_*; pic.twitter.com/ZHFF6zeMox
— kakedzuka (カケヅカ) (@kakedukaSS) 2017年2月28日
ホントに苦労してしまったんですよ。
量産GOサイン
さて、そんな訳で無事にプロトが削りあがり、HEDGEHOG STUDIOの社長に見せたところOKとなりました。
昨日から自動運転に入っております。
何とかプロトが出来上がって、昨日GOサイン出ました(^o^) やっと自動運転に入りました! pic.twitter.com/6NB1yY7cvD
— kakedzuka (カケヅカ) (@kakedukaSS) 2017年3月1日
見た目はほとんど今までのハンドルスクリューキャップと変わってないのですが、細かい仕様は新規作成に近いです(笑。
でもこれの前に作ってハンドルスクリューキャップがやたらと好評なので、わざわざデザインを変える必要もないですよね。
今回も2部品で構成してるハンドルスクリューキャップですが、今後はリールスタンド的なものも作る予定です。
もちろん今回のパーツに互換性を持たせますよ。
お好みで変えてもらえるようにしますので、楽しみにしていてくださいね。
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